本題の前に、小田急バスから秋田に4台が移籍している、いすゞ製大型ノンステップバス「エルガ」に、やっと乗ることができた。
臨海営業所の「989」に新屋線で。
この車は土日の13~14時台の大森山往復、曜日を問わず16時前後に秋田駅を出る新屋線、新屋西線、川尻割山線に充当されることが多い気がする。(16時台はエアロスターの929も見かける)
エルガには、秋田県外で何度か乗っている。たしかに中型ノンステップバスよりは広く感じるけれど、思ったほど広大でもない。
座席配置が都市型仕様(前方の席が少ない)なのは、広さを感じさせるが、タイヤスペースが出っ張っているなど無駄な空間が多くて、そうでもないような。
その座席配置を詳しく記すと、前輪の上の高い場所は、運転席側には座席自体がない(今の標準仕様ノンステップバスでは、ここにも席がある)。ドア側には座席があるがチェーンで封鎖されている。中央交通では、転落事故を恐れてか、ノンステップバスのタイヤ上の座席を使えなくしている。
前輪のタイヤスペースの後ろは、運転席側は、前向きの折りたたみ式の1人掛けが4席で、2台分の車椅子スペースか。ドア側は、窓を背にする優先席4人分。
したがって、段差がなくフラットな車両前半分には、8人しか着席できないことになる。
段差がある後ろは、すべて2人掛け。
シートは優先席が赤茶色、他はエメラルドグリーン。
車載機器。
運賃表示器は最近中央交通が導入している、レシップ製の液晶式。整理券発券機は、おそらく小田原機器製の使い古し(他車の使い回しか)。運賃箱は、幅が狭くてコンパクトな小田原機器製の新品(自動両替式運賃箱RX-NZS型か)。
運賃箱は自動計数機能などがない、いちばん安いタイプだと思われるが、中央交通ではほとんど見かけない最新型。中型のエルガミオの中古では、旧型の運賃箱を設置しているが、エルガは設置スペースが妙に狭いので、薄い新型を置かざるを得なかったのかもしれない。
小田急から来たエルガミオ(一部を除く)と同様、中ドアの開閉時には「ドアが開きます/閉まります」としゃべる。
運賃箱付近から前ドアにかけて、とてもワイドで、感覚としては中ドアと同じくらい。大きな荷物を持っていても降りやすい。
先日札幌に行った時、わりと新しいワンステップのエルガ(厳密には同設計の日野ブルーリボン2)に乗った。やはりノンステップよりワンステップのほうが、座席数が多くデッドスペースが少なく、車内空間を有効に使えていると思った。
段差1つでも少ないほうが助かる人もいるし、補助金などの関係もあるわけだが、必ずしもノンステップ一辺倒にこだわるべきでもないのではないだろうか。
【2016年5月29日追記】後部の段上の席は、足もとに微妙な出っ張りがある席が多く、座席間隔はややきゅうくつに感じた。はっきり言って、居住性はあまりよくない。
さて、ここから本題。一般塗装への塗り替えが進む、「三平バス」。
「139」という車両は、今までの一般塗装よりも、正面の緑色の帯が太くなっていた。
(再掲)正面と側面で同じ太さ
その後、いちばん最近に塗装された「121」では、
以前と同じ細い帯に戻った
139が唯一の珍塗装となるのだろうか。
ところで、この121、
三平バス当時の姿
正面の行き先表示に注目。
文字が下に寄っている
LEDの表示内容が、全体的に下にズレていて、系統番号を囲う枠の下辺や文字の下部が見えなくなっている。「三丁目」が「二丁目」みたいに見えてしまう(線の長さが違うから見間違えはしないけど)。
塗装変更後も、直っていない。※2014年8月29日現在も、そのまま。
LED装置そのものを物理的に車体の下寄りに設置してしまったわけではなく、LEDが集合した“画面”の中において、文字のデータが下寄りに表示されているという、ソフトウェア的な問題のように思えるから、設定をいじれば直るのではないだろうか。
