※本記事の写真はE-520でなくコンパクトデジカメで撮影したものです※
宮島連絡船は22時台が最終便で、それ以降は翌朝の6時頃の始発便まで、対岸へ渡る方法はない(はずだ)。そして宮島にはコンビニがない。
こんな環境の「島」で一夜を過ごすのは生まれて初めてだった。
だが、桟橋から厳島神社にかけては、土産物屋や宿(小規模でやや高級な旅館風ホテルが中心)などが多い一大観光地であり、そもそもコンビニがなくても、自動販売機や宿の売店があるから、今回はまったく不安・不便はなかった。
今日の宿は、2食付(おいしかった)で天然温泉があるとはいえ、昨日の広島市の宿の3倍位の宿泊料。山側の5階の部屋だったので、窓から町並みが見渡せた。
真下が参道だが、その向こうまで黒い瓦屋根の家がびっしり立ち並んでいる。
ここからは見えないが、観光客が行かない桟橋の神社と反対側には、中学校などもあって、2000人ほどが島内に住んでいるようだ。
厳島神社の大鳥居は日没から23時までライトアップされている。しかも今日は22時近くが夜の満潮だ。まだ連絡船がある時間とはいえ、この光景をじっくり眺められるのは、タイミングのいい日に島に泊まった人だけの特権だろうと、見に行く。
他のホテルからも同様の人が中には浴衣で出てきていて、結構にぎやかだ。
小型の観光船もあるらしく、今日のような満潮時は鳥居の下をくぐるようだ。鳥居をくぐる直前、船の乗客がいっせいに柏手を打った。今日の昼、あの場所に自分が立っていたのが信じられない。
神社の社殿もライトアップされているが、もちろん中には入れず静まり返っている、と思いきや中で青白い光が動く。よく見るとLED懐中電灯を持った神社の職員2人が見回りをしていた。
厳島神社のある部分は入り江というか湾状になっていて、そのいちばん奥が社殿だ。社殿の裏手は、紅葉谷や水族館などへ続く道だが、真っ暗だ。この道を通って参道や宿の対岸まで行く。15分位かかっただろうか。ここまで来る人は少ないが、逆の位置から大鳥居を眺められる。
反対側からの大鳥居。連絡船がやって来た。対岸の廿日市の明かりも見える。
松並木の砂利道で、手すりにカメラを置いてぶれないようにしながら写真を撮っていると、後ろで砂利を踏みしめて誰かが歩いて来る。「ザクッ」と近くで足音が止まったので驚いて振り返ると、鹿がいた! 向こうもこんな所に人間がじっとしていたので一瞬驚いたようだったが、しばし立ち止まってまた歩いて行った。暗くても寝ていないヤツがいたのだ。
宮島連絡船は22時台が最終便で、それ以降は翌朝の6時頃の始発便まで、対岸へ渡る方法はない(はずだ)。そして宮島にはコンビニがない。
こんな環境の「島」で一夜を過ごすのは生まれて初めてだった。
だが、桟橋から厳島神社にかけては、土産物屋や宿(小規模でやや高級な旅館風ホテルが中心)などが多い一大観光地であり、そもそもコンビニがなくても、自動販売機や宿の売店があるから、今回はまったく不安・不便はなかった。
今日の宿は、2食付(おいしかった)で天然温泉があるとはいえ、昨日の広島市の宿の3倍位の宿泊料。山側の5階の部屋だったので、窓から町並みが見渡せた。
真下が参道だが、その向こうまで黒い瓦屋根の家がびっしり立ち並んでいる。
ここからは見えないが、観光客が行かない桟橋の神社と反対側には、中学校などもあって、2000人ほどが島内に住んでいるようだ。
厳島神社の大鳥居は日没から23時までライトアップされている。しかも今日は22時近くが夜の満潮だ。まだ連絡船がある時間とはいえ、この光景をじっくり眺められるのは、タイミングのいい日に島に泊まった人だけの特権だろうと、見に行く。
他のホテルからも同様の人が中には浴衣で出てきていて、結構にぎやかだ。
小型の観光船もあるらしく、今日のような満潮時は鳥居の下をくぐるようだ。鳥居をくぐる直前、船の乗客がいっせいに柏手を打った。今日の昼、あの場所に自分が立っていたのが信じられない。
神社の社殿もライトアップされているが、もちろん中には入れず静まり返っている、と思いきや中で青白い光が動く。よく見るとLED懐中電灯を持った神社の職員2人が見回りをしていた。
厳島神社のある部分は入り江というか湾状になっていて、そのいちばん奥が社殿だ。社殿の裏手は、紅葉谷や水族館などへ続く道だが、真っ暗だ。この道を通って参道や宿の対岸まで行く。15分位かかっただろうか。ここまで来る人は少ないが、逆の位置から大鳥居を眺められる。
反対側からの大鳥居。連絡船がやって来た。対岸の廿日市の明かりも見える。
松並木の砂利道で、手すりにカメラを置いてぶれないようにしながら写真を撮っていると、後ろで砂利を踏みしめて誰かが歩いて来る。「ザクッ」と近くで足音が止まったので驚いて振り返ると、鹿がいた! 向こうもこんな所に人間がじっとしていたので一瞬驚いたようだったが、しばし立ち止まってまた歩いて行った。暗くても寝ていないヤツがいたのだ。