広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

由利橋工事進む

2012-10-20 19:06:33 | 
架け替えが行われている、秋田県由利本荘市中心部(旧本荘市)の子吉川の「由利橋(正式には“ゆりはし”、通称“ゆりきょう”)」を先週末に見たので、久しぶり(2年ぶりですね)に。
今年3月頃の秋田魁新報に、ケーブルを支える「主塔(高さ50メートル)」が姿を現したという記事が出て、その後も工事が進んでいるらしかった。最近、橋桁が両岸でつながったという話も聞いていた。
※過去の記事は概要2009年5月の渡り納め2009年10月の解体中2010年10月の状況


羽後本荘駅が近づく羽越本線の車窓から見ると、
田んぼと家並みの向こうに主塔が見えた(川口地区付近か)
さらに進んで、
もちろん子吉川を渡っていても見える(手前は国道105号線の飛鳥大橋)

羽後本荘駅を出て、新しくできた「カダーレ(後日紹介します)」を眺めて裏尾崎町へ直進(県道165号線)。建物が多く、この辺りからは主塔は見えない。
大門街(って言うんだっけ?)で右折して由利橋の通りへ。すると、
真正面に塔がそびえる!
日曜の朝なのに、車がたくさん駐まって賑わっている有名なそば屋を過ぎて、由利橋へ進む。
すると、
「この先通行止め。飛鳥大橋・石脇へは右折」という看板が
由利橋南詰の交差点が、こちら側からは完全に通行止め(封鎖)されているらしい。川の対岸の石脇地区や川沿い上流の飛鳥大橋へ行くには、中横町と桶屋町の境、かつて文化会館があった所を過ぎ、グランドホテルの脇へ抜けるように誘導される。飛鳥大橋方面へは堤防に突き当たって右折、石脇方面へは左折して由利橋の仮橋を渡ることになる。
通行止めは8月から新橋の供用開始までとのこと。

右折看板の地点からさらに直進。
全面通行止め
通行止めにより、南詰の交差点は、仮橋の東のグランドホテル側への一本道になっているので、信号機はカバーが掛けられて使用停止。
歩行者も仮橋側・グランドホテル側へ行くことはできなくなっている。
真正面から見ると、なんだかよく分からない

橋直下の堤防の歩行者道も通行止めになっているが、鍛冶町の脇道からギリギリまで接近。
下流側から見る(いくつか見える茶色い橋脚は仮橋のもの)
左右非対称の斜張橋(厳密には“吊り橋”ではない)。
主塔は白い色になるが、まだ足場やシートがかかっているので、青く見える。ケーブルは黒いが、これはこのままのようだ。

上流側に隣接して架かる仮橋から

迫力がある

ケーブルが短い石脇地区側から

逆光ですが石脇側から
よく見ると、
いちばん石脇側のケーブルはまだつながっていないようだ

由利本荘市民の皆さんにしてみれば、いろいろ意見があるでしょうけれど、よそ者の勝手な意見としては、なかなか美しい橋になりそうで、足場が取れ白い塔が姿を現し、やがて完成するのが楽しみ。

ところで、3月の魁新聞では新しい由利橋は「12月にも完成」となっていた。
現地には、「◯◯を××しています(由利橋を架け替えています)」の類の看板などはなく、よく分からない。
帰ってから由利本荘市の公式サイトを見ると、ちょうど今週月曜付けで「由利橋「主塔(タワー)およびケーブル」愛称募集について」というページがアップされていた。
「新しい橋が市民はもとより県内外の方々に親しまれ、新たな観光スポットとしての魅力を高めるため、本市のランドマークにふさわしい愛称を募集します。」橋の名は引き続き「由利橋(ゆりはし)」だけど「由利橋の特徴である「斜張橋」について、主塔(タワー)およびケーブルを対象」にして募集するとのこと。橋じゃなく、塔とケーブルの名前を募集ってこと?
なお、夜間にはライトアップされるようだ。

それによれば、「いよいよ来年1月末に供用開始を予定しています。」だそうです。(その後、仮橋の撤去が行われると考えられるので、上流側から橋をきれいに眺められるのは春頃だろうか)
真冬(寒中)の渡り初めになるようで、寒そう…

【12月5日追記】12月5日付 秋田魁新報県央地域面より。
愛称は「由利タワー」に決定。(上記の通り、橋ではなくタワーの愛称を募集していたはずだが、新聞記事では橋の愛称かのように取れる言い回し)
応募129件の中から選ばれた、市内の小学校4年生の女の子の作品。市内から92件、東京、大阪、長崎など県外から37件の応募があり、「子吉川ウイング」「鳥海ツインタワー」「ボートタワー」「アクアツリー」などもあった。
長さ190.5メートル、全幅19メートル、橋面から主塔頂点までの高さ約50メートル。接続道路や旧橋解体等を含む総事業費44億円。
1月20日に完成し、29日(火)に渡り初め式を行なって供用開始
新聞の写真では、主塔にはまだ足場がかかっている。

【2013年9月29日追記】2013年9月に秋田県内のGoogleストリートビューが公開された。ちょうどこの記事と同じ頃に撮影されたため、仮橋を渡ったり、通行止め区間は未撮影だったりするが、由利橋工事中の姿を見ることができる。

続き・完成後はこちら
コメント (6)
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