秋田県を代表する企業の1つ、たけや製パンに、今までなかったアレが、ついにできた。
それは、
公式ホームページ!
上の画像のトップページは「http://takeyaseipan.jp/takeya_hp/index.html」というURL。
以前は、「T-comfort」とかいう、秋田市仁井田にあった直営店舗(今は改称?)の名称を使ったURLがあって、そこにたけやの企業情報や社長のあいさつが、ずっと同じ内容で掲載(放置?)されていた。でも、商品情報などを掲載した一般的なホームページは、かたくなに作らないで今に至っていた。
マルチメディア時代と言われインターネットが普及し始めたのが1995年。1998年頃には大企業や役所のほとんどが公式ホームページを公開し、IT革命が流行語になった2000年代初めには地方の一定規模の企業でもホームページを持つのが一般的になったかと思う。
青森の弘南鉄道(弘南バスとは別会社)が2008年にやっとホームページを作って、ずいぶん遅れたもんだと思ったけれど、たけやもついに!
僕は時たま、「もしかしてたけやのホームページが始まっているのでは?」と期待して検索していたのだが、数か月前を最後にやっていなかった。それ以後、いつの間に開設されていたのだろう。
ホームページの「新着情報」によれば、10月10日付がいちばん古いから、その頃か。
別に「この度、弊社ホームページをオープンすることとなりました。尚一層皆様のお近くの「たけや」でありたいと願っております。」という「ご挨拶」も掲載され、そこからなぜか社長のあいさつへリンクしている。
今、Googleで「たけや製パン」で検索すると、検索結果はWikipediaの項目がトップで、次がこの公式サイト。がんばれば、いずれ順番が入れ替わるでしょう。
検索結果の説明文(「metaタグdescription」ってやつ)には「たけや製パンのオフィシャルサイトです。バナナボート,アベックトースト,マーラーカオ,おいしいどック,学生調理はじめ、新着情報や今月のおすすめ商品、秋田のご当地商品、地産地消商品をご覧いただけます。」とある。
トップページのタイトル(ブラウザのタイトルバーやタブに表示される)は「たけや製パン | アベックトースト、バナナボート、学生調理製造のオフィシャルサイト」。それなりに考えている。
その後、10月24日付で「『週間女性』誌11月5日号(原文ママ・もちろん『週“刊”女性』が正当)」において「スギッチまん」が取り上げられたことが掲載されている。小さいながら女性自身【6日訂正・週刊女性】の表紙画像もあり、「戸田・勝地 堂々腕組みデート」なんてパン屋さんには似つかわしくない文字が目に入ってびっくりした。表紙には肖像権にうるさい某事務所の某グループの写真も出てるけど、いいの?
【6日追記】11月6日に採用情報が更新され、新着情報欄も書き換えられた。それに伴って、週刊女性の画像は削除された。文字は「週間女性」のまま。(なんて言いながら、当ブログでは↑「女性自身」としてしまっていました。スミマセン)
11月1日には11月の新商品が別ページでアップされている。
9商品が写真入り(パン扱いの商品は栄養成分も)で紹介されているけれど、新商品はもっとありそう。一部だけの紹介ってことでしょうか。
工藤パンの新商品紹介では、もう少し多くて、和洋菓子やサンドイッチ・おにぎり・弁当類も掲載されている。(たけやの場合、サンドイッチやおにぎりは系列別会社の管轄という事情もある)
たけやの看板商品といえば、アベックトースト、学生調理、粒あんグッディ、バナナボート等々。
上記の通り、説明文やトップページのタイトルには出てくるが、ホームページの中身ではこれらはほとんど紹介されていない。
トップページ上部では、4つの画像が一定時間で切り替わって表示される。(最近の各社ホームページで流行りのやり方だが、たけやのは別ページへのリンクが埋められているわけではない、単なる画像)
4つの画像の内容は「フレシュ素材をサンドして・・(自分でサンドイッチを作れってこと?)」→「たけやの和菓子(みたらし串だんごとおはぎ)」→「Takeya Banana Boat」→「和菓子でゆるりと花鳥風月美しき秋田(ごまあん餅)」。
