メンデルスゾーンと言えば泣きのメロディが印象的なヴァイオリン協奏曲、本ブログでも紹介した交響曲「スコットランド」&「イタリア」がクラシックファンの間で根強い人気を誇っていますが、最も有名な曲と言えば今日ご紹介する「真夏の夜の夢」の中の「結婚行進曲」で揺るぎないでしょう。♪パパパパーン、パパパパーンと高らかなトランペットで始まるこのメロディ。ワーグナーの「ローエングリン」の「婚礼の合唱」と並び、古今東西を問わず結婚式の定番ですね。男性の私でも思わずテンションが高まるアゲアゲ↑のメロディです。ただ、それ以外にも名曲が目白押しなのがこの「真夏の夜の夢」。シェイクスピアの同名の劇のために作られた、今で言うサントラのような作品で、思わず心が浮き立ってくる勇壮な「序曲」、女声ボーカルが入る幻想的な「妖精の歌」、ホルンの調べが美しい「夜想曲」と全編に渡って親しみやすい旋律に満ちあふれています。
CDはオットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団のものを買いました。クレンペラーは戦前から活躍する伝説の名指揮者ですが、88歳まで長生きしたおかげでステレオ時代にも比較的録音が残されています。本盤も1960年の録音ですが、音質も良好ですし半世紀前の演奏とは思えないですよ。なお、CDには「フィンガルの洞窟」が収録されています。この曲はメンデルスゾーンがスコットランドを訪れた際に、ヘブリディーズ諸島にある有名な洞窟にインスパイアされて作った曲だそうです。メンデルスゾーンはこの旅行をもとにスコットランド交響曲も作曲していますし、随分と実りのある旅だったようですね。10分あまりの曲ですが、短調の陰りのあるメロディを基調としながら、途中にドラマチックに盛り上がるシーンもあり、コンパクトにまとまった名曲だと思います。
CDはオットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団のものを買いました。クレンペラーは戦前から活躍する伝説の名指揮者ですが、88歳まで長生きしたおかげでステレオ時代にも比較的録音が残されています。本盤も1960年の録音ですが、音質も良好ですし半世紀前の演奏とは思えないですよ。なお、CDには「フィンガルの洞窟」が収録されています。この曲はメンデルスゾーンがスコットランドを訪れた際に、ヘブリディーズ諸島にある有名な洞窟にインスパイアされて作った曲だそうです。メンデルスゾーンはこの旅行をもとにスコットランド交響曲も作曲していますし、随分と実りのある旅だったようですね。10分あまりの曲ですが、短調の陰りのあるメロディを基調としながら、途中にドラマチックに盛り上がるシーンもあり、コンパクトにまとまった名曲だと思います。