麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ぶらり横浜

2008年06月16日 | 東演
横浜というと、ベイブリッジだの赤レンガだの、マリンタワーに山下公園、馬車道、港の見える丘公園…あと中華街とか。まあ、そーゆー情報誌やグルメ雑誌を飾る素敵な場所を連想をされる方が多いと思われます。
        
 が、それらは「みなとみらい駅」や「関内駅」などなどが最寄りのプレイスで、「横浜駅」周辺そのものは、そごう、高島屋、ルミネ、岡田屋モアーズ、マルイシティ、ジョアイナスといった百貨店、それから一時は日本一だった巨大地下街が充実しているものの、街並としては“おしゃれ”とは程遠い雑多なトコロである。

 東演の第126回公演『大地のカケラ』を書き下ろしていただいた、はせひろいち氏。彼が代表を務めるジャブジャブサーキットの看板女優にして制作も担当する咲田とばこさんが、一人芝居に出演されるというので、相鉄本多劇場へ、土曜日の劇団総会を終えた足で向かった。

 長らく神奈川県民であった私だが、そのほとんどを小田急線沿線で過ごしたので、県庁所在地である「横浜」に行ったこと、割とが少ない。
 
 今回もホント久しぶりだった。
 昨年秋、全国演劇鑑賞会の全国総会がヨコハマで催されたが、それは、みなとみらいエリアでの開催だったので地下鉄直通の東急東横線で「横浜駅」は通過したのでございました

 話を土曜に戻しましょう。
 駅から直接劇場には向かわず、西口に出て右手のエリア・・・岡田屋モアーズとエクセル東急の間を抜け、鶴屋橋を渡る・・・前述した、決して洒落てない中でも、より一層チープな(?)界隈へ足を向けた。
 全国どこにでもあるファストフードと居酒屋のチェーンが、これでもかと軒を連ねる道から路地に入ったラーメン店『濱虎』へ。
看板メニューの「塩鶏そば」で腹ごしらえ。

 取って返し再び駅前を通過。高島屋の1階部分を貫けば、目指す劇場は前の前だ。
 幸橋を渡ると、そのまま「相鉄ムービル」2Fに入れる。相鉄本多劇場はその3階。
 劇場前には、多くの人が開場前から期待を胸に列を作っていた。

 北村想レジェンドプロデュース『NAGIAA~流れゆく夜と霧~』(作・演出/北村想 出演/咲田とばこ)
 横浜6/13-15、名古屋6/20-22、大阪8/30-31

 北村氏の詩的で力強いホンは、時空の異なる6人の登場人物~少女から中年の占い師まで~を綾のように登場させるのだが、その複数の人物を咲田氏が見事に演じ上げる。個人的には、ふだん所属劇団で演じない少女役(しかも外国人)の、ジュスティーヌが良かった
 
コメント
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