教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

たった一人の新入生 13歳の漁師、家族や島民に見守られ中学入学

2016年04月11日 20時47分41秒 | 受験・学校・学問
西日本新聞2016年04月11日16時13分
っかり
『たった一人の新入生 13歳の漁師、家族や島民に見守られ中学入学
 長崎県五島灘に浮かぶ江島(えのしま)(同県西海市)で5年間休校状態だった中学校に7日、1人の新入生が入学した。2010年に和歌山県から移住し漁師になった柏木世次(せいじ)さん(52)の長男聖矢さん(13)。既に父と漁に出る一人の漁師でもある。「この島で一人前になってずっと生きていきたい」。小さな島に暮らすことを決意し、どんな荒波も乗り越えていくつもりだ。
江戸時代から捕鯨基地として栄えた江島は、西海市中心部から30キロの五島灘に浮かぶ離島。昭和30年代には約1300人が暮らしたが現在はその1割にまで減った。唯一の学校の江島小中学校は2010年度に中学生1人が卒業した後、柏木さん方の3兄弟が小学校に通うだけだった。
聖矢さんは小学4年から父の漁を手伝う。初めは船の上で立つのがやっと。最近は船酔いもしなくなり、父と沖に出て1日で伊勢エビ30キロを水揚げしたこともある。入学式前日の6日、漁港近くの作業小屋で破れた網を器用に補修しながら「まだまだですねえ」と照れ笑いした。
学校には同級生も先輩もいないが、寂しさはないという。島ぐるみで大人たちが家族のように関わってくれるからだ。7日の入学式には島民ら24人が駆け付けた。柳堂圭章校長が「島の皆さんが望んでいた入学。大きく成長しましょう」と語り掛けると、聖矢さんは「勉強に部活動、漁の仕事を頑張る。将来は父を超えるすごい漁師になりたい」と夢を語った。
入学式では言わなかったが、聖矢さんにはもう一つの夢がある。それは「大将になる」こと。過疎化が進む島を自分の力で引っ張りたい、との思いが次第に強くなってきた。「周りに同世代がいない分、僕が地域の先頭に立たないといけませんから」。家族や島民に見守られ、13歳の挑戦が始まった。』
=西日本新聞朝刊
第一次産業の漁業を継ぐ後継者が少なく。高齢化している今日頼もしい聖矢君です。
学校では学べない大自然の海から学ぶことも沢山有ると思います。海ととも生きることにより人生の意義を見つけ出せると思います。これから健康と怪我に注意して、島の皆さん方の為にもしっかり頑張って下さい。

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