教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

最近のいじめ自殺を悲しむ。

2006年11月02日 13時29分27秒 | 受験・学校

北海道滝川市の小学校六年女子児童のいじめが原因で自殺の事件を発端にマスコミが取り上げるきつかけになりました。なぜ学校の担任の先生が、生徒の相談に真剣に載らなかったのでしょうか。身近なカウンセラーであるべき担任の先生です。学校も校長先生を始めいじめに対する真摯な取り組みに欠けていたのでしょうか。教育委員会も遺書がいじめに当たるか当らないかはっきりしたコメントを発表していませんでしたが、大阪の元高校の先生がいじめに当たる文章だと判断され教育委員会に遺書を読む国語力が無いと批判されて朝日新聞の「読者の声」に投稿されていました。命が失われてから、何を言っても始まりません。二度とこの世に戻って来ません。学校を管理する教育委員会も校長先生も担任の先生も、生徒の命を何と思っているのでしょうか。自分の命ではないので、生徒が自殺しても痛くも痒くも無い他人ごとでは、血も涙いも無い人間性の無い教育界になります。皆命を大切にしなくなります。いじめで自殺に追い込むれた生徒の霊も浮かばれませんし、お子さんを育て上げたご両親の哀しみも癒されません。福岡県の中学校では、前担任が、生徒のお母さんから受けた相談内容を他の生徒に暴露し、いじめ発言から自殺に追い込まれています。誰を信頼して良いのか分からない時代です。相談内容は、秘密厳守が常識です。人権の侵害になります。いじめ自殺が起こってから、生徒から聞き取り調査をしても無駄です。いじめも、非行も小さい内に対処するのが生活指導の鉄則です。臭いものには、蓋方式ではいじめの犠牲者が増えるばかりです。教育委員会と学校、保護者の連携でいじめ問題を解決する時期に来ています。学校の部活動でもいじめ事件が起きました。部活動でいじめを受け岐阜の中学校二年生女子が自殺、長崎県立の高校女子一年生が、部活動中トイレで首つり自殺を図り意識不明のまま病院へ運ばれたと言う死亡の記事です。先生同士のいじめ自殺では、千葉で校長に怒鳴られ中学校の男性教諭が自殺、鹿児島では上司からパアハラを受けた中学校の女性教諭が自殺、傷ましい事件ばかりです。今回の必修漏れ問題では、茨城県立のS高校校長の自殺です。生徒の模範となるぺき教育者が、命を粗末にしないで下さい。本来基本的人権が守られて居るべき学校での人権が無視されています。なぜお互いの立場に立ち、思いやりを持ち、人間性を尊重しなかったのか分かりません。新聞を読みますと学校関係の自殺事件ばかりです。命と心の教育の大切さをもう一度皆で考え直しましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする