当ブログでは「ランチパック」カテゴリーを設けていますが、その流通形態が特殊な秋田県(と青森県)では、選択肢が限られてしまい、最近は単なる「パン」カテゴリーとなってしまっていました。
そんな状況を打破すべく、東京に行ったついでに以前から行ってみたかったある場所を訪れました。久々のほんとうにランチパックの記事です。
その場所は「ランチパックSHOP」。
ヤマザキランチパックだけを集めて販売する店舗で、大阪に1店舗、東京に2店舗ある。(他に千葉県市川市にある「ヤマザキプラザ市川」でもまとまって扱っているのかな?)
先にできたのは大阪で、2009年に近鉄の大阪阿部野橋駅構内にオープンしたのだが、いつの間にか「阪急うめだ本店(百貨店)」の中に移ったようだ。
東京には、2012年に秋葉原、今春、池袋に、いずれも鉄道駅の改札口近く(改札の外)に開店している。
池袋店はJRの北口だから分かりやすそうな場所、秋葉原は「TX秋葉原店」といって、つくばエクスプレス(TX)の地下駅構内にあるらしい。
僕は以前、秋葉原に行って、JRの駅構内だけで迷った(山手線・京浜東北線と総武線が直交するため混乱する)思い出があるし、TX側は地下駅だからGoogleのストリートビューでもよく分からない。
でも、今回の行程上、池袋は遠かったので、秋葉原店に挑戦した。
なお、池袋店とTX秋葉原店では、扱い商品が異なる模様。
公式ホームページでは、池袋は「定番商品からご当地ランチパックまで、充実の品揃え」。秋葉原は「定番商品からご当地ランチパックまで、関東で手に入るランチパック全商品を販売」「他のエリア限定商品も不定期に入荷」とある。
公式フェイスブック(ID所有orログインしなくても閲覧できるのは、ありがたいというか企業なら当然なんだけど、それができない企業が多いんだよね…)では、月ごと・店舗ごとの扱い商品を教えてくれている。
※もちろん、売り切れや工場・輸送の都合で欠品の場合もあるでしょう。場所や営業時間等は公式サイトで確認願います。
JRで秋葉原に着いてランチパックショップに行く場合、4つある改札口のうち「中央口」から外に出る。電気街とは山手線・京浜東北線を挟んで反対の東側。
そして、つくばエクスプレスの「A2」出口(入口)から下に降りれば、改札口があってそのそばにランチパックショップがあるというのだが、そのA2出口の位置が、地図でも現地でも分からない。
少し離れた「A1」出口からでもたどり着けることは事前に把握しており、中央改札口を出て右を向くと、すぐに「TX01」という赤い表示が見つかったので、そこから入った。
中央口を出て右を向いた光景。矢印がA1出口
中央改札を出て右側にも左側にも「A1」があるようだ。左に出て線路側に少し戻ると「交通広場」というのがあって、そこに「A2」があるらしい。
地下駅といっても地下鉄の駅のように狭くはなく、がらんと広くて天井が高い空間。上野駅の新幹線ホームほどだだっ広くないし、当然古くもないけれど、殺風景。
ところで、僕は何度か首都圏に訪れている。子どもの頃、最初に行った時は、見るものすべてが初めて見たようでびっくりしたものだったが、今は「相変わらず人が多いな」「いつも新しい建物ができているな」とは感じても、人が多い日本の首都なんだから当然のことで、別に驚きもしなくなっていた。
だけど今回、久々にびっくらこいたものがあった。
それは「高速エスカレーター」。
A1出口とつくばエクスプレスの改札口の間は、エスカレーター(もしくは階段)を2本乗り継ぐのだが、その一部が「高速エスカレーター」になっていた。通常の1.5倍速・毎分45メートルの速さで動いているらしい。(正確には、「高速エスカレーター」という製品があるのではなく、時間帯を区切って通常エスカレーターの運行速度を速くしている形)
乗ってみると、たしかに速く感じる。乗っている途中は黙って立っていればいいから通常と同じだけど、乗り降りする時は、充分注意しないと危険だ。
高速エスカレーターと並行して、通常速度のエスカレーターもあり、選択できるようにはなっている。不安な人はそちらに乗ればいいのだが、ここは表示が少なかった。知らずに高速のほうに乗ってしまって、怖い思いをする人がいるだろう。
一般的なエスカレーターは、決して速いとは言えない速度で、もどかしく感じることはあり、通勤客などは高速エスカレーターが重宝されているのだろう。でも、そんなものが必要とされて作られてしまう街・東京って…
2本目のエスカレーターの先は、改札のある広い空間。
右奥の階段が「A2」につながるらしい
階段・エスカレーターを降りてすぐのところにある青いのが、夢にまで見た(?)
ランチパックSHOP!
隣は合鍵・靴修理屋とファミリーマート。
店の姿は写真で見ていたが、かなり小さい。そして新しい地下駅の空間にあまりマッチしていないような…
店の外には、簡易なテーブルと椅子があって、そこで食べることができる「ミルクスタンド形式」だそうだけど、ここではあまり食べたくない。
店員さんは1人いたが、レジは中と外に1台ずつ。ラッシュ時などは混雑するのだろう。
こっち向いてる人はパネルのゴーリキさん
僕が行ったのは昼前で、他に3組の客がいた。小さな子を連れた女性のほかは、男性。皆さんけっこう熱心に商品を選んでいたので、“ランチパッカー”(ランチパック愛好者のこと)でしょうか。
店内は、ランチパックのラスクや飲み物があるほかは、ほんとうに全部ランチパック。
