本日はチャイコフスキーの交響曲第5番です。これも前回のマーラー「復活」と同様にクラシック好きなら持っていて当然の超有名曲なんですが、恥ずかしながら持っていませんでした。チャイコフスキーと言えばピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、くるみ割り人形など昔から愛聴しているのですが、交響曲に関しては最初に購入したのが第6番「悲愴」でして、文字通りの悲愴な暗さにゲンナリしてしまい、他の交響曲も敬遠していた次第です。でも、第5番は実に素晴らしい内容でした。聴く順番を間違えたとしか言いようがありませんね。チャイコフスキーにしては力強い曲風で、これぞ交響曲とでも言うべきスケールの大きな名曲です。
第1楽章は全体的に勇壮な行進曲風の仕上がりですが、冒頭クラリネットの奏でる哀調あふれる主題と中間部の美しい弦楽アンサンブルがアクセントになってます。第2楽章アンダンテ・カンタービレは思わず歌詞をつけたくなるようなロマンチックな旋律。特に出だしの部分、静かな弦の調べに乗ってホルンが主題を奏で、そこに弦楽アンサンブルが加わるあたりは無類の美しさでしょう。第3楽章はワルツ調の曲調で、6分弱と時間も短く箸休め的な存在でしょうか?続く第4楽章はオーケストラをフルに使った雄大なフィナーレ。どことなくブラームスの交響曲第1番最終楽章を思い出すのは私だけでしょうか?特に最後の2分あまり、トランペットが高らかに主題を歌い上げ、それにオーケストラ全体が呼応するあたりが最高の盛り上がりです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/ff/91e6c1ace371c3f1376b009cbadb1133.jpg)
CDはクラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のものを買いました。天下のベルリン・フィルによる演奏もさることながら、カバーの絵が何とも意味深で心惹かれました。刃物を持つ乙女は何のモチーフでしょうか?
このCDにはムソルグスキーの歌曲「死の歌と踊り」も収録されています。文字通り死をテーマにした暗く不気味な歌で、歌詞も瀕死の病人を死神が黄泉へ誘うという何とも陰気な内容。重低音のオーケストラもさることながら、低くドスの効いたバリトン独唱がまさに死神さながらの歌声です。チャイコフスキーとはロシアつながりですが、第5交響曲とはあまりにも対照的な暗い曲です。
第1楽章は全体的に勇壮な行進曲風の仕上がりですが、冒頭クラリネットの奏でる哀調あふれる主題と中間部の美しい弦楽アンサンブルがアクセントになってます。第2楽章アンダンテ・カンタービレは思わず歌詞をつけたくなるようなロマンチックな旋律。特に出だしの部分、静かな弦の調べに乗ってホルンが主題を奏で、そこに弦楽アンサンブルが加わるあたりは無類の美しさでしょう。第3楽章はワルツ調の曲調で、6分弱と時間も短く箸休め的な存在でしょうか?続く第4楽章はオーケストラをフルに使った雄大なフィナーレ。どことなくブラームスの交響曲第1番最終楽章を思い出すのは私だけでしょうか?特に最後の2分あまり、トランペットが高らかに主題を歌い上げ、それにオーケストラ全体が呼応するあたりが最高の盛り上がりです。
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CDはクラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のものを買いました。天下のベルリン・フィルによる演奏もさることながら、カバーの絵が何とも意味深で心惹かれました。刃物を持つ乙女は何のモチーフでしょうか?
このCDにはムソルグスキーの歌曲「死の歌と踊り」も収録されています。文字通り死をテーマにした暗く不気味な歌で、歌詞も瀕死の病人を死神が黄泉へ誘うという何とも陰気な内容。重低音のオーケストラもさることながら、低くドスの効いたバリトン独唱がまさに死神さながらの歌声です。チャイコフスキーとはロシアつながりですが、第5交響曲とはあまりにも対照的な暗い曲です。