広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

ついにストリートビュー!

2013-09-26 23:57:52 | 秋田の地理
ついに、いや、やっと、Googleのストリートビューが秋田市など秋田県内に対応した!
とりあえず第一報をアップして、後で追記します。

【以上、2013-09-26 19:51:21初回アップ。以下、23:57追記(記事の投稿時刻を変更します)】

※ストリートビューについての直近の記事
おそらく今日、東北地方北部日本海側のストリートビューが始まった。
これにより、国内において広範囲でストリートビュー未対応なのは、山形県庄内地方や新潟・富山県境付近だけになるのではないだろうか。

東北地方北部
今回始まったのは、秋田市のほか秋田県や青森県津軽地方の「市」部が中心。秋田県の各市、青森県弘前市や五所川原市の中心部がおおむね対応している。【正確な市町村数などは記事末尾の28日付追記参照
一方、青森県黒石市やつがる市、さらに秋田・青森のほとんどの町や村は、自治体内を通る国道など幹線道路のみ公開されていて、市街地は未対応。
静岡県でもそうだったが、ストリートビューは「市」を優先して公開し、大きな街でも町や村は後回しにする傾向があるようだ。
【28日追記】男鹿市の男鹿温泉や入道崎、由利本荘市鳥海町笹子など、失礼ながらけっこうな「田舎」も公開されている。これらは「市」内だからだろう。一方で、それなりの規模の町を形成している秋田県八郎潟町一日市や五城目町中心部、青森県大鰐町や鶴田町の中心部なんかは、おそらく「町」だからという理由で、ほとんど見られない。

撮影された時期(画面下に年月が表示される)は、秋田市は2012年秋、弘前市は2013年春。秋田市では昨年秋に撮影車の目撃情報が多く、まさにその時に撮影していたことになるが、だいぶ待たされた。

それにしても、自分の身近な場所がネットで見られるようになるとは感慨深く、時代の変化を感じるとともに、ちょっと怖い。
我が家周辺などは、まあ予想通りの映り方だった。でも、恥ずかしながら、僕自身の姿が公開されてしまっている!(自宅以外の場所で)
撮影車が走っていたのを見たことがあったのだが、その時。やや遠くて小さいし、顔にモザイクがかかっているので、僕を知っている人でも言われないと気づかないと思いますが。


では、ストリートビューの画像からいくつか。
上記の通り、秋田市の撮影時期は秋。具体的には仁井田など秋田市南部が9月、それ以外は10月が多く、まれに11月がある感じ。
ということで、9月撮影の仁井田では、
黄金色の田んぼ
稲刈り作業中の所もあり、遠くには太平山。秋田の秋らしい光景。
稲刈りが終わっている10月撮影の地域では、寂しい光景なのが残念。

紅葉の桜並木
紅葉が見られる場面も多い。同じ木でも、アングルによって撮影日が違うことがあり、紅葉と落葉した姿が混在しているものもある。
でも、上の桜並木は、奥羽本線泉踏切付近の自転車道。ここって歩行者自転車専用道(地域住民の車は入れる)のはず。あまり褒められた画像ではないのではないでしょうか。【28日追記】警察の許可を取って車両を入れた可能性もあります。

ストリートビューは、撮影車が入れる公道なら、どんなに狭くても入って撮影する方針のようだ。もちろん、法規は守って。
例えば、平和公園のてっぺん、秋田駅東口や土崎駅のロータリー、大野四区のバス転換・待機場の中にも律儀に入って撮影している。(大野四区については微妙だが、入るなという掲示がないからいいのでしょう)
ところが実際には、上のように車が入れない道に入ってしまっていたり、逆にまだ入れる道なのにあっさりと引き返して(?)しまっている場所もある。
千秋公園二の丸広場でストリートビューが途切れる
千秋公園の表側(県民会館の下)から坂を上って、二の丸広場手前・佐竹資料館前までは、車が入れるので、上の画像は問題ない。
反対の裏側は、明徳小学校や千秋トンネルの上を通って、彌高神社脇まで車が進める。ところがこちら側のストリートビューは、明徳小の前で終わってしまっている。ずんずん進んでもらって、千秋公園内の景色を見たかった。→後に公開された

