広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

松江城周辺

2009-09-11 20:00:03 | 旅行記
※この旅行記の1つ前の記事はこちら
※この旅行記を通して見たい方は、旅行記とお土産など複数のカテゴリーに入っているため、2009年9月の記事一覧からご覧ください。
松江の最後に、定番観光地である松江城周辺を訪れた。
大橋川北岸のしんじ湖温泉周辺の宿からはそう遠くないし、街の様子を見ながら歩いて行ってみる。
JR松江駅からだとバスを利用した方がよさそう。交通局の観光循環バス「ぐるっと松江レイクライン」では200円だが、あちこち回るなら500円の一日乗車券がおトク。
お城周辺への単純な往復だけなら、交通局や一畑バスの一般路線バスの方が、本数が多いし、わずかに安い(県庁前まで170円。ただし市営の北循環線は200円)。

松江は大阪や広島とともに「水の都」と言われるが、宍道湖・中海のほかに、お城周辺に人工の川「堀川」がある。現在は屋形船の遊覧船「ぐるっと松江堀川めぐり」がある。「だんだん」では主人公の祖母(吉田栄作の母、三林京子)がその船頭という設定だった。

城の南側では、大橋川の北150メートル付近を並行して流れており、そこにメインの発着場がある。1周50分、15分間隔の運航で1200円(当日に限り乗り降り自由?)とのことだが、1人で乗るのはちょっと恥ずかしいのと時間の関係でパス。
堀川からお城の間には日赤病院、県庁などがあり、商店街もある。
狭い一方通行で商店が並び、秋田市の仲小路に似た感じ
車がスピードを出せないよう、車道部分にだけ意図的なカーブが作られているが、バス路線になっていて、大型バスがくねくねと走る。

松江は古い建物が多く残る。この周辺では
旧日本銀行松江支店(1938年築)
現在は「カラコロ工房」という、工芸体験や飲食店の入る観光施設になっている。
旧山陰合同銀行北支店(1926築、元八束銀行本店)
こちらは今年7月まで現役の銀行だったもの。観光施設として活用しようという動きが出ているようなので、今後に期待。
銀行旧店舗の観光施設といえば、僕には秋田市の赤れんが郷土館(旧秋田銀行)、弘前市の青森銀行記念館がなじみ深いが、そんな感じになるのかな。

大橋川の対岸(駅側)になるが、商店街には
 出雲ビル(1928築)
現役のようだ。上の方に「ルビづい」とある。「いづも」でなく「いづ」になってる?

お城のすぐ下が島根県庁。右に天守閣が見える

お堀にはアオサギ
どの街でも人をおそれない鳥だ。これは今年生まれの鳥かもしれない。
石垣のある内堀を抜ければすぐ天守閣。秋田の久保田城跡、弘前城趾よりアクセスはずっと楽。
天守閣の隣に「興雲閣」があった
1903年に明治天皇を迎えるため(実現せず、後に大正天皇が泊まった)に建てられた迎賓館。現在は「松江郷土館」として公開されているが、この日は展示替えのため臨時休館で残念。


1611年築城の松江城は、全国に12ある現存天守の1つ
僕は歴史には詳しくなくあまり興味がないけど、江戸時代そのままのお城となれば話は別。今までに弘前、松本、姫路、松山、高知を見たことがあるが、どれも素晴らしかった。
2割引になるので、周辺の3施設の共通券を購入して入る(レイクラインの一日券提示では単独入館でも割引になるが割引率は同じはず)。
 
どこのお城でもそうだが、靴を脱いで、5層6階分の狭くて急な階段を上る。でも日御碕の灯台の螺旋階段よりは楽だし、姫路城、松本城よりも楽かも。
途中階は他の城より明るい気がした。今までは必ずブレていた状況なのに、カメラの性能もあるけど、ブレずに撮れる。
てっぺんに到着
やはりお城は高い。
宍道湖(今となってはごうぎん本店ビルからの方がよく見えるけど)

堀川を遊覧船が行く
右下で建築中なのは来年秋開館予定の「松江市歴史資料館(仮称)」。
【12日追記】松江藩は外様の堀尾家→京極家が24万石で治めた後、1638年から幕末までは親藩松平家の18万6千石だった。日本史は苦手で知識がないけど、珍しいケースではないだろうか。
秋田なんか、ずっと佐竹家で、現県知事まで佐竹(分家の末裔)さんなのに。

