広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

牛乳とパン

2011-04-06 23:57:44 | 地震
地震から間もなく4週間。
秋田市内では、燃料や食料の供給はほぼ問題ない。多少、量や選択肢が少なかったり、値段がやや高かったりするが、贅沢は言っていられない。
スーパーの売り出しチラシは、地震後まったく折り込まれていない(一部ディスカウントスーパーは除く)。食料品の状況を少しご紹介します。


生鮮食品は、通常通り。被災地や被災地を経由して遠方へ出荷することができなくなったものが、秋田に出荷されるなどしているようだ。

首都圏などでは、ペットボトルの水が不足している。
秋田でも、1人1本の制限がされており、棚に空間もできているが、すっからかんではない。

一時売り切れていたカップ麺は、徐々に入荷が復活。
各種ラーメン・うどん・そば・カップ焼きそばなど、選択肢も増えてきている。
地震直後は在庫が減っていた、ポテトチップスなどの菓子類も通常並み。

清涼飲料は、ペットボトルはほぼ通常並み。
しかし、消費期限が短い紙パック入りのものはほとんど入っていない。
輸送ルートの問題、あるいは容器の手配がつかないといったことが原因だろうか。

先週くらいまでは牛乳も同様だった。
地元の牧場の瓶入り製品や、今まで見かけないメーカーの製品が細々と入っていた程度だった。
今週頃からは、徐々にいつものメーカーの製品が戻ってきているようだ。1人1本の制限をやめた店舗もあった。
ただし、少容量のものや、スーパーのプライベートブランド製品はあまりない。
そんな中、複数のスーパーで200ml製品として唯一かつ大量に並んでいたのは…
「榛名(はるな)牛乳」
榛名酪農業協同組合連合会という、群馬県にある農協の製品。
普段、秋田では見ないブランドだと思うが、僕は榛名牛乳の名前は知っていたし、製品ロゴにも見覚えがある。首都圏など旅行先で買ったことがあったかもしれない。
スーパーさんが各方面に当たって、やっと見つけた仕入れ先だったのだろう。

栃木県産のイチゴもたくさん入荷されているし、関東地方北部からの流通網は確保されているようだ。


そしてパン。
パンもやっと流通量が増えてきて、食パンは比較的あるが、菓子パン・惣菜パンは、種類が限定されている。
おなじみ、秋田の「たけや製パン」の製品では、
ランチパック 小倉&マーガリン
昔出ていた製品を、急遽再発売したらしく、包装のデザインが現行のと異なる。
右下の女の子も時期外れの格好。
他に、先月から継続で菓子パン系ランチパック2種類くらいを見かけた。

たけやオリジナルの製品としては「アベックトースト」が有名で、今も製造販売されている。
ほかには、「粒あんグッディ」もわりと有名。要は「マーガリン入りのあんパン」ですけど。
通常は「粒あんグッディ」と大きく書かれた包装なのだけど、
シールだけ!
つまり、パッケージがないため、透明な袋に入れて、ラベルで対応しているのだろう。
こんなところにも、震災の影響が出ているとは。

この粒あんグッディは、消費期限が近づいて値引きされていた。
つまり、青森のたむたむさんも言っておられたけれど、つい最近まで在庫すらなかった菓子パンが、売れ残りそうになるほど流通しているわけであり、それだけ安定しつつあると考えられる。(包装や製品の種類の面ではまだだけど)

たけや製パンでは、和菓子類も製造しているが、串だんごや気の早い柏餅など、豊富にあった。
原料や製造ラインに余裕があるのだろう。
(たけやさんではパンの分も含めて、あんこは大量に確保してるってことね)


地産地消と言われるが、それだと地元で何かあった場合、大変。
一方、他地域から仕入れるとなると、輸送方法が問題。
さらに、容器とか包装の問題もある。難しいものだ。
コメント (3)
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