それでは第1窟から紹介していくが特色のない窟は除く。
また観光客が多いためクリアな写真を撮る事は難しく、
照明も暗いためよほどの腕と機材がない限り美しく撮れない事を、
書き足しておく。
またいくつかの窟は入場時に靴を脱ぐ必要がある。
前期:紀元前1世紀~紀元後2世紀頃、僧侶たちの生活、修行の場。
ヴィハーラ窟(僧房) :第12窟、第13窟、第15窟
チャイティヤ窟(仏殿):第9窟、第10窟
後期:紀元後5世紀後半~6世紀頃、奥の中央に仏殿が設けらた仏殿。
ヴィハーラ窟(僧房) :第1~8窟、第11窟、第14窟、第16~18窟、
第20~25窟、第27~28窟、第30窟
チャイティヤ窟(仏殿):第19窟、第26窟、第29窟
<第1窟> 6世紀のヴィハーラ窟(僧房)
入口の上部が赤く塗られている。
第1窟の見所はなんと言っても奥にある本尊の左側の蓮華手菩薩であろう。
恐らくアジャンタの壁画と言えばこれである。
法隆寺金堂の勢至菩薩壁画の源流と言われている。
その他にも釈迦の前世を描いた壁画が数多く残されている。
そして天井画も忘れずに。
<第2窟> 6世紀のヴィハーラ窟(僧房)
入口の天井にも色の残った絵がある。
千体仏。
柱の細かい彫刻も美しい。
天井にもびっしりと描かれている。
壁画はフレスコ画でまず石の壁面を平らにするため、
泥と牛糞に動物の毛を混ぜて1~1.5Cm程度の厚さに塗り、
乾燥させて後に石灰を塗って滑らかにしたそうだ。
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