店内の棚5段に整然と並ぶほか、外にも並んでいる。
定番商品も含まれるとはいえ、惣菜パン系・菓子パン系20種類じゃきかないだろう。秋田県じゅうの店を回っても、こんなにたくさんの種類はない。
商品1種が2列以上に渡って置かれているので大量に在庫があって、品切れにはなりにくそう。しかも商品の回転が速いのか、消費期限まで余裕がある。価格は標準価格。
店の上には「ランチちゃんパックくん」(店内奥にサインがあるけど、ゴーリキさんの?)
3種類を購入。
ポイントカードがあるそうで、作りますかと聞かれたけど、そこまで頻繁には来ないのでお断りしました。
PASMOの電子マネーで決済できるので、互換性のあるSuicaも使用可。Suicaポイントは付かない。(池袋店はSuica電子マネーとして決済できるようだけど、ポイントは?)
レシートのヘッダーの店舗名は活字で、「ヤマザキ」や「ランチパック」のロゴはなかった。
袋はロゴとランチちゃんパックくん入り
ランチパック 黒豆&ホイップ 兵庫県産丹波黒豆の蜜漬け使用 1個156kcal 大阪第一工場製
これが不定期入荷の他地域商品のようで、店の前に積まれていた。他には新潟の黒崎茶豆クリームがあった。【16日追記】フェイスブックによれば、この2商品は9月8日から14日の限定販売だった。1週間ごとに他地域からの輸送商品は変わるようだ。
秋のわくわくプレゼントの点数シールが2点であるように、菓子パン系ランチパックにしては高い価格。丹波の黒豆だからね。
中は、
大粒の黒豆が10粒ほど
味はお節料理の黒豆そのまま。蜜の甘さがおいしく、ホイップとも合う。アンパンの派生だと思えば、別におかしくない組み合わせか。
あとは関東の製品なので、東京では珍しくもないのかもしれないが、秋田では見たことがないもの。
ランチパック 梨ジャム&レモンホイップ 市川の梨入りのジャム使用 1個144kcal 松戸工場製
「ふなっしー」で有名な船橋市の隣の市川市も、梨の産地のようだ。山崎製パンの創業地でもある。
梨のジャムというのも珍しいけど、それにレモンクリームを合わせるとは。
クリームは黄色い
梨とレモンも合わなくはなかったけど、レモンは必要だったのかな。味を整えるためとかだろうか。
梨ジャム
梨ジャムは和梨のじゃりじゃりした感じも分かって、おいしい。梨ジャムだけでも悪くなさそうな気がした。
ランチパック 千葉県産びわジャム&ホイップ 千葉県産びわのジャム使用 1個145kcal 千葉工場製
これは「新発売」シールがあるから9月発売。他の2つにはなかったので、8月以前から出ていたのだろう。
JA安房のびわのペーストが入ったジャム入り。ビワのジャムも珍しい。
びわジャム
甘酸っぱいビワの味がする。もうちょっと味がはっきりしてもいいかもしれない。
ランチパッカーとしては、これからも東京へ行った時は、ランチパックSHOPは要チェックです。
【2023年3月26日追記・ランチパックショップのその後について】大阪は2014年、池袋は2021年、秋葉原も2023年3月でいずれも閉店。ランチパック専門店はなくなった。
そんな状況を打破すべく、東京に行ったついでに以前から行ってみたかったある場所を訪れました。久々のほんとうにランチパックの記事です。
その場所は「ランチパックSHOP」。
ヤマザキランチパックだけを集めて販売する店舗で、大阪に1店舗、東京に2店舗ある。(他に千葉県市川市にある「ヤマザキプラザ市川」でもまとまって扱っているのかな?)
先にできたのは大阪で、2009年に近鉄の大阪阿部野橋駅構内にオープンしたのだが、いつの間にか「阪急うめだ本店(百貨店)」の中に移ったようだ。
東京には、2012年に秋葉原、今春、池袋に、いずれも鉄道駅の改札口近く(改札の外)に開店している。
池袋店はJRの北口だから分かりやすそうな場所、秋葉原は「TX秋葉原店」といって、つくばエクスプレス(TX)の地下駅構内にあるらしい。
僕は以前、秋葉原に行って、JRの駅構内だけで迷った(山手線・京浜東北線と総武線が直交するため混乱する)思い出があるし、TX側は地下駅だからGoogleのストリートビューでもよく分からない。
でも、今回の行程上、池袋は遠かったので、秋葉原店に挑戦した。
なお、池袋店とTX秋葉原店では、扱い商品が異なる模様。
公式ホームページでは、池袋は「定番商品からご当地ランチパックまで、充実の品揃え」。秋葉原は「定番商品からご当地ランチパックまで、関東で手に入るランチパック全商品を販売」「他のエリア限定商品も不定期に入荷」とある。
公式フェイスブック(ID所有orログインしなくても閲覧できるのは、ありがたいというか企業なら当然なんだけど、それができない企業が多いんだよね…)では、月ごと・店舗ごとの扱い商品を教えてくれている。
※もちろん、売り切れや工場・輸送の都合で欠品の場合もあるでしょう。場所や営業時間等は公式サイトで確認願います。
JRで秋葉原に着いてランチパックショップに行く場合、4つある改札口のうち「中央口」から外に出る。電気街とは山手線・京浜東北線を挟んで反対の東側。
そして、つくばエクスプレスの「A2」出口(入口)から下に降りれば、改札口があってそのそばにランチパックショップがあるというのだが、そのA2出口の位置が、地図でも現地でも分からない。
少し離れた「A1」出口からでもたどり着けることは事前に把握しており、中央改札口を出て右を向くと、すぐに「TX01」という赤い表示が見つかったので、そこから入った。