「パン屋」さんにしては「お菓子」に重きを置いているような… 実際、たけやの特に和菓子のあんこはおいしいと思いますが。
「和菓子でちょっとひとやすみ」というページがあり、「秋の夜長はゆっくりと」と4つの商品が紹介されている。(ということは、冬になったら作り直さないといけませんね)
豆大福、草大福、ごまあん餅はいいとして、「マーラーカオ」って…
たしか昔は「中華風蒸しパン」というサブタイトルで売られていた(たまに学校給食にも出た)ように、これは和菓子ではないのではないでしょうか。(製造側としては和菓子扱いなのかもしれないけど)
11月1日付で「量販店で開催させていただいているお子様のサンドイッチ教室レシピを掲載しました。」とあり、「さんどいっちきょうしつ」というページがある。
その最初に「しょくぱん 8まいいれ を 1まい。」と写真が出ているのだけど、それが「ヤマザキ ロイヤルブレッド」。ここでどうしてたけやの食パンを使わないの!
ヤマザキとたけやの関係については、ホームページでは沿革で少々触れられているだけ。知らない人がいきなりこの写真を見たら、なんでここで他社の食パンを使っているのか混乱するし、こういう場面こそ、自分の商品を使うべきでしょ。(たけやブランドでも、何らかの8枚切り食パンって売ってますよね?)
ホームページ内には、メールアドレスの掲載やメールフォームの設置はない。
顧客側からたけやへコンタクトを取りたい時に使えるのは、電話番号や住所だけ。
インターネットの双方向性を活かしていないとも言えるが、工藤パンもヤマザキもそうだし、食品メーカーってわりとこんな感じのが多い気がする。食品業界のやり方なんでしょうか。
ホームページ内では、たけやのロゴマークはもちろん表示されている。その隣の「株式会社 たけや製パン」の文字は、ロゴではなく、なぜか普通のパソコン用の文字を画像データにしたもの。せっかくならロゴにすればいいのに。
ホームページは見栄えがよく、デザイン的な乱れなどもない。プロ(専門業者)の手によるものだろう。今後、新商品情報などは毎月更新することになるわけだが、たけやの社員さんがやるのだろうか。下手にいじってメチャクチャにしないようにお願いしますよ。(かといって業者に頼んで更新が遅れるというのもまた困るし、放置されるのももっと困る)
たけや製パンの展開地域、商品、客層などの性格からすれば、特にホームページがなくてもやっていけるのかもしれないが、企業や商品をより多くの人に知ってもらうには、今やホームページが不可欠だろう。
最近は組織がツイッターやフェイスブックをやるのも流行っているが、それらは最新の情報ほど上に表示されて、発信する側が情報の重要度に応じた順番付けができない構造のようだし、アカウントを持っていない人が蚊帳の外に追いやられているようにも感じて、個人的には気に入らない。商売をする企業なら、自社の方針で自由にデザインできるホームページこそ、大事にするべきだと思う。(その分、各社のセンスやこまめな管理も求められる)
たけやさんには、内容をいっそう充実させ、タイムリーに更新して、消費者に新鮮な情報を提供してほしい。
※ホームページのその後は、この記事末尾
※さらにその後、2016年6月1日に構成が全面リニューアル。ツイッターとフェイスブックも開設。
※2021年6月1日に再度リニューアル。全体的にそんなに変わった感じもしないが、大きな変化が1つ。「お問い合わせ」ページが設けられ、お問い合わせフォームに入力してネットで送信できるようになった。山崎製パンはいまだに電話のみ、工藤パンは2020年11月にネット送信できるようになったが、メールアドレスのほか電話番号も必須入力であった(意見感想には返信をしないと明記しながら、個人情報は要求していることになる)。
しかし、今回のたけやでは、電話番号は任意入力(商品不具合の問い合わせは入力を求めている)。広く意見を取り入れようとする、たけやさんの意気ごみの現れであろう。
それは、
公式ホームページ!
