麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

はじまりの場所

2013年03月29日 | 制作公演関連
きのうのブログで三人の女優が
20年の時を経て共演と書いた。


上は、川崎市の中核都市のひとつ
溝の口である。その駅前にある


高津市民館。
ピタパタ第二回公演『猫町』の
稽古が昨夜行われた。

主宰にして脚本と演出を手掛ける
今井一隆との関係は、旗揚げ公演の
『ジョマクノギ』(2012年6月)
近辺で詳しく述べたので省くけれど、
出会いの場となった
「地域を創る川崎演劇座」の
活動場所のひとつが、
まさにこの高津市民館だった。

20年にはかなわないが、
ぐるりと15回暦をめくって、
再び彼とここで芝居を創っている
不思議。
(初演時はここで稽古せず)

話はまだ終わらない。
今井は当時、ある処の制作で
前任は田畑(たばたけ)氏。
「地域~」開講時は田畑氏と
僕の二人で事務局を務めていた。

その彼が一昨日終幕した
『ハルメリ2013』の楽屋に
ひょっこりやって来た。
場当たり中だったから22日だろう。

『ハルメリ~』演出の丸尾聡との
出会いも思えば「地域~」。
本来指導に当たるはずの
「ある処」の代表が多忙な折、
当時まだ若手だった(?)
丸尾を代行講師に立てたのが
初対面となった。

田畑氏と丸尾の交流は
その後も続いていたらしく
奇しくも僕と田畑氏の再会が実現。
彼は芝居から足を洗い、
今は塾講師だという。

あの頃「ある処」は、
ワンマンで理不尽な代表に
ついて行けず次々制作が代わり
賢明な今井も、田畑氏からのバトンを
数ヶ月で渡した。
渡ったのは当時役者だった岡くんの手。
嗚呼。
こうなると岡くんに会わずにはいられない。

しつこくなるが「地域~」絡みの
縁の話を最後にもう一発

座高円寺さんから、
「ちょうど『ハルメリ~』公演中に
四国学院大学で学ぶ学生十数人が
東京での観劇作品をさがしているが
対応可能ですか」と
有難い申し出をくれた。即OK。

で。その大学で演劇を教えている
西村先生は、やはり「ある処」の代表から
「君はまだ経験が浅いから
受講生と一緒に勉強しなさい」と
「地域~」に参加した若手の一人だった。

川崎演劇座は「地域を創る」ことは
うまく出来なかった気もするが、
のちに演劇界に多彩な人材を送る
場所に、結果なったようである。


コメント
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