中央改札を出て右側にも左側にも「A1」があるようだ。左に出て線路側に少し戻ると「交通広場」というのがあって、そこに「A2」があるらしい。
地下駅といっても地下鉄の駅のように狭くはなく、がらんと広くて天井が高い空間。上野駅の新幹線ホームほどだだっ広くないし、当然古くもないけれど、殺風景。
ところで、僕は何度か首都圏に訪れている。子どもの頃、最初に行った時は、見るものすべてが初めて見たようでびっくりしたものだったが、今は「相変わらず人が多いな」「いつも新しい建物ができているな」とは感じても、人が多い日本の首都なんだから当然のことで、別に驚きもしなくなっていた。
だけど今回、久々にびっくらこいたものがあった。
それは「高速エスカレーター」。
A1出口とつくばエクスプレスの改札口の間は、エスカレーター(もしくは階段)を2本乗り継ぐのだが、その一部が「高速エスカレーター」になっていた。通常の1.5倍速・毎分45メートルの速さで動いているらしい。(正確には、「高速エスカレーター」という製品があるのではなく、時間帯を区切って通常エスカレーターの運行速度を速くしている形)
乗ってみると、たしかに速く感じる。乗っている途中は黙って立っていればいいから通常と同じだけど、乗り降りする時は、充分注意しないと危険だ。
高速エスカレーターと並行して、通常速度のエスカレーターもあり、選択できるようにはなっている。不安な人はそちらに乗ればいいのだが、ここは表示が少なかった。知らずに高速のほうに乗ってしまって、怖い思いをする人がいるだろう。
一般的なエスカレーターは、決して速いとは言えない速度で、もどかしく感じることはあり、通勤客などは高速エスカレーターが重宝されているのだろう。でも、そんなものが必要とされて作られてしまう街・東京って…
2本目のエスカレーターの先は、改札のある広い空間。

