麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

『暝い海』と甲子園

2014年05月18日 | 制作公演関連
エースで四番、チームの大黒柱不在で
激烈な地区予選を勝ち抜いて
甲子園に名乗りをあげる高校を時折みる。



J-Theater~日本人作家シリーズ~
朗読劇『暝い海』は、
高名な絵師となった北斎が、
新進の広重に嫉妬する心象を
鮮やかに描写した藤沢周平の
出世作の舞台化である。

その主人公・北斎を演じる
石鍋多加史が、別の舞台で
15日から留守している。
プロデューサー兼出演の小林拓生、
演出・篠本賢一を中心に、
残った役者たちが稽古場で闘うさまは、
まさに冒頭の高校球児さながらだ。

今日の稽古も、巧みに「北斎」を
代役しながら最終調整を豊かにこなした。



明日はいよいよ劇場入り。
エースで四番の合流となる。
そして15時には初回の幕開き……、
二日間で五回公演。GPもある。

体調に考慮して最近は大会期間に
休養日を設ける甲子園ではあるが、
朗読劇とはいえ『暝い海』の
三回、三回と続く公演設定は
高校野球の過酷さにも似ている。

お蔭さまで初日15時、19時とも
前売券は完売。
当日券はお出しします。

学生と和装には割引もあります



さて。
制作的な明日の準備をしつつ、
これから七月の舞台の打ち合わせ。
新宿ゴールデン街へ・・・。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする