広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

千秋トンネル点検

2013-11-10 23:53:47 | 秋田の季節・風景
秋田市中心部・千秋公園の下を通る「千秋トンネル」。※以前の記事
紅葉と落ち葉の手形側

今夏は中が真っ暗にされてしまい、歩行者としては危険に感じたので、もう少し明るくないと安全に通行できないのではないかと秋田市へ要望を伝えた。それを受けて対応してくれたのか、単に夏の節電が終わったからなのかは分からないが、現在は適度に照明が点灯している。
9月下旬には両端出入口、左右両側(計4か所)にこんな表示が設置された。
「トンネル内の照明が消える事があります。」
「歩行者は通行に注意して下さい。」って…
照明が消えている時に事故・事件が発生した場合に備えた、責任逃れのような気がしなくもない。


ここから本題。10月28日から11月8日にかけて、夜間に車道を通行止めにして点検が実施された。(歩道は通行可)
現地周辺の立て看板
車道は、県道28号線と交わる手形陸橋近くの丁字路(もしくはもう1つトンネル寄りの小さい十字路かも?)から鷹匠橋東詰(昔ケーキのジローがあった所)までが、近隣住民以外通行止めになった模様。これほど大規模な点検は、少なくともここ数年はなかったのではないだろうか。


さて、ここで問題です。
千秋トンネルの内部には、上下の車線を隔てるように、たくさんの柱が密に並んでいます。その柱の本数は、全部で何本あるでしょうか?
いくらなんでも数えるほど物好きではないですが、今回の点検によって、その答えが明らかになった!

遅くとも点検が始まって2~3日経った段階で、柱の数が誰でも分かる状態になっていた。
点検期間中の千秋トンネルへ
※トンネル内の写真はフラッシュをたいていますが、車両が通行しないタイミングで撮影しています。もちろん歩道部分から。
 
分かるでしょうか、それぞれの柱に、保戸野側から順に「P1」、「P2」…とチョークで番号が振られていた。
写真を見て気づいたのだけど、千秋トンネルの柱って、全部手形側に向かってわずかに傾いているように見える。それは錯覚で、トンネル内の道は、わずかに手形側のほうが高い坂になっているから、道路のほうが傾斜しているということだろうか。

チョークで書かれているのは、柱の番号だけではない。線や文字がたくさん記されている。
 この非常ボタンは作動するのだろうか?
柱以外にも、
天井にも!(ちょっと気持ち悪い)
おそらく、部分的な剥がれやヒビ、変色・変質した部分をすべて洗い出して示しているのだろう。これが今回の点検の目的だったようだ。

素人目には、例えば大規模で危険な崩落などにはつながりそうにもない、ただ水で濡れたような色の違いにしか見えないものでも、専門家が見ればそれぞれの原因や将来的にどんな影響があるか分かるのだろう。(“心霊スポットの専門家”には「魂(?)がこすれた跡」に見えるものもあるみたいだが…)
できてから約35年経つし、こうやって安全を確保しているのだと思えば、心強くて安心できる。
今のところ、チョークはそのまま残っている。近いうちに対処が必要なものは修理したりするのだろうか。


で、柱の本数の正解ですが。
手形側出口

いろいろ書いてあるけど「P95」
ということで、正解は95本でした。

外側にもチョークで印が
自転車も自動車も、通行時はライト点灯をお願いしますよ。
【2014年3月28日追記】2014年3月下旬時点でも、チョークはそのまま残っている。
※2014年度に改修工事が実施されることになった。その時までチョークは残るのだろう。→2015年度に本格的な改修工事が実施された。
コメント (2)
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