ストリートビューでは、地下道路やトンネルも真っ暗な映像が公開されるのが普通のようだ。
秋田市でも、節電で照明が間引きされている千秋トンネル、泉・外旭川の古いアンダーパス(狭い「ゆうれいトンネル」も含む。【29日追記】「6番・菅野地下道」だけは対象外)はもちろん、秋田中央道路の地下トンネル内も延々と公開されている。
地図上では、地上か地下かの区別がつかないため、
地下トンネルと地上の道路の線が重なっていて分かりにくい
また、上の地図の通り、山王大通り(愛称・竿燈大通り区間も含む)では、中央分離帯を挟んで両側がそれぞれ撮影・公開されているのが珍しい。(分離帯があっても、例えばけやき通りでは片側車線の映像しかない)

撮影から1年が経過しているので、この間に姿が変わったり、消えてしまったりしたものが、ストリートビューに残っていることになる。
昨年末にリフォームされた土崎駅駅舎は足場に囲まれた工事中だし、現在は解体工事が進んでいる広小路のアーケードはまだ健在。他にも、
一時撤去中(だけど入札不調による工事遅れでどうなるか)の秋田市役所前の花時計
今はセブンイレブンがある中通六丁目と通町は、
 
どちらも駐車場。

解体された「農林ビル」は、
足場を組んでいるアングルと

それより前の姿のアングルも

由利本荘市に飛んで、由利橋もまだ建設途中で、
仮橋から足場で囲まれた新しい橋を眺める

さらに、秋田市のJR東日本秋田車両センター。
手前の田んぼは稲刈り済み
右側に停まっているE3系って、
ひょっとして引退した(もう解体された?)量産先行車「R1」編成

いろんな記憶や思い出が残るストリートビューでもある。
弘前のストリートビューについて、別記事にするつもりです。

【28日追記】27日に、各地の地元紙などでストリートビュー開始が報道された。
今回は「秋田県、栃木県、三重県、和歌山県、山口県、大分県、佐賀県の 7 県においては、同県内の主な市街地のストリートビューを公開、また、青森県、茨城県内の対象エリアを拡大」(Google公式ブログより)。
秋田県は2012年9月~11月に撮影。以前からちょっと(国道108号線)だけ公開されていた湯沢市はエリアを拡大、残りが新規公開で13市9町2村。したがって、秋田県はいちおう25市町村すべてがストリートビュー対象地域になったことになる。
青森県は2013年5月撮影。3市1町でエリア拡大、6市15町6村で新規公開。青森県は40市町村あるので31/40。
【28日訂正】Googleの発表では、秋田県において「湯沢市」を「新規」と「拡大」両方に掲載してしまっている。したがって、秋田県で現在ストリートビュー対象地域なのは「大潟村を除く13市9町2村」が正当。
27日付秋田魁新報社会面では「25市町村に拡大」と見出しや記事で述べているが、間違っていることになるんじゃありません?
【10月9日追記】10月8日付秋田魁新報の1面コラム北斗星でも取り上げ、「県内では湯沢市の一部だけが対象だったが、先月末から全市町村の幹線道周辺や中心部の映像を見ることが可能になった。」としている。でも「全市町村」じゃないってば!
※2014年8月に、大潟村でもストリートビューが公開されるようになった。これで全市町村が対象になった。


ちなみに、“アキタ”の某週刊紙のブログ「Editor's Note」に、この件についてGoogle社から配布されたと思しきプレスリリースの紙の写真が出ている。
内容については、Googleの公式ブログと同じようだが、右上に赤文字で「解禁指定:9月26日11:00」と記載されている。それが公開が始まった時刻かもしれない。

※秋田のストリートビューのその後の変化
コメント (15)
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