広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

秋の遠足(秋田市平和公園)

2008-09-29 18:09:08 | 秋田の季節・風景
僕が卒業した秋田市中心部の小学校では、春にバスを利用した遠足が行われ、秋には徒歩での遠足が行われていた(週休2日・前後期制になった現在はどうなのだろう)。
秋の遠足の行き先は、八橋運動公園か平和公園だった。

平和公園は旧秋田藩主佐竹氏の菩提寺の天徳寺裏の丘(山?)にあり、仏舎利塔(平和塔)が目立つ、市営の墓地公園であるが、僕には墓地というより、遠足の場という認識が強い。

この山の北西部には、外旭川・飯島地区など水田地帯が広がる。
以前の記事で四ツ小屋の水田地帯を取り上げたが、Googleマップの衛星画像で見てみると、四ツ小屋よりもこちらの北西部の水田の方が面積は広い。
平和公園から黄金色の水田が見えるはずだ。小学校の遠足以来だと思うが、訪れてみた。


通常であれば、天徳寺山門付近から登るのだが、もう少し西寄りの秋田市斎場の奥から“入山”してみた。
階段がしっかり整備されている。右手は開けていて墓地、左手は木が茂っている。その茂みの中にこんなものが・・・

プログラムオート F/7.1 1/160 露出-0.3 トリミングあり
ウズラかな?

段数が多く、角度もやや急で息切れしてしまった。このような運動をしたのは久しぶりだから、結構堪えた。
でも日差しはあるが暑くなく寒くなくいい気候で、風に当たってしばらく休んだら元気になり、この後は(ずっと下り坂とはいえ)苦しいことはなかった。

階段を昇りきって右に行くと、遠足で訪れた平和塔や芝生の広場があるが、まず左に行ってみる。
「展望広場」という看板があり、階段がさらに続いているので行ってみると、東屋があったが、木がうっそうとしていて、まったく展望じゃない。
この山は園内の墓地区画やそこに続く道路(車が入れる)部分は切り開かれて明るいが、それ以外は針葉樹が多く、あまり景色がいいわけではない。
墓地区画にA・B・C・・・とアルファベットが付けられているが、後半の方の区画が続く。山の斜面側の区画もあったが、いちばん奥の区画は外向きで、景色が見渡せた。

プログラムオート F/8 1/200 露出-0.3
左手に男鹿半島、中央に水田(飯島の組合病院辺り)が見える。
新鮮な花が供えられているお墓がちらほらと目に付く。枯れたものは見当たらない。
市内の寺町では、さっさと片付けてしまったり、逆に枯れたのがいつまでもあったり、寺院によってまちまちだが、ここは管理が行き届いているのだろうか。

ここより先の道はないので、引き返して平和塔の方へ向かう。
公園内でもアップダウンがきつい。何組か墓参りや散歩する人がいる。

プログラムオート F/7.1 1/250 露出-0.3

先ほどとは別の「展望広場」があった。
こちらは、見るからに見晴らしがよさそうなので、登ってみると、所々視界がさえぎられるが、男鹿半島・土崎港のポートタワーセリオン・水田・住宅地・日本海と秋田市らしい景色が存分に楽しめた。青空も広がって気持ちいい。(これらの写真は別記事にします)
平和公園でいちばん眺めががいい場所だろう。

さらに進むと、すぐに平和塔の裏側が見えた。
反対側には今まで見えなかった、太平山・手形山・秋田大学鉱業博物館など東側の視界も一瞬開けた。

プログラムオート F/7.1 1/250 露出-0.7
正面に回ると、平和塔を見上げるように芝生の広場がある。昔、遠足で訪れた時の記憶そのままで懐かしい。
子供の頃の記憶といえばそんなものなのだろうが、この芝生(と後ろの松林)の中だけで自由時間を過ごしたのかと思うと、だいぶ狭く思える。さっきの展望広場が近いのに、行った記憶がないのは、園内を車が走ることや墓地公園であることに配慮して、学校側で行かせないようにしていたのだと思う。

平和塔の正面から天徳寺山門そばの表口へ下りる道に来ると、やっと秋田市街側の視界が開けた。少し小高いところに赤いベンチが置かれていて、そこからの眺めも良かった。

秋晴れでとても気持ちのいい「遠足」だった。
平和公園も改めて行ってみて、いい場所だと思ったので、また行ってみよう。
園内には主に墓地の部分にトイレ・水飲み場はあったが、自動販売機はなかった。すぐ街に下りられるとはいえ、暑いときは飲み物持参がよさそう。
コメント (1)
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