麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

『暝い海』と六月と……

2014年05月25日 | 制作公演関連
ワールドカップが近づいている。
今日は20日終演した……もう五日も前か
J-Theater公演『暝い海』の若手六人を
フットボールに当て嵌める久々のパターンで
お届けしたいと思います

まずは主役の北斎同様出ずっぱりだった
石山智則
「語り」役を、柳瀬ともみと務めたが、
中央に君臨する、キング石鍋
・・・実際、北斎役は舞台に登場して
ど真ん中に座るや最後までその場に居た
・・・をサポートするダブルボランチ。

石山は今回稽古場で一番鍛えられたが、
担ったのが現代サッカーにおける
最重要ポジションだから仕方ない。

二枚のボランチの場合、
攻守のウエイトを分担するが、
石山は下がり目にいて
沈着冷静に危機の芽を摘むタイプだ。

対して前へ前へと積極的なのが
サイドアタッカー竹之内郁舗
(渓斎英泉の弟子・泉寿役ほか)
映像の仕事をインフォメーションすると
いの一番に手をあげるやオーディションを勝ち抜き
見事に仕事をゲットした。

小林迪彦(北斎弟子・北雲ほか)
はトリッキーなプレーで逆サイドに張った。
攻撃はもちろん守備にも抜かりの無い
バランス感覚が二人には備わっている。

縦横無尽にピッチを使っていたのが
中山伸弘(北斎の弟子・北渓ほか)
本作の前に『マクベス』の本番があったと思えば、
『暝い海』が終わるや否や休む間もなく
『十二人の怒れる男たち』に出演するという。
なんというアグレッシヴさだろう。
ボールのあるところに必ず顔を出すMF。

彼ら前線を支えたセンターバックが
田中謙士郎(北斎の弟子・辰斎ほか)
風貌が佐々木蔵之助に似た男は長身。
今回は堅実な守備に徹したが、そのポテンシャルは
ゴール前のセットプレーでも威力を発揮すること
間違いなしと見ている。

そして最後の一人五十嵐俊平
葛飾北斎と拮抗する安藤広重という大役を
動じることなく淡々と演じたその貫禄は
不動の守護神GK・・・。

まだ養成所で学んでいる彼ら六人。
無限の可能性を秘めた「俳優」たちと
近い将来また一緒に芝居がしたい。
そのためには、僕自身が頑張らないとな

そして六月。
ワールドカップがあるのに、本番が三作も
・・・で、でも頑張ってサムライブルーの試合を見る。
(そ、そっちかい

コメント
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