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※この旅行記を通して見たい方は、旅行記とお土産など複数のカテゴリーに入っているため、2009年9月の記事一覧からご覧ください。
松江を後にして山陰本線の特急で東へ。
松江市街地を抜けると、大橋川と並走する。宍道湖から中海へ流れる川なので、松江市街地より下流になる。

(左)塩楯島という島にある手間天神社、(右)さらに進むと中海が見えた
松江から15分ほど、次の停車駅、安来(やすぎ)市の安来駅で下車してみた。島根県最東端、人口4万。駅裏に日立金属の大きな工場があった。
東隣はもう鳥取県の米子駅
駅舎は2008年春にできたばかりで新しい。内部は木材を多用し、天井が高い。観光案内所や地元産品販売所、休憩スペースがある。

コンセプトや施設の配置が、田沢湖線(秋田新幹線)の田沢湖駅と共通する点が多いと思った。駅の規模としても田沢湖と同じくらいだから、安来は人口の割には小さいかな。
今回の旅行はNHKの朝ドラの話が多いが、来年度前半は、水木しげる氏の半生をテーマにした「ゲゲゲの女房」。水木さんは安来とは中海の対岸の鳥取県境港市だが、安来出身の夫人の自伝をドラマにするようだ。
そして、
園山さんの絵
そう! 安来といえばなんといってもどじょうすくいの安来節。駅舎の外にはどじょうすくいの看板が2枚。

像もあって、
「すくい愛」と
看板にもなっていたキャラクター
キャラクターは「あらエッサくん」といい、安来市のマスコットキャラクターらしい。
そして、すくい愛とあらエッサくんの像は、向き合っている。
同じどじょうすくいをしているのに、この差は一体…
あらエッサくんの奥の方にも、ドジョウの像が並んでいる。
駅前を国道9号線(山陰道)が走り、市中心部からは離れているようだ。秋田の奥羽本線八郎潟駅にどことなく似ている感じ。
歩道のタイルの一部がドジョウ
マンホールは安来節
国道を渡ると100メートルほどで、中海の入り江のような所へ出た。地図では「安来港」となっている入り江の奥。
ここでも水の色がきれいだ。風も心地いい
うろうろしていると、古い街並みが目に付く
江戸時代から水運で栄えた町だったようだ。
周辺には日本画を多く展示した「足立美術館(駅から無料バスあり)」や「清水寺(きよみずでら)」などがあるが、時間もないので、このまま駅へ戻り先に進む。

駅の待合スペースをよく見ると、あらエッサくん型のテーブルがあったり水槽でドジョウが飼われていたり。ずいぶんときれいなドジョウだ。
市内ではドジョウの養殖が行われ、年間約3トンを出荷しているとのこと。
名物は「清水寺ようかん」で、複数の地元のお菓子屋さんが作っており安来駅ではもちろん、たしか松江や鳥取駅の売店でも一部発売されており、山陰では有名なお菓子のようだ。「ようかんアイス」なるものもあったので、後で紹介したい。
安来からわずか7分、松江から30分弱、あっさりと県境を越えて、鳥取県米子市に到着。米子市は人口15万弱で鳥取市より5万人ほど少ないだけ。
駅前はあまり賑やかではないが、大きな街
駅近くにサティやコンベンション施設があった。
“海に湯が湧く”皆生(かいけ)温泉、古い街並み、日野橋という古いトラス橋など見たい所だたくさんあるけど、時間がないので素通りする。
秋田市民の中には、米子といえばあることを思い浮かべる方がいると思う。
米子には「がいな祭り(“がいな”は方言で“大きい”の意味)」という総合的な夏祭りがあるのだが、その1つに「がいな万灯」というのがある。
これは、20年ほど前に、秋田の竿燈まつりをはっきり言って“パクった”もの。秋田と米子に駐屯地のある自衛隊が勝手に伝えたもので、今は円満に話がついた形になっているようだが、秋田市民としては気になる。秋田では「置き竿燈」や街灯、ロゴマーク、お菓子などのモチーフになっていて、祭り期間外でも一年中、“竿燈の街”であることが分かるが、僕が米子駅周辺を見た限りでは万灯をイメージさせるものは一切なかった。機会があれば、どんな扱いをされているのか、じっくり観察(偵察)してみたい。
JR米子駅舎
米子駅は5階建てでとても大きな駅だが、駅ビルではなく、JR西日本米子支社のオフィスが大部分。秋田駅南側に連なる秋田支社の建物の機能に当たるもの。
JR東日本秋田支社が、青森・山形両県の一部も管轄していて、青森支社が存在しないように、JR西日本には鳥取支社や松江支社はなく、米子支社が両県と広島の一部を管轄している。
また、秋田駅の南に車両基地の「秋田車両センター(旧南秋田運転所)」、隣の土崎駅に車両の保守を行う「秋田総合車両センター(旧土崎工場)」があるように、米子にもほぼ同機能の「後藤総合車両所」が置かれていて、秋田と同じく鉄道の要衝だ。
さて、このまま鳥取市へ行く前に、寄り道をする。
※この旅行記を通して見たい方は、旅行記とお土産など複数のカテゴリーに入っているため、2009年9月の記事一覧からご覧ください。
松江を後にして山陰本線の特急で東へ。
松江市街地を抜けると、大橋川と並走する。宍道湖から中海へ流れる川なので、松江市街地より下流になる。