階段・エスカレーターを降りてすぐのところにある青いのが、夢にまで見た(?)

隣は合鍵・靴修理屋とファミリーマート。
店の姿は写真で見ていたが、かなり小さい。そして新しい地下駅の空間にあまりマッチしていないような…
店の外には、簡易なテーブルと椅子があって、そこで食べることができる「ミルクスタンド形式」だそうだけど、ここではあまり食べたくない。
店員さんは1人いたが、レジは中と外に1台ずつ。ラッシュ時などは混雑するのだろう。

僕が行ったのは昼前で、他に3組の客がいた。小さな子を連れた女性のほかは、男性。皆さんけっこう熱心に商品を選んでいたので、“ランチパッカー”(ランチパック愛好者のこと)でしょうか。
店内は、ランチパックのラスクや飲み物があるほかは、ほんとうに全部ランチパック。
店内の棚5段に整然と並ぶほか、外にも並んでいる。
定番商品も含まれるとはいえ、惣菜パン系・菓子パン系20種類じゃきかないだろう。秋田県じゅうの店を回っても、こんなにたくさんの種類はない。
商品1種が2列以上に渡って置かれているので大量に在庫があって、品切れにはなりにくそう。しかも商品の回転が速いのか、消費期限まで余裕がある。価格は標準価格。

3種類を購入。
ポイントカードがあるそうで、作りますかと聞かれたけど、そこまで頻繁には来ないのでお断りしました。
PASMOの電子マネーで決済できるので、互換性のあるSuicaも使用可。Suicaポイントは付かない。(池袋店はSuica電子マネーとして決済できるようだけど、ポイントは?)
レシートのヘッダーの店舗名は活字で、「ヤマザキ」や「ランチパック」のロゴはなかった。


これが不定期入荷の他地域商品のようで、店の前に積まれていた。他には新潟の黒崎茶豆クリームがあった。【16日追記】フェイスブックによれば、この2商品は9月8日から14日の限定販売だった。1週間ごとに他地域からの輸送商品は変わるようだ。
秋のわくわくプレゼントの点数シールが2点であるように、菓子パン系ランチパックにしては高い価格。丹波の黒豆だからね。
中は、

味はお節料理の黒豆そのまま。蜜の甘さがおいしく、ホイップとも合う。アンパンの派生だと思えば、別におかしくない組み合わせか。
あとは関東の製品なので、東京では珍しくもないのかもしれないが、秋田では見たことがないもの。

「ふなっしー」で有名な船橋市の隣の市川市も、梨の産地のようだ。山崎製パンの創業地でもある。
梨のジャムというのも珍しいけど、それにレモンクリームを合わせるとは。

梨とレモンも合わなくはなかったけど、レモンは必要だったのかな。味を整えるためとかだろうか。

梨ジャムは和梨のじゃりじゃりした感じも分かって、おいしい。梨ジャムだけでも悪くなさそうな気がした。

これは「新発売」シールがあるから9月発売。他の2つにはなかったので、8月以前から出ていたのだろう。
JA安房のびわのペーストが入ったジャム入り。ビワのジャムも珍しい。

甘酸っぱいビワの味がする。もうちょっと味がはっきりしてもいいかもしれない。
ランチパッカーとしては、これからも東京へ行った時は、ランチパックSHOPは要チェックです。
【2023年3月26日追記・ランチパックショップのその後について】大阪は2014年、池袋は2021年、秋葉原も2023年3月でいずれも閉店。ランチパック専門店はなくなった。