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広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

掲示板/ヤマト/地下道

2011-04-03 23:08:19 | 秋田のいろいろ
以前の記事の続報をいくつか。

●巨大掲示板の欠点
選挙ポスター掲示場
秋田市では今回の統一地方選挙において、2つの選挙のポスター掲示場を1つで済ませようとしているのを紹介した
秋田杉合板(厚さ6ミリ)の市議選掲示板の上に、ラワン合板(厚さ3ミリ)の県議選掲示板を重ねて貼っているのだが、これには欠点があったのだ。
先週末撮影
お分かりでしょうか。
上の県議選の掲示板が、はがれるというかめくれてしまっている。
針ごと取れてしまっている
市内7ブロックすべての掲示場を見たわけではないが、市中心部の数ブロックにおいては、釘ではなく、上の写真のホチキスの針みたいな「タッカー」と呼ばれるもので止めている。
濡れたり乾いたりしてラワン板が反ったりしたため、タッカーが外れてしまったのだろう。複数の掲示場でこのような状態が見られた。はがれなくても、波打っているものも多い。

県議選の掲示板は縦方向に9分割されているので、幅7メートル超の板全部が同時に外れることはまずないと思われるが、どれか1枚でも、通行人の頭に落ちたり、道路をふさいだりしては危ないと思っていた。

ところが、
対処されていた
上の写真の矢印がタッカーだが、その下の白いのは釘。
新たに釘を打ち、確実に固定したようだ。

上の方の写真のめくれた掲示板はじめ、確認したすべての掲示場で同様の処置が施されていた。
市選管の設計書等では、何を使って固定するかまでは指定されていなかったようだが、施工業者としては釘よりも打つ作業が楽だからタッカーを使ったのだろう。
結局、釘打ちが必要になり二度手間だったけれど、これなら安心。中には土日で釘打ち作業をしたと思われる箇所もあった。おつかれさまでした。

※この次、2015年の統一地方選挙では、最初から釘で固定する方法になり、はがれることはなくなった。
※掲示板の関連記事はこちら


●ヤマトの残骸
昨年10月に自己破産し、閉店したスーパーの「ヤマト」。
店舗があった秋田市大町の「イーホテルショッピングモール(旧ファッションアベニューAD)」だけど、最近は中に入ったこともない。
外から見る限りでは、ヤマトのコンビニ型店舗があった1階西側には、伝統工芸品店「藤木」が再び店を構えた(以前もここに店舗があったのだが、ヤマトに譲って地階に移動していたのがまた戻ってきたことになる)。

東側(旭川側)には、地階のスーパーへ直接降りられる階段があり、そこには門型の看板があった。
(2010年10月撮影)写真右側の茶色のもの
以前は黒かったのだが、閉店する直前に赤茶色に塗り替えられていて、閉店後もそのままになっていた。
しかし、先週気づいたのだが、
真っ赤に塗られた
「ヤマト」「まちの駅」などの文字が、下に透けて見えるのが痛々しい。
後ろの黒い看板はまだ残っている
イーホテルショッピングモールの今後はどうなるのか。
1階が暗く見えるのは、節電中のため


●地下道ができた年
秋田市内には、奥羽本線の下をくぐって泉・保戸野・外旭川地区などを結ぶアンダーパス(地下道)がいくつかあることを何度か紹介してきた。
天徳寺地下道その他の地下道

いずれも、昭和30年代後半頃に完成したと思われるが、具体的な年は分からなかった。
しかし、現地をよく見てみると、出入口上部中央に小さな表示があることが分かった。
※外旭川側の自転車歩行者道から見やすいが、表示板がなくなっていたり判読できなくなっているものもある。
天徳寺地下道
着手:昭和39年6月27日、竣功:昭和39年11月23日(昭和39年=1964年)

ゆうれいトンネルこと水口地下道
着手:昭和37年10月12日、竣功:昭和38年3月30日
今まで水口地下道の名称を示すものないと思っていたが、この表示板にはちゃんと書かれていた。

設計が「盛岡工事局」とあるが、これは当時の国鉄の組織のようだ。
「鉄道管理局(現在のJR各支社に相当)」とは別の地方機関で、1958年時点では全国に7つあったとのこと。

4つのアンダーパスのうち、北端の水口と南端の天徳寺では、完成時期が1年半以上も違うことが分かった。
コメント (2)
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