麺庭 寺田屋@東近江市新出町:背脂&たまり

この日、先日愛荘町にオープンした「自家製麺と定食 弦乃月」に行って、あのお店の朝ご飯以外のメニューを昼に狙ったのだが、残念なことにお店に到着したのが丁度完売した時間とイコールだったみたいでありつけず、残念。(弦乃月としては、コレではいけないということで、オープン以降、早速厨房内に増産体制を敷き、せめてお昼の時間帯までは売り切れじまいにならないように対策をしたようだ。)
そのようなことだったので、だったらコチラ麺庭寺田屋も、オープン日に営業第1号のラーメンを食べて以来のご無沙汰なので、その足で寄ってみることにした。
外待ち行列覚悟で赴いたが、店内満席の外待ちなし状態。暫く待つことにした。
お店の玄関扉に、地元滋賀報知新聞に掲載された記事。「地元愛溢れる店主が作る」かぁ(笑)。
待合椅子の傍らに松吉製麺の麺箱が積んである。麺庭寺田屋を開業するに当たり、どの麺屋さんに決めるかの紆余曲折についてはいろいろと聞くところであるが、結果的に製麺を松吉製麺に依頼することになったことも、また「地元愛」のひとつのかたちとしてジモティからの評価につながるではないだろうか。外待ちの間に近所の奥さんがミニバンにたくさんの子供達を乗っけて来ては、「あー、今日はしばらくは子供連れ6人ではムリやね〜、お腹好かせてるし他行くわぁ〜。また来るしぃ〜。ほな、テラダさん、ガンバッテやぁ〜。」と言って去っていく。すでにこういうやり取りが、ご近所と成立して久しいようだ。もちろん、ご近所関係のみならず、駐車場には他府県ナンバーもやって来る。
外で待っている間、気になったのはこの重量計測器。使われていないようで、使われているようで。使っているとしたら、何の目方を量っているのか???
およそ25分は待ったかな?店内、客席は8席だが、先客はグループ客だったらしく、私達の後ろに続くお客さんと総入れ替え制みたいな感じで店内に通された。
まず、何より、店内にエアコンがついた。ほとんど効いてないけど。そして「たまり」「レッド」「せあぶら」の三種メニューはデビュー当初と変わらずだけれど、それぞれの木札には「改」の字が加わっている。そして、サイドメニュー&酒のアテとしてのトッピング等、若干メニューに広がりが出来てきた。今回は、私は「せあぶら」を、同行者は「たまり」を注文。
厨房の茹で釜の前には工業用扇風機を置いて、釜の熱を外に放出するように工夫している。この日、この夏の暑さのピークは過ぎた感だったが、甲子園で高校球児らが熱戦が繰り広げられていたころは、ホント暑かったろうな、作る人も食べる人も。麺は釜で泳がせ、平ザルで掬う形にあくまでこだわる。そして、時短よりも、より丁寧に、一杯一杯を作ることに専念する。それで、いいと思う。
先に同行者注文の「たまり」が出来上がってくる。「改」としたのは、具に赤コンニャクが載るようになったことの他に、なにがあるのだろうか???
続いて「せあぶら」到着。「たまり」の上から背脂を降り積もる雪の如く散らせて(店内暑いけど)
この背脂、見た目のインパクトにずいぶんしつこそうだが、食べ始めてみると全くそのようなことがなく、高井田系の醤油に背脂のまろやかな甘味が加わる。中太ストレート麺の主張、斜め切りの青ネギの薬味感、極太メンマ・しっとりしっかりのチャーシューに、赤コンニャク...赤コンニャク...コレ自体、私は余り好きなものではないのだけれど、こうしてラーメンの具として食べてみると、案外違和感のないのが不思議なくらい。これも、地元愛のひとつ???
4月の開店とうしょより、やっと暑い季節を乗り越えようとしている麺庭寺田屋。秋は雨でもなければ、さぞかし快適なロケーションでラーメンが楽しめるようになることだろう。そして、初めての冬を迎えることになる、か。また来よう。

麺庭 寺田屋ラーメン / 八日市)
昼総合点★★★★ 4.5

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