麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

カナリーホール

2009年07月26日 | 東演
 東演は初めて寄せていただいた「とぎつカナリーホール」は我々が公演したホールのほか、民俗資料館、児童館、練習室等があり、それから「森の広場」「空の広場」というユニークなスペースを有していた。

 丘陵地に建っていることを生かし、屋上部分をウッドデッキや芝生、土の遊歩道を組み合わせて造成している。自然との調和をはかり、同時に温暖化にも対応しているのだろう。

 平面ではなく高低差を生かした迷路のような空間には驚かされた。
 2003年「建築美協会賞」を受賞しているのは大いに頷ける。

 そしてこの二つの広場は、さらに高台の「こども広場」に繋がっている。ただこのステキな「自然的場所」は、悲しいかな町全体に本物の自然が溢れているので、人の姿がなかった。

 否、この日は雨が降ったり止んだりだったせいで、きっと普段は違うのかもしれない。
 たまたまこの日のある時間は僕が貸切で使わせていただき、低木の下を童心にかえってくぐったら、一斉に蝉が舞い上がった。

 寿命がせまっているのもいて、もう高く飛べず、僕の頭のあたりを重そうに飛ぶ、その羽ばたきは、夏の哀れを誘い、一句ひねれそうだった。

 さて、外観はこのくらいにしよう。

 働くスタッフは切れ者が多いようだ。
 例えば、辻井伸行氏のリサイタルを、ヴァン・クライバーン国際ピア ノ・コンクールで優勝する前に決めるという、素晴らしい眼力を持っている。
 10月のチケットは当然即日完売。

 そんな目鼻の利くホールから指名されたことは素直に嬉しい。


 最後に少し突っ込んだ話をすれば。キャパは1階席554、2階席216と申し分なく、ただ音楽向きに音が広がる造りになっていて、役者は苦戦するだろうと懸念していた。
 が、どっこい2階の奥でもクリアに聞こえた。
 もちろん、今や、どんな客席の大きさにも、残響の良さにも、対応できる力をつけてきた『月光』の、とくに通称A班であるから、役者たちは工夫をして演じていたのだろうけれど…。
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スクランブルな25 日

2009年07月25日 | 東演
再び携帯から

時津公演の仕込みが始まっている。
今日は京都でも『朗読劇/月光の夏』が上演される。
そちらは山田、小池、小高、奥山の俳優陣で
ピアノは根岸弥生さん。
実は音響の高橋清志さんも、
昨日、我々と松山で別れ京都入りした。

かわって長崎には野が入り、
1ステージ音を出したあと
豊橋~名古屋の公演のため、
岸並、江上、能登、南保班と別れる。

こちらは時津から別府に明日移動し、
そこに京都から高橋清志さんが合流、と。

なんだか書いてる僕自身コンガラガル、
とてもスクランブルな編成を組んでます(^-^ゞ

そして九州2公演で
ベートーヴェンのソナタを奏でるのは植田伸子さん。
まもなく劇場入り(^ー^)

雨が降り始めた。
午前の小屋入り時間では堪えてくれた空。
開場前にまた泣き止んでくれると良いのだが……。
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長崎は今日も雨だった

2009年07月25日 | 東演
 フェリーから山陽本線。
 徳山で新幹線で博多。
 博多かは特急「かもめ」と乗り継いで・・・
 昨夕、到着した長崎は雨だった
 雨どころか、竜巻警報が出て、
 雷を伴う土砂降りの時間帯もあった。

 ちょうどそんな時間帯に
 長崎市民劇場さんに顔を出す。

 今は『ピアノ・ソナタ「月光」による
 朗読劇/月光の夏』をもっての巡演だが、
 9月には『どん底』で、九州全域を回る。
 そのツアーでお世話になる鑑賞会のひとつが、
 長崎市民劇場。

 ちょうど東演と同い年。
 今年50周年を迎えるそうだ

 作品の魅力、作品を離れ演劇そのものの力など。
 ちゃんぽんはじめ美味しい料理を
 ご馳走していただきながら、
 悪天候を吹き飛ばす楽しいひとときを過ごした。
長い移動の疲れがとび、
 時津公演へのパワーもいただいた!

         

 日をまたいで、今日の夜は長崎市のお隣
 「時津町」で『月光の夏』。

 一度あがった雨が30分ほど前から降り出した。
 今、ホテルのフロント。
 お洗濯の合間、ロビー備え付けのPCで書いてます。
 だから、久しぶりの長編(?)

 さて。日の出るころにはやむかしらん。
 せめて、夕方には・・・。

 と。自分のことばかり考えていてはいけない。
 山口に続き、福岡県福智町など
 九州北部も豪雨による被害が出ている。
 自然にはかなわない。
 少しでも被災の小さいことを。
 
 それから命だけは助けて欲しい、と願う。
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符合

2009年07月24日 | 東演
 昨夜一泊したホテルは朝、ドア下から新聞を忍ばせてくれるタイプでした。
 地元の愛媛新聞。その5面(社会面)の4コマ漫画のタイトルは『カンちゃん』(作/フジヤマジョージ)。

 今巡演している作品『朗読劇/月光の夏』の演出家・鈴木完一郎さんの愛称と同じ。
 偶然ながら面白い符合だ。

 松山からフェリーで柳井に渡ったことは書いたが、港からJRの駅まで歩き、その駅前の飲食店で昼食をとった。
 その店の神棚に「代田八幡宮」のお札。

 言うまでもなく、わが東演の所在地は「世田谷区代田」。こんな偶然ってあるのだな(^-^ゞ

 ちなみに柳井港駅から程近い独歩碑の近くにある八幡様で、世田谷の代田と関係あるかは定かではない。

 独歩とは国木田独歩で。決して『七山里』に出演していた成田独歩さんのことじゃない。
 が、これも強引な符合といえちゃうかな(@_@)
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フェリー

2009年07月24日 | 東演
しらきさん。
総トン数441。

 松山の三津浜港から、本州は山口県柳井に向かい、『月光』班(岸並、江上、能登、南保+スタッフ)は、最終的には次の公演地・長崎を目指している!

