震災が起きてすっかり忘れてしまっていたが、今年は大雪だった。
秋田県内陸南部の横手や湯沢周辺では、学校のグラウンドや畑に雪が残り、春からの授業・部活や農作業に支障が出ているところもあるようだ。
一方、秋田市内では、すっかり雪が消え、よほど日当たりの悪い場所や大量に雪が積み上げられていた駐車場の隅にザラメ状の汚れた雪が残っているのさえ珍しくなってきた。
市民や市内の事業者が自由に雪を運んで捨てられる、「雪捨場」はどうなっているか、見に行ってみた。※以前の記事は、今年2月と2009年4月中旬があります。
場所は秋田市南西部の新屋(割山・勝平)地区、雄物新橋たもとの雄物川河川敷。今年は橋の上流側と下流側両方に雪山ができた。
上流側の堤防から
逆光で分かりづらいが、写真中央から右にかけての河川敷に黒い山のようになっているのが、捨てられて積み上げられた雪。
高さは堤防と同じくらいで、2月とあまり量が変わっていない気がする。
面積としては200メートル×100メートルくらいはある?
2009年の今頃とは比べものにならないほど多い。この分では5月になっても残っているかもしれない。
橋の上から下流側
下流側の雪山はだいぶ融けて少なくなった。(重機より向こうの真っ黒い部分が雪)
この日は止まっていたが重機が置いてあったので、雪を“かき混ぜて”いるのだと思われる。(そうやって雪を動かすことで早く融ける)
河川敷に下りてみた。
※下りる際は車両の出入り、川の水、雪山の崩落、地面の泥等に注意し、自己責任でお願いします。雪山に登るのも危険です。埋まります!
土のように見えるけど、雪です
これはいくぶん雪らしく見える?
市では雪以外のものは捨てないように呼びかけており、捨てる方も注意しているとはいえ、どうしても泥やほこりが混入してしまう。雪が融けたことにより、それらが目立ってしまうわけで、これはどうしようもない。
下流側堤防上から。雄物川は雪解け水で増水気味
重機で雪を動かしたためか、下流側の雪山には、畑の畝(うね)のような高低差ができている。
スケール感が写真では伝わらないけど、大きな畝
融けかけの雪が、おもしろい形になっていた。
さて、この近くにある、雄物川放水路から秋田運河が分かれる「新屋水門」。
老朽化したため、堤防上の道路の迂回を伴う、足掛け4年度に及ぶ改築工事が行われており、この3月で完成したようだ。(国土交通省による工事。道路部分は市かな?)
※2010年7月の記事
水門上の道路
今までは片側にしか歩道がなかったが、両側に広い歩道ができた。水門の真上にはバルコニーみたいな場所もある。
今までは水門の上を通る時は、道幅や欄干の構造上、恐怖感を感じることもあったが、これなら安心して通行できる。
凝った装飾などはないが、堅実で好感の持てる道路だと思った。
仮設道路が撤去された跡の堤防は整備され、斜面の芝を張り直したようだが、現在はまだ芽が出ておらず枯れている。
旧水門当時も、雄物川(放水路)側の河川敷を歩いて水門のすぐ横まで行かれたのかもしれないが、新しい水門では、近くに階段ができ、川岸へのアクセスが向上した。
※水量が多く水深が深いため、水中に入るのは危険です。
川岸から。右方向が秋田大橋(上流)側、左方向が雪捨場・河口
上の写真で手前に写っている門のようなものは、水門本体ではなく「スクリーン」というもので、流れて来たゴミが水門に入らないように引っ掛けるもの。小枝やゴミがたくさんたまっていた。
このスクリーンは旧水門時代からの使い回し。工事中はこの水門より手前側を仮設道路が迂回していた。
その奥に見えるトンネルのようなものが水門本体なわけだが、一般にイメージする水門の趣はない。単なるトンネルのような外観で味気ないが、とても頑丈そうだ。
堤防の裏側、秋田運河側は、従来は人が河川敷に下りられなかったはず。
しかし、新しい水門では、放水路側同様、下に下りる階段が付いて斜面には芝が張られた。(ただしこちらは柵も設置され、川岸には近づけない)
運河側から。堤防の向こうが雄物川放水路
運河側も大きな口が開いただけの水門らしくない見かけ。
雪解け水がごうごうと音を立てて運河へ流入して来ていた。
水門を背に運河の下流方向
この辺りの秋田運河は幅が狭いが、今は特に水量があって流れが速くて怖い。
運河沿いの川辺には、小公園のようなものでも造る計画があるのだろうか。川辺に下りるのは危険だが、風景としては悪くないので、そういう使い道もあるかもしれない。※2015年の状況。
※水門の続きはこちら
秋田県内陸南部の横手や湯沢周辺では、学校のグラウンドや畑に雪が残り、春からの授業・部活や農作業に支障が出ているところもあるようだ。
一方、秋田市内では、すっかり雪が消え、よほど日当たりの悪い場所や大量に雪が積み上げられていた駐車場の隅にザラメ状の汚れた雪が残っているのさえ珍しくなってきた。
市民や市内の事業者が自由に雪を運んで捨てられる、「雪捨場」はどうなっているか、見に行ってみた。※以前の記事は、今年2月と2009年4月中旬があります。
場所は秋田市南西部の新屋(割山・勝平)地区、雄物新橋たもとの雄物川河川敷。今年は橋の上流側と下流側両方に雪山ができた。
上流側の堤防から
逆光で分かりづらいが、写真中央から右にかけての河川敷に黒い山のようになっているのが、捨てられて積み上げられた雪。
高さは堤防と同じくらいで、2月とあまり量が変わっていない気がする。
面積としては200メートル×100メートルくらいはある?