上の画像のトップページは「http://takeyaseipan.jp/takeya_hp/index.html」というURL。
以前は、「T-comfort」とかいう、秋田市仁井田にあった直営店舗(今は改称?)の名称を使ったURLがあって、そこにたけやの企業情報や社長のあいさつが、ずっと同じ内容で掲載(放置?)されていた。でも、商品情報などを掲載した一般的なホームページは、かたくなに作らないで今に至っていた。
マルチメディア時代と言われインターネットが普及し始めたのが1995年。1998年頃には大企業や役所のほとんどが公式ホームページを公開し、IT革命が流行語になった2000年代初めには地方の一定規模の企業でもホームページを持つのが一般的になったかと思う。
青森の弘南鉄道(弘南バスとは別会社)が2008年にやっとホームページを作って、ずいぶん遅れたもんだと思ったけれど、たけやもついに!
僕は時たま、「もしかしてたけやのホームページが始まっているのでは?」と期待して検索していたのだが、数か月前を最後にやっていなかった。それ以後、いつの間に開設されていたのだろう。
ホームページの「新着情報」によれば、10月10日付がいちばん古いから、その頃か。
別に「この度、弊社ホームページをオープンすることとなりました。尚一層皆様のお近くの「たけや」でありたいと願っております。」という「ご挨拶」も掲載され、そこからなぜか社長のあいさつへリンクしている。
今、Googleで「たけや製パン」で検索すると、検索結果はWikipediaの項目がトップで、次がこの公式サイト。がんばれば、いずれ順番が入れ替わるでしょう。
検索結果の説明文(「metaタグdescription」ってやつ)には「たけや製パンのオフィシャルサイトです。バナナボート,アベックトースト,マーラーカオ,おいしいどック,学生調理はじめ、新着情報や今月のおすすめ商品、秋田のご当地商品、地産地消商品をご覧いただけます。」とある。
トップページのタイトル(ブラウザのタイトルバーやタブに表示される)は「たけや製パン | アベックトースト、バナナボート、学生調理製造のオフィシャルサイト」。それなりに考えている。
その後、10月24日付で「『週間女性』誌11月5日号(原文ママ・もちろん『週“刊”女性』が正当)」において「スギッチまん」が取り上げられたことが掲載されている。小さいながら
【6日追記】11月6日に採用情報が更新され、新着情報欄も書き換えられた。それに伴って、週刊女性の画像は削除された。文字は「週間女性」のまま。(なんて言いながら、当ブログでは↑「女性自身」としてしまっていました。スミマセン)
11月1日には11月の新商品が別ページでアップされている。
9商品が写真入り(パン扱いの商品は栄養成分も)で紹介されているけれど、新商品はもっとありそう。一部だけの紹介ってことでしょうか。
工藤パンの新商品紹介では、もう少し多くて、和洋菓子やサンドイッチ・おにぎり・弁当類も掲載されている。(たけやの場合、サンドイッチやおにぎりは系列別会社の管轄という事情もある)
たけやの看板商品といえば、アベックトースト、学生調理、粒あんグッディ、バナナボート等々。
上記の通り、説明文やトップページのタイトルには出てくるが、ホームページの中身ではこれらはほとんど紹介されていない。
トップページ上部では、4つの画像が一定時間で切り替わって表示される。(最近の各社ホームページで流行りのやり方だが、たけやのは別ページへのリンクが埋められているわけではない、単なる画像)
4つの画像の内容は「フレシュ素材をサンドして・・(自分でサンドイッチを作れってこと?)」→「たけやの和菓子(みたらし串だんごとおはぎ)」→「Takeya Banana Boat」→「和菓子でゆるりと花鳥風月美しき秋田(ごまあん餅)」。
「パン屋」さんにしては「お菓子」に重きを置いているような… 実際、たけやの特に和菓子のあんこはおいしいと思いますが。
「和菓子でちょっとひとやすみ」というページがあり、「秋の夜長はゆっくりと」と4つの商品が紹介されている。(ということは、冬になったら作り直さないといけませんね)
豆大福、草大福、ごまあん餅はいいとして、「マーラーカオ」って…
たしか昔は「中華風蒸しパン」というサブタイトルで売られていた(たまに学校給食にも出た)ように、これは和菓子ではないのではないでしょうか。(製造側としては和菓子扱いなのかもしれないけど)
11月1日付で「量販店で開催させていただいているお子様のサンドイッチ教室レシピを掲載しました。」とあり、「さんどいっちきょうしつ」というページがある。
その最初に「しょくぱん 8まいいれ を 1まい。」と写真が出ているのだけど、それが「ヤマザキ ロイヤルブレッド」。ここでどうしてたけやの食パンを使わないの!
