麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

かんげきちゅうどく

2013年03月08日 | 鑑賞
昨日はマチネに中国の、
ソワレにドイツの芝居を観、
まさに「中独芝居づくし」の
言い方をかえれば「観劇中毒」な
一日となりました(;^_^A

古巣の劇団東演の
『長江―乗合い船』は
大変珍しい「中国現代劇」
。。。現代といっても
書かれたのは90年代半ば、
日本初演は1998年で、
以来全国で150を超える
ステージを積み上げた
劇団の財産演目の一つを、
2004年ぶりに再演した舞台。

演出が替わり、美術や音響等の
スタッフワークも新しくなりつつ
衣裳や小道具のところどころに
鈴木完一郎版を彷彿とさせる
欠片を残した舞台だった。

かたや東京演劇アンサンブルの
『忘却のキス』は、
現代ドイツを代表する
劇作家、小説家、エッセイストの
ボートー・シュトラウスの
98年の作品で本邦初演となる。

映像を駆使し、生の音楽
(クロマチック・アコーディオン)を
挿入した難解ながらポップな作品。

大抜擢となったヒロイン役の
山崎智子が健闘。

ヒロインといえば『長江』は
初演以来、米玲(ミーリン)役を
劇団若手女優の登竜門として
久瀬新子、青木成美、古田美奈子
とバトンが繋がり、
今回、落合咲野香の手に。

。。。この舞台には思い入れが
強いので別稿で詳しく書こう。

とにもかくにも。
世界を駆け回った気分な一日。
コメント
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