麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

シリーズ/月光と空風のはざまで…(3)

2008年06月21日 | 東演

 シリーズ(2)で触れた、「宮崎牛」や「大名筍」などをいただいた藤井さん宅近くのお店。

 も少し詳しく書くと、宮崎市郊外の高岡町にある。
 国道を宮崎から小林に向けて走ると、右に「フェニックス高原CC」の入口があって、そのトイメン(つまり進行方向左)に小さく看板が出ている。

 「たかおか 魚苑」・・・木で出来た風情のあるものが。ただ、注意していないと見逃すテイで立っている。

 魚がつくだけあってか(?)、路地を下っていくと川に突き当たる。突き当たるけれど店はない。
 なんと、浦之名川に流れ込む浅瀬の支流(?)を渡った所に、店はあるのダ。

 「藍染めの展示会をした時は、もっと怪しい雰囲気だったのですが…」とは藤井さん。リニューアルした今は、茶色い木壁に、竹を編み込んだような瀟洒な造りになっていて、個室も完備。
 さらに川沿いに「外座敷」もあって、そこは東南アジアの雰囲気すら漂う。

 とにかくロケーションに“おもてなしの心”を感じる店でございました。
 「Yahoo!グルメ」にも載っているのだけれど、そのデータでは「交通手段 JR宮崎駅からタクシーで40分」って場所だから、その分、それでも行くって気にさせるのは大変だし、一度利用した感想としては「十分行く価値アリ」の店でした。

 来年創立五〇年を迎える東演
 下北沢に移転してからでも、早三〇年
 けれども実は「シモキタ」と謳うには、なかなかどうして距離のある劇場である。その点でも「たかおか魚苑」さんの居方は参考になった!

 《春は桜、夏は虫の声、秋は山々の紅葉、冬はちらつく雪という外界と隔絶したロケーションの下、鮎、コイなどの川魚、宮崎牛や宮崎地鶏、猪肉などの本格郷土料理を心ゆくまでお楽しみ下さい》とお店のHPにあるけれど。。。

 外界と隔絶した「東演パラータ」という、高いタッパと特有の雰囲気を要する小屋で観劇中は“ひとときの夢”を…。
 外は真夏でも吹雪の、あるいは世田谷だけれど遠く異国の地を、舞台に出現させて、本格的なリアリズム演劇を、これからも変わらずに届けたいと思っています。
個性的な俳優たちの素材を生かした和洋中・・・様々な味付けでお召し上がりくださいませ

コメント
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