テレビ受像機では、「垂直位置調整」みたいな項目が、メニューの奥深くにありますが。
臨海営業所の「989」に新屋線で。
この車は土日の13~14時台の大森山往復、曜日を問わず16時前後に秋田駅を出る新屋線、新屋西線、川尻割山線に充当されることが多い気がする。(16時台はエアロスターの929も見かける)
エルガには、秋田県外で何度か乗っている。たしかに中型ノンステップバスよりは広く感じるけれど、思ったほど広大でもない。
座席配置が都市型仕様(前方の席が少ない)なのは、広さを感じさせるが、タイヤスペースが出っ張っているなど無駄な空間が多くて、そうでもないような。
その座席配置を詳しく記すと、前輪の上の高い場所は、運転席側には座席自体がない(今の標準仕様ノンステップバスでは、ここにも席がある)。ドア側には座席があるがチェーンで封鎖されている。中央交通では、転落事故を恐れてか、ノンステップバスのタイヤ上の座席を使えなくしている。
前輪のタイヤスペースの後ろは、運転席側は、前向きの折りたたみ式の1人掛けが4席で、2台分の車椅子スペースか。ドア側は、窓を背にする優先席4人分。
したがって、段差がなくフラットな車両前半分には、8人しか着席できないことになる。
段差がある後ろは、すべて2人掛け。
シートは優先席が赤茶色、他はエメラルドグリーン。
車載機器。
運賃表示器は最近中央交通が導入している、レシップ製の液晶式。整理券発券機は、おそらく小田原機器製の使い古し(他車の使い回しか)。運賃箱は、幅が狭くてコンパクトな小田原機器製の新品(自動両替式運賃箱RX-NZS型か)。
運賃箱は自動計数機能などがない、いちばん安いタイプだと思われるが、中央交通ではほとんど見かけない最新型。中型のエルガミオの中古では、旧型の運賃箱を設置しているが、エルガは設置スペースが妙に狭いので、薄い新型を置かざるを得なかったのかもしれない。
小田急から来たエルガミオ(一部を除く)と同様、中ドアの開閉時には「ドアが開きます/閉まります」としゃべる。
運賃箱付近から前ドアにかけて、とてもワイドで、感覚としては中ドアと同じくらい。大きな荷物を持っていても降りやすい。
先日札幌に行った時、わりと新しいワンステップのエルガ(厳密には同設計の日野ブルーリボン2)に乗った。やはりノンステップよりワンステップのほうが、座席数が多くデッドスペースが少なく、車内空間を有効に使えていると思った。
段差1つでも少ないほうが助かる人もいるし、補助金などの関係もあるわけだが、必ずしもノンステップ一辺倒にこだわるべきでもないのではないだろうか。
【2016年5月29日追記】後部の段上の席は、足もとに微妙な出っ張りがある席が多く、座席間隔はややきゅうくつに感じた。はっきり言って、居住性はあまりよくない。
さて、ここから本題。一般塗装への塗り替えが進む、「三平バス」。
「139」という車両は、今までの一般塗装よりも、正面の緑色の帯が太くなっていた。

その後、いちばん最近に塗装された「121」では、

139が唯一の珍塗装となるのだろうか。
ところで、この121、

正面の行き先表示に注目。

LEDの表示内容が、全体的に下にズレていて、系統番号を囲う枠の下辺や文字の下部が見えなくなっている。「三丁目」が「二丁目」みたいに見えてしまう(線の長さが違うから見間違えはしないけど)。
塗装変更後も、直っていない。※2014年8月29日現在も、そのまま。
LED装置そのものを物理的に車体の下寄りに設置してしまったわけではなく、LEDが集合した“画面”の中において、文字のデータが下寄りに表示されているという、ソフトウェア的な問題のように思えるから、設定をいじれば直るのではないだろうか。
テレビ受像機では、「垂直位置調整」みたいな項目が、メニューの奥深くにありますが。