広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

工藤パンから続々と

2012-10-18 23:39:38 | ランチパック等パン類
昨日までに引き続き青森の話題ですが、今回は工藤パン。
今までにもちらちら書いてきたように、最近「イギリストースト」を始めとする工藤パンの製品バリエーションが拡充している。一部は秋田県内でも流通するものの、そうでないものも多い。
今回は、弘前市内の4つのスーパーを巡って(フリーきっぷのおかげで交通費はほとんどかからず)、秋田では見たことがない5種類をゲット!

まずは、ランチパックのローカル版「フレッシュランチ」。
秋田のたけやと同名・同コンセプトの商品ではあるが、双方に“互換性”はなく、混乱を招くので県を越えて販売されることはないと思われる。
昨今の秋田と同じく、青森でもヤマザキランチパックの流通量が増え、フレッシュランチはやや少なくった印象。そんな中、今月発売のこれはいかにも青森らしい。
フレッシュランチ りんごカスタークリーム 1個177kcal
ご当地アイドルの中でも知名度や人気が高い、弘前を中心に活動する「りんご娘」とのコラボ商品の第一弾で、「りんご娘監修商品」となっている。
包装には、メンバーの写真や「なんぼめじゃ!」=「とてもおいしいよ!(で合ってるよね?)」の文字。
中身は、青森県産リンゴを使ったカスタークリーム(ヤマザキ系列では「カスター“ド”クリーム」とは呼ばないことが多い)と、青森らしく、りんご娘らしい。
中身
リンゴの果肉は入っていないが、しっかりとリンゴ味がする。
パン生地の味が、ヤマザキランチパックやたけやフレッシュランチとは、少し違うような気がしなくもないような気がしたような…

工藤パンのホームページによれば、「第二弾は、11月1日から順次発売予定です。」とのことで、期待。



以下は、「イギリストースト」の派生商品。ラインナップがとても充実しているが、店によっては仕入れていないものもある。
イギリストースト チーズホイップクリーム 398kcal
9月から発売。ホームページによれば「口溶けがよく、濃厚なチーズ風味のチーズホイップクリームをサンド」。
中に塗られているものは1種類
イギリストーストならではの、砂糖の粒は確認できない。
思ったほどチーズ風味ではない感じだけど、まろやかでいい味。

イギリストースト 山ぶどう&マーガリン 365kcal
10月発売。岩手県産山ぶどうゼリーとマーガリンをサンド。
マーガリンは砂糖っぽくない、山ぶどうはジャムっぽくも見える
2010年9月には、秋田のたけやフレッシュランチで「山ぶどう(のジャム)」やその前のヤマザキランチパックでは、岩手県山ぶどうゼリーを使っていた。ヤマザキ系列では岩手県から山ぶどうを大量に入手できるルートがあるのか?!

袋を開くと、山ぶどうの香りが漂った。かなりおいしいと思う。山ぶどうの味もいいが、パンとマーガリンとのバランスも絶妙に感じた。これはランチパックではできない、イギリストーストだからこそ実現できるものだろう。

イギリスレーズントースト 400kcal
10月発売。
包装デザインも商品名も、元祖イギリストーストや上の山ぶどうと紛らわしい。
中を見ると違いが分かりやすい
最大の特徴が、パンにカリフォルニアレーズンが入っていること。通常品より厚いパンが1枚だけ入っている。
表面(片面)には、イギリストーストらしくシュガーマーガリンが塗られている。ホームページには「シュガーマーガリンをサンドしました。」とあるが、パンが1枚だけだからサンドは不可能。
価格は通常のイギリストーストと同じ。

僕はレーズンがあまり好きではないのだが、まあこんなもんかという感想。もうちょっとシュガーマーガリンが多いと、イギリストーストらしくなる気もするが、レーズンの甘さもあるから甘ったるくなってしまうだろうか。


工藤パンでは、イギリストーストに使用しているトーストパン(山型食パン)自体に、自信を持っているようだ。たしかに、柔らかくておいしいパンだと思う。
そのためか、以前からイギリストースト用の食パンを6枚切りにしたものを販売している。
さらに先月からは、レーズン入りのトーストパンも発売されていて、その個包装・マーガリン入りが1月遅れで登場したことになる。

さらにさらに、9月からはこんな商品まで出た。
イギリストーストラスク 100g当たり518kcal
「イギリストーストは発売以来40有余年。皆様に愛され続けてきました。人気のイギリストーストの味をそのままラスクに仕上げました。」と包装裏面にある。

ホームページで見た時、工藤パンやたけやブランドでも売られている中田製菓製「ニューラスク」のような小さなものかと思ってしまった。包装の色使いもどことなく似ている。【23日追記】赤と青の小さな星がデザインされているなど、かなり共通している(意識している)ようにも見える。製造者名は工藤パンだったので、自社で作っているのだろうか。
ところが、実物を見たら、
生の(?)イギリストーストと同じサイズ!
イギリストースト用の食パンをそのままラスクにしたということのようだ。
薄いプラスチックのお皿に入ってはいるけれど、案の定、運ぶ途中で割れてしまった。
本物と同じくらいの厚さのパンが2枚入っている
生のイギリストーストは2枚1組なので内容量表示は「1個」になるが、これはバラバラなので「2枚」。
間にシュガーマーガリンがサンドされているわけではないが、表面(片面)に砂糖がまぶされている。
裏面。形はイギリストーストの食パンそのもの
さすがにこのサイズのラスクは持て余してしまった。それほどイギリストーストならではの特徴が現れているというわけでもないと思う。発想は楽しいと思うけれど…

なお、マックスバリュ東北では、イギリストーストラスクにWAONボーナスポイントが10ポイントついた。
4県にまたがって店舗展開する同社において、青森県だけのローカル商品をボーナスポイント対象にするのが、珍しいと思った。
価格は生より若干高い118円だったかな。賞味期間は生より2日くらい長いようだ。



やっと派生商品が1つ出ただけのたけやアベックトーストに対して、イギリストーストはこんなに種類が豊富(他に以前からあるものも2種類ほど見かけた)。
しかも100円程度で買えるのだから、楽しい。
工藤さんのこれからの展開がとても楽しみだし、たけやさんにはもっともっとがんばってほしい。


以前、たけやの「番重(ばんじゅう)」に旧ロゴのものがあることを取り上げたが、工藤パンにも、
「ユ藤パン」に見える旧ロゴの番重があった!

「おかえし下さい」の書体も独特

※青森の話題の続きはこちら
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