ヤマザキとたけやの関係については、ホームページでは沿革で少々触れられているだけ。知らない人がいきなりこの写真を見たら、なんでここで他社の食パンを使っているのか混乱するし、こういう場面こそ、自分の商品を使うべきでしょ。(たけやブランドでも、何らかの8枚切り食パンって売ってますよね?)
ホームページ内には、メールアドレスの掲載やメールフォームの設置はない。
顧客側からたけやへコンタクトを取りたい時に使えるのは、電話番号や住所だけ。
インターネットの双方向性を活かしていないとも言えるが、工藤パンもヤマザキもそうだし、食品メーカーってわりとこんな感じのが多い気がする。食品業界のやり方なんでしょうか。
ホームページ内では、たけやのロゴマークはもちろん表示されている。その隣の「株式会社 たけや製パン」の文字は、ロゴではなく、なぜか普通のパソコン用の文字を画像データにしたもの。せっかくならロゴにすればいいのに。
ホームページは見栄えがよく、デザイン的な乱れなどもない。プロ(専門業者)の手によるものだろう。今後、新商品情報などは毎月更新することになるわけだが、たけやの社員さんがやるのだろうか。下手にいじってメチャクチャにしないようにお願いしますよ。(かといって業者に頼んで更新が遅れるというのもまた困るし、放置されるのももっと困る)
たけや製パンの展開地域、商品、客層などの性格からすれば、特にホームページがなくてもやっていけるのかもしれないが、企業や商品をより多くの人に知ってもらうには、今やホームページが不可欠だろう。
最近は組織がツイッターやフェイスブックをやるのも流行っているが、それらは最新の情報ほど上に表示されて、発信する側が情報の重要度に応じた順番付けができない構造のようだし、アカウントを持っていない人が蚊帳の外に追いやられているようにも感じて、個人的には気に入らない。商売をする企業なら、自社の方針で自由にデザインできるホームページこそ、大事にするべきだと思う。(その分、各社のセンスやこまめな管理も求められる)
たけやさんには、内容をいっそう充実させ、タイムリーに更新して、消費者に新鮮な情報を提供してほしい。
※ホームページのその後は、この記事末尾
※さらにその後、2016年6月1日に構成が全面リニューアル。ツイッターとフェイスブックも開設。
※2021年6月1日に再度リニューアル。全体的にそんなに変わった感じもしないが、大きな変化が1つ。「お問い合わせ」ページが設けられ、お問い合わせフォームに入力してネットで送信できるようになった。山崎製パンはいまだに電話のみ、工藤パンは2020年11月にネット送信できるようになったが、メールアドレスのほか電話番号も必須入力であった(意見感想には返信をしないと明記しながら、個人情報は要求していることになる)。
しかし、今回のたけやでは、電話番号は任意入力(商品不具合の問い合わせは入力を求めている)。広く意見を取り入れようとする、たけやさんの意気ごみの現れであろう。