秋田駅前(西口側)のフォンテAKITA・アゴラ広場・西武秋田店付近には、屋根が高いアーケード(分類としては「全蓋式アーケード」だけど、横がスカスカなので冬は寒い)がある。2000年完成で長さ165メートル、高さ21メートル。地元商店街などが行政の補助を受けて造った。
東側にある秋田駅東西自由通路(人工地盤)「ぽぽろーど」と一直線に続いており、このアーケードも含めて「ぽぽろーど」と見なす場合も少なくないと思う(当ブログでもそう解釈した記事があったかもしれません)が、厳密には別物。
アーケードは「大屋根」と呼ばれ、下でイベントが行われる場合は「大屋根下で開催」と告知されることがある。(以下、アーケードのことを「大屋根」と表記します)
ぽぽろーどは秋田市の管轄だが、大屋根は違うらしい。おそらく、西武秋田店や秋田ビューホテルが入るビルを所有・管理する会社である「秋田中央ビルディング」が管理しているのではないだろうか。(大屋根下をイベントで使うときは、同社に申し込むことになっている)
先週のある日の昼間、「ぽぽろーど」の西端(大屋根側)を歩いていると、「ピンポンパンポーン」というチャイムが2回聞こえ、それに続いてあらかじめ録音された女声アナウンスが流れた。周りが騒がしいのと、スピーカーまでの距離が遠くて肝心の内容が聞こえない。
というか、ここで放送が流れたのを聞いたことがない。
このご時世、聞き慣れぬチャイムが2回といえば…
もしや緊急地震速報が流れたのではないかとヒヤリとした。
フォンテの2階入口付近にスピーカーがあるようだ。ともかくアナウンスの中味を聞こうと、急いで近寄った。
周りの人たちは、放送に関心を示さない人もいるが、多くの人が何事かとキョロキョロしていた。
もう1度放送が流れた。
「ただいまから、屋根が開きます。落下物にご注意ください」(正確に記憶していないけど、内容はこんな感じでした)
なーんだ。
大屋根の天井を開くから、上から何か落ちてくるかもよ。という告知だった。
だから、ぽぽろーど部分では放送が流れなくて聞きづらかったわけだ。
地震関連ではないことが分かり、まずは安心した。
屋根の何か所かに割れ目ができた
見ていると、ゆっくりと屋根が前後(東西方向)に開きだした。いくつかのパーツに分かれていて、スライドして開く構造になっている。
モーターの音とか、どこかがきしむ音などは聞こえず、静かなもの。
その場にいて放送を聞いていた、20人くらいの人たちも足を止めて興味深そうに見ている。「落下物にご注意」と言われたから、うかつに屋根の真下にいたら頭に何か当たるんじゃないかという、不安もあったのだろう。
一方、放送を聞かなかったであろう多くの人々が、西側や沿道のフォンテ、西武、公営駐車場などから出てきて次々に大屋根の下を歩いている。
大丈夫だろうけど、万が一、落下物があったら危ない。
いったん離れて再び戻ると、屋根が全開になっていた。
不思議な光景
変な感じ
上には点検用通路がある
すると、今度は閉まり始めた。開くときよりは速度がやや早いような気がした。
半分ほど閉まって
閉まる直前
全開から全閉までは約3分。最初の放送を聞いてからは約10分ほどの間の出来事だった。
これはこれで貴重な光景を見られた。
ところで、この時は小雨が降っていた。(傘が必要かどうかは微妙な降り方)
雨や雪に当たらないで済むのがこの大屋根の最大の利点であるのに、屋根を開いてしまってはその意味がない。
しかも春休みで人出が多い日の昼間に、なんでわざわざ開閉しないといけないの?
さらに開閉は電動のようだから、一定の電力を消費するはず。節電が叫ばれる中、開けてすぐ閉める動作は本当に必要だったの?
意味が分からん。
法令で定期的に開閉して点検することが定められているのかもしれないが、そんなことは深夜・早朝にやればいい。
通る人のことを考えてほしいものです。
東側にある秋田駅東西自由通路(人工地盤)「ぽぽろーど」と一直線に続いており、このアーケードも含めて「ぽぽろーど」と見なす場合も少なくないと思う(当ブログでもそう解釈した記事があったかもしれません)が、厳密には別物。
アーケードは「大屋根」と呼ばれ、下でイベントが行われる場合は「大屋根下で開催」と告知されることがある。(以下、アーケードのことを「大屋根」と表記します)
ぽぽろーどは秋田市の管轄だが、大屋根は違うらしい。おそらく、西武秋田店や秋田ビューホテルが入るビルを所有・管理する会社である「秋田中央ビルディング」が管理しているのではないだろうか。(大屋根下をイベントで使うときは、同社に申し込むことになっている)
先週のある日の昼間、「ぽぽろーど」の西端(大屋根側)を歩いていると、「ピンポンパンポーン」というチャイムが2回聞こえ、それに続いてあらかじめ録音された女声アナウンスが流れた。周りが騒がしいのと、スピーカーまでの距離が遠くて肝心の内容が聞こえない。
というか、ここで放送が流れたのを聞いたことがない。
このご時世、聞き慣れぬチャイムが2回といえば…
もしや緊急地震速報が流れたのではないかとヒヤリとした。
フォンテの2階入口付近にスピーカーがあるようだ。ともかくアナウンスの中味を聞こうと、急いで近寄った。
周りの人たちは、放送に関心を示さない人もいるが、多くの人が何事かとキョロキョロしていた。
もう1度放送が流れた。
「ただいまから、屋根が開きます。落下物にご注意ください」(正確に記憶していないけど、内容はこんな感じでした)
なーんだ。
大屋根の天井を開くから、上から何か落ちてくるかもよ。という告知だった。
だから、ぽぽろーど部分では放送が流れなくて聞きづらかったわけだ。
地震関連ではないことが分かり、まずは安心した。
屋根の何か所かに割れ目ができた
見ていると、ゆっくりと屋根が前後(東西方向)に開きだした。いくつかのパーツに分かれていて、スライドして開く構造になっている。
モーターの音とか、どこかがきしむ音などは聞こえず、静かなもの。
その場にいて放送を聞いていた、20人くらいの人たちも足を止めて興味深そうに見ている。「落下物にご注意」と言われたから、うかつに屋根の真下にいたら頭に何か当たるんじゃないかという、不安もあったのだろう。
一方、放送を聞かなかったであろう多くの人々が、西側や沿道のフォンテ、西武、公営駐車場などから出てきて次々に大屋根の下を歩いている。
大丈夫だろうけど、万が一、落下物があったら危ない。
いったん離れて再び戻ると、屋根が全開になっていた。
不思議な光景
変な感じ
上には点検用通路がある
すると、今度は閉まり始めた。開くときよりは速度がやや早いような気がした。
半分ほど閉まって
閉まる直前
全開から全閉までは約3分。最初の放送を聞いてからは約10分ほどの間の出来事だった。
これはこれで貴重な光景を見られた。
ところで、この時は小雨が降っていた。(傘が必要かどうかは微妙な降り方)
雨や雪に当たらないで済むのがこの大屋根の最大の利点であるのに、屋根を開いてしまってはその意味がない。
しかも春休みで人出が多い日の昼間に、なんでわざわざ開閉しないといけないの?
さらに開閉は電動のようだから、一定の電力を消費するはず。節電が叫ばれる中、開けてすぐ閉める動作は本当に必要だったの?
意味が分からん。
法令で定期的に開閉して点検することが定められているのかもしれないが、そんなことは深夜・早朝にやればいい。
通る人のことを考えてほしいものです。