麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

JAMSESSIONの『女の平和』

2009年02月17日 | 鑑賞
 第19回下北沢演劇祭参加
 JAMSESSION.09
 『女の平和』
 作/アリストパネス 演出/西沢栄治
 下北沢「劇」小劇場
 2月13日(金)~2月22日(日)

 もともとはメッチャ大勢でやる芝居。
 我が区民Aでは11名編成ですが、それを上まわる(下まわるか?)、たった8人での『女の平和』でした!

 しかも舞台にはテーブル1つと椅子2脚のみ。
 ギリシャ悲劇なのだが・・・女性陣は和服を美しく着て登場する!!!

 のっけからのハイテンション。
 テンポ良く展開するのだが、リュシストラテ、ランピト、ミルネ、カロニケの4人(*)のキャラクター設定が明確だったことが芝居のメリハリになっていた。
 4人の女優さん達自身が4者4様だったことも手伝って。。。

 とてもカッチョいい舞台でした
 04年に「若手演出家コンクール」で最優秀賞受賞を得た西沢氏のセンスの光る作品。

 例えば、弊団公演『萩家の三姉妹』に「以前私も出演したことがあって…」と、観に来たお客様がいた。
 優れた作品は多く演じられるのは当然だけれど……。
 今回距離でいえば100Mの場所、北沢タウンホールと「劇」小劇場で、しかも2/21(土)、22(日)はともに公演しているという、これほどの重なりは、なかなかないことダ。
 アリストパネスもさぞや驚いていることだろう。

 上演時間はどちらも約1時間。
 土曜の3時半開演の「ジャム」を観て、夜7時の「さぎそう」を観ることも可能だ。あるいは日曜2時の「さぎそう」→5時半の「ジャム」と見比べることも。

 何の企みもなく偶然重なった演目だが、これまた何の相談もなかったのに、カット部分が似てもいた『女の平和』であった。

 そして我々も、あさってには劇場入りである。

 (*)「さぎそう」ではラムピト、ミュリネという役名を使用。
コメント
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