麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

圧勝、引分、惨敗

2016年06月06日 | スポーツ
「アモーレ」な長友佑都のクロス等
まるで練習みたいにゴールが決まった
サムライブルー・サッカー男子A代表。

キリンカップ・対ブルガリアに
7対2の圧勝で優勝に王手だ。

一方、サッカー女子A代表の
なでしこは高倉新監督の初陣。
相手は世界女王のアメリカ。

先手をとり、数的不利から逆転を許すも
アディショナルタイムに追いついて3対3。
上々の滑り出しといえる内容だった。

翻って、火の鳥はリオ切符を掴むも
龍神は世界との距離が大きく
二大会連続で五輪を逃したバレーボール。

奇しくもこの人気のある球技の、
かたや男子のみ、かたや女子のみが
オリンピック出場という結果になった。

さて、惨敗と書いた男子バレー。
最終戦は消化試合となったフランスに
勝たせてもらい両目が開いた。
それで漸く2勝5敗の7位。
予想されたとはいえ厳しい現実だ。

しかし細かく見ていけば、
セット毎は競ったスコアだった。
まぁそこで勝ちきれないのが
まさに「力不足」なわけだけれど。

とにかく柳田将洋、石川祐希の
ウイング二枚が世界に通用したことは
大収穫で、課題はセンターラインだ。

現在の日本バレーボール協会は、
木村憲治会長―小田勝美男子強化部長
と、奇しくも現役時代のポジションが
センターだった二人が務めている。
(小田氏は責任をとって辞任の流れ)

最近は「ミドルブロッカー」と
呼称がかわったが、とにかく
敵の攻撃に対応するブロックと
サイドを生かすために有効に速攻を決める
「真ん中」が機能しない限り
世界と対等に闘うことはできない。

果たして204cmの山内晶大は
成長してくれるのか?
個人的には正直不安だ。

そして司令塔は、中高大、
すべてで日本一を経験した
関田誠大に期待が掛かる。
東洋高校では柳田と、中央大で石川と
同じ釜の飯を食ったセッターが
次に選んだのはパンサーズ。

前段紹介の山内とともに名門へ。
全日本の現主