2009年の今頃とは比べものにならないほど多い。この分では5月になっても残っているかもしれない。
橋の上から下流側
下流側の雪山はだいぶ融けて少なくなった。(重機より向こうの真っ黒い部分が雪)
この日は止まっていたが重機が置いてあったので、雪を“かき混ぜて”いるのだと思われる。(そうやって雪を動かすことで早く融ける)
河川敷に下りてみた。
※下りる際は車両の出入り、川の水、雪山の崩落、地面の泥等に注意し、自己責任でお願いします。雪山に登るのも危険です。埋まります!
土のように見えるけど、雪です
これはいくぶん雪らしく見える?
市では雪以外のものは捨てないように呼びかけており、捨てる方も注意しているとはいえ、どうしても泥やほこりが混入してしまう。雪が融けたことにより、それらが目立ってしまうわけで、これはどうしようもない。
下流側堤防上から。雄物川は雪解け水で増水気味
重機で雪を動かしたためか、下流側の雪山には、畑の畝(うね)のような高低差ができている。
スケール感が写真では伝わらないけど、大きな畝
融けかけの雪が、おもしろい形になっていた。
さて、この近くにある、雄物川放水路から秋田運河が分かれる「新屋水門」。
老朽化したため、堤防上の道路の迂回を伴う、足掛け4年度に及ぶ改築工事が行われており、この3月で完成したようだ。(国土交通省による工事。道路部分は市かな?)
※2010年7月の記事
水門上の道路
今までは片側にしか歩道がなかったが、両側に広い歩道ができた。水門の真上にはバルコニーみたいな場所もある。
今までは水門の上を通る時は、道幅や欄干の構造上、恐怖感を感じることもあったが、これなら安心して通行できる。
凝った装飾などはないが、堅実で好感の持てる道路だと思った。
仮設道路が撤去された跡の堤防は整備され、斜面の芝を張り直したようだが、現在はまだ芽が出ておらず枯れている。
旧水門当時も、雄物川(放水路)側の河川敷を歩いて水門のすぐ横まで行かれたのかもしれないが、新しい水門では、近くに階段ができ、川岸へのアクセスが向上した。
※水量が多く水深が深いため、水中に入るのは危険です。
川岸から。右方向が秋田大橋(上流)側、左方向が雪捨場・河口
上の写真で手前に写っている門のようなものは、水門本体ではなく「スクリーン」というもので、流れて来たゴミが水門に入らないように引っ掛けるもの。小枝やゴミがたくさんたまっていた。
このスクリーンは旧水門時代からの使い回し。工事中はこの水門より手前側を仮設道路が迂回していた。
その奥に見えるトンネルのようなものが水門本体なわけだが、一般にイメージする水門の趣はない。単なるトンネルのような外観で味気ないが、とても頑丈そうだ。
堤防の裏側、秋田運河側は、従来は人が河川敷に下りられなかったはず。
しかし、新しい水門では、放水路側同様、下に下りる階段が付いて斜面には芝が張られた。(ただしこちらは柵も設置され、川岸には近づけない)
運河側から。堤防の向こうが雄物川放水路
運河側も大きな口が開いただけの水門らしくない見かけ。
雪解け水がごうごうと音を立てて運河へ流入して来ていた。
水門を背に運河の下流方向
この辺りの秋田運河は幅が狭いが、今は特に水量があって流れが速くて怖い。
運河沿いの川辺には、小公園のようなものでも造る計画があるのだろうか。川辺に下りるのは危険だが、風景としては悪くないので、そういう使い道もあるかもしれない。※2015年の状況。
※水門の続きはこちら