 愛媛2公演でメチャお世話になった木村さんに手を振りきれんばかり振って、瀬戸内を走る。
 左右に小さな島々を見て、潮の香りに包まれながら。
 そのカーフェリーの名前が冒頭の「しらきさん」。
 左右に三人掛けのイスが12ずつ。真ん中はカーペット敷きのくつろぎスペース。
 船旅。やっぱ癒されますな

 今日は一日を移動に費やします!
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とんだ

2009年07月23日 | 東演
 7時、定刻で砥部公演も無事開演。
 ピアニストの坂本さんのファンも多く駆けつけ、昨日より客層が若い感じがした。

 そう。仕込み中に西条公演のアンケートが届いた。たくさんの数、それも思いのこもった感想が多く、昨夜のなかなか鳴りやまなかった拍手が蘇った。
 閑話休題。

 砥部文化会館の、次回の大型企画は中国の昆劇。
 『月光の夏』の紹介の隣に、予告のパネルが立っていた。

 どこまでも中国と縁のある東演である(^ー^)
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とべ

2009年07月23日 | 東演
 舞台裏のリハーサル室で坂本妹(さかもとまい)さんが「月光」を練習する、その奏でる音を聞きながら書いています。
 昨日走った松山自動車道を逆に走り、砥部町文化会館ふれあいホールに着いたのは午前11時過ぎ。
 『月光の夏』にしてはのんびりペースだ。

 町役場の脇の坂を登った文化会館には図書館、郷土資料館、それから井上正夫資料室が併設されている。

 井上正夫は演劇人で、旅役者から始まり新派、連鎖劇などを経て、映画でも活躍した俳優で、昭和11年「井上正夫演劇道場」を開設。
 新劇の村山知義を演出に招いて、新派に新劇を取り入れた新たな試みは、また、商業演劇の芸術性を高め「中間演劇」と呼ばれた。
 演劇界に果たした役割は計りしれない人物だ。
 その彼の故郷が、砥部なのだ。

 今日は西条より一回り小さな800席の小屋。『月光』にはよく合うキャパだ。

 しかも演劇の神様が降りて来る可能性大なロケーション。

 開演は7時です!
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雨あがる

2009年07月22日 | 東演
 松山空港でレンタカーを借りる頃には雨が上がり、天頂では皆既日食が始まっていた。

 世紀の天体ショーを役者たちが眺める中、僕と古さん(舞台監督の古舘氏)は事務手続き。
 トヨタ・アルファードの鍵を受けとる頃には終了してた(T_T)

 それは午前中のこと。

 高速を飛ばして西条市へ約一時間。
 仕込み、照明シュート、ビアニストを交えた段取りを終えて、あとは開場を待つばかり。

 各自それぞれのペースで準備に入っている。
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月光の朝は早い

2009年07月22日 | 東演
というわけで。
『ピアノ・ソナタ「月光」による朗読劇/月光の夏』の四国九州ラウンドに出発だ。
朝6時前の山手線。
あいにくの雨。
向かうは松山空港(もちろん羽田経由で)。
そこからレンタカーで愛媛県西条市へ。

さ、試しにこんくらいで携帯から送ってみるか(^ー^)
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街の中の東演/予告編

2009年07月21日 | 東演


 昨日書いた「街の中の東演」を思いついたきっかけの一枚。
 2008年9月某日、たしか『空ゆく風のこいのぼり』のチラシを、宮崎県の東京事務所に持っていった日。
 そのビルの地下にあった「お蕎麦や」さんを
 パシャッ!

 ◎『空~』は宮崎を舞台にした作品。
  県の後援もいただいた舞台です。

 以来、

こんなのや、

こんなの



 2枚目の「山田」は、衣裳の竹内陽子嬢のところに打ち合わせに行く途中だから、西日暮里あたり。

 「能登」は下北沢と池ノ上の中間あたりをチャリで走ってて…。

 まだまだ沢山ストックがあるのです。
 舞台写真を織り交ぜながら役者の劇場とは違う顔を紹介したりできれば、と。 

 蛇足ながら・・・
 こいけ=小池友理香
 山田=山田珠真子
 のと=能登剛
 ・・・東演の俳優陣です。

 さて。これが984本目のブログ。
 できれば1000回を節目にリニューアルしたいのだが…。
 しかも、切れ目よく7月中に。
 う~む、でも、それって・・・。

 しかも劇団PCからの投稿しかできないおいらが、明日から28日まで『朗読劇/月光の夏』のツアーに帯同するのだ。

 
 よし携帯からの投稿にチャレンジだ

 
 なお、『月光の夏』のスケジュールは
 7/7付弊ブログを参照くださいませ。
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