城内は広いけど、起伏が少なく、わりと歩きやすかった。今度は北側へ抜ける。

ここは「塩見縄手」といって堀川沿いに武家屋敷が建ち並び、今は観光施設が並ぶ。
いちばん端が「小泉八雲記念館」
建物自体は新しいようだが、八雲に関する資料が展示されている。
八雲は1年3か月しか松江にいなかった(寒いのが苦手だったようで、次に転居した熊本時代の方が長い)が、結婚し、日本文化に触れて怪談などを執筆した松江滞在が重要な経験だったようだ。
隣が「小泉八雲旧居(別名ヘルン旧居)」
記念館と紛らわしいが、こちらは、元武家屋敷で、実際に八雲夫妻が半年間暮らした家。
記念館は、天守閣などと共に松江市が管理(実際には指定管理者がいる)していて共通入場券があるが、こちらは民間(おそらく所有者が管理)施設。「共通券は使えません」と掲示があった。
ところで「クラブオフ」という一部クレジットカードや保険の加入者が入れる優待サービスがある。珍しいことに、オリンパスの製品ユーザー登録者も加入できるので、僕も加入していた。この旧居は、クラブオフ会員は入場料が350円から50円引きになるとのことなので、利用させてもらった(サイトに接続しクーポンを印刷する必要あり)。

3方に庭のある屋敷で、視力の悪かった八雲に合わせて特注の高い机が置かれている。机の上にはほら貝が置かれていたが、夫人や女中を呼ぶ時に好んで吹いていたとか。
数件置いた隣が「武家屋敷」
こちらは共通券の対象。屋内に上がっての見学はできなかったが、竹林があったりして、秋田の角館の武家屋敷とは少し違う。
 
これで一通り見た。

大橋川の橋から伯耆(ほうき)富士、出雲富士とも呼ばれる大山(だいせん)が見えた。滞在中は曇りがちでほとんど見られなかったが、立派な山のようだ。

もっと時間があれば、お城の西側や市民の生活の場をじっくり見たかったけど、初めての松江はなかなかいい街だと思った。また来たい。
松江については、駅弁お土産バス、信号機(その1その2)、選挙ポスター掲示場など後日記事にするつもりですが、次回旅行記としては鳥取県へ向かいます
コメント (2)
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1年経過

2009-09-11 19:20:58 | デジカメ
おかげさまでこのブログもまもなく1年だけど、今月初めで一眼レフデジカメ、オリンパスE-520を買って1年が過ぎた。買って良かったと大変満足している。

ほとんどの一眼レフデジカメには、製造後何回シャッターを切ったかなどが分かる隠しコマンドがあり(興味のある方は検索してみてください。公式なものではないので、信憑性は不明ですし、自己責任でお願いします)、オリンパスのカメラにもある。
それによれば、21621回で、1日当たり60枚も撮っている。たしかに何でもパシャパシャ撮ったからな…
シャッターには寿命があり、3万回とか5万回と言われている。もうちょっと慎重に撮るべきか?
ちなみにフラッシュの発光回数も分かり、わずか110回。これはそんなもんだろう。

さて、オリンパスでは「フォトパス」というユーザー向けサイトがあり、たまに懸賞をやっているので、応募している。
先日、「ご当選のお知らせ」というメールが届いて、「オリンパス創立90周年「オリンパス・スペース・プロジェクト」記念グッズ プレゼントキャンペーン」に当選したから、登録した住所を確認してね、のこと。そういえば応募した記憶はあるが、何が当たるんだっけ?

今日、荷物が届いた。突然届いて当選を知るのはうれしいけど、今回はメールの予告があったから、「来たか」といった程度。でも中味はなんだろう?
 
送り状にも「記念グッズ」とあるだけで、何だか分からないので高級そうな箱を開けてみる。
一瞬、何だか理解できなかった。
上段の長いものはオリンパス創立90周年記念のストラップ。では下段は?

両端の丸いのは透明なレンズキャップ、真ん中はその解説書。
会社創立90周年の「オリンパス・スペース・プロジェクト」は、若田さんに一眼レフのE-3を持って宇宙に行って撮影してきてもらうもの。このレンズキャップは「宇宙ステーションで使用するために特別に開発した「スペース用キャップ」のレプリカです」」とのこと。
何で透明なんだろう? 色が付いていた方が有害な光線をシャットアウトできそうだけど。
左はいつものレンズキャップ
2つのスペース用キャップのフィルター径は67ミリと72ミリ。僕の持っている安いレンズは58ミリだから大きすぎて使えない。もったいないから使うつもりはないけど。
1000名に当選したようだが、運がいいと思っていいかな。


ところで、E-520にはカメラに付いてきた布製ストラップを付けて使っている。夏にTシャツを着てストラップを首からかけると、撮っているうちに肌にストラップが直に当たって汗を吸ってしまい、汗臭くなってしまった。消臭スプレーでごまかしていたけど、数千円だから買い換えようかと思っていたところ。
やっぱり90周年のものを使うわけにはいかないから、いずれ買おう。
コメント (4)
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