(左)塩楯島という島にある手間天神社、(右)さらに進むと中海が見えた
松江から15分ほど、次の停車駅、安来(やすぎ)市の安来駅で下車してみた。島根県最東端、人口4万。駅裏に日立金属の大きな工場があった。

駅舎は2008年春にできたばかりで新しい。内部は木材を多用し、天井が高い。観光案内所や地元産品販売所、休憩スペースがある。


コンセプトや施設の配置が、田沢湖線(秋田新幹線)の田沢湖駅と共通する点が多いと思った。駅の規模としても田沢湖と同じくらいだから、安来は人口の割には小さいかな。
今回の旅行はNHKの朝ドラの話が多いが、来年度前半は、水木しげる氏の半生をテーマにした「ゲゲゲの女房」。水木さんは安来とは中海の対岸の鳥取県境港市だが、安来出身の夫人の自伝をドラマにするようだ。


そう! 安来といえばなんといってもどじょうすくいの安来節。駅舎の外にはどじょうすくいの看板が2枚。


像もあって、


キャラクターは「あらエッサくん」といい、安来市のマスコットキャラクターらしい。
そして、すくい愛とあらエッサくんの像は、向き合っている。

あらエッサくんの奥の方にも、ドジョウの像が並んでいる。
駅前を国道9号線(山陰道)が走り、市中心部からは離れているようだ。秋田の奥羽本線八郎潟駅にどことなく似ている感じ。


国道を渡ると100メートルほどで、中海の入り江のような所へ出た。地図では「安来港」となっている入り江の奥。


江戸時代から水運で栄えた町だったようだ。
周辺には日本画を多く展示した「足立美術館(駅から無料バスあり)」や「清水寺(きよみずでら)」などがあるが、時間もないので、このまま駅へ戻り先に進む。


駅の待合スペースをよく見ると、あらエッサくん型のテーブルがあったり水槽でドジョウが飼われていたり。ずいぶんときれいなドジョウだ。
市内ではドジョウの養殖が行われ、年間約3トンを出荷しているとのこと。
名物は「清水寺ようかん」で、複数の地元のお菓子屋さんが作っており安来駅ではもちろん、たしか松江や鳥取駅の売店でも一部発売されており、山陰では有名なお菓子のようだ。「ようかんアイス」なるものもあったので、後で紹介したい。
安来からわずか7分、松江から30分弱、あっさりと県境を越えて、鳥取県米子市に到着。米子市は人口15万弱で鳥取市より5万人ほど少ないだけ。

駅近くにサティやコンベンション施設があった。
“海に湯が湧く”皆生(かいけ)温泉、古い街並み、日野橋という古いトラス橋など見たい所だたくさんあるけど、時間がないので素通りする。
秋田市民の中には、米子といえばあることを思い浮かべる方がいると思う。
米子には「がいな祭り(“がいな”は方言で“大きい”の意味)」という総合的な夏祭りがあるのだが、その1つに「がいな万灯」というのがある。
これは、20年ほど前に、秋田の竿燈まつりをはっきり言って“パクった”もの。秋田と米子に駐屯地のある自衛隊が勝手に伝えたもので、今は円満に話がついた形になっているようだが、秋田市民としては気になる。秋田では「置き竿燈」や街灯、ロゴマーク、お菓子などのモチーフになっていて、祭り期間外でも一年中、“竿燈の街”であることが分かるが、僕が米子駅周辺を見た限りでは万灯をイメージさせるものは一切なかった。機会があれば、どんな扱いをされているのか、じっくり観察(偵察)してみたい。

米子駅は5階建てでとても大きな駅だが、駅ビルではなく、JR西日本米子支社のオフィスが大部分。秋田駅南側に連なる秋田支社の建物の機能に当たるもの。
JR東日本秋田支社が、青森・山形両県の一部も管轄していて、青森支社が存在しないように、JR西日本には鳥取支社や松江支社はなく、米子支社が両県と広島の一部を管轄している。
また、秋田駅の南に車両基地の「秋田車両センター(旧南秋田運転所)」、隣の土崎駅に車両の保守を行う「秋田総合車両センター(旧土崎工場)」があるように、米子にもほぼ同機能の「後藤総合車両所」が置かれていて、秋田と同じく鉄道の要衝だ。
さて、このまま鳥取市へ行く前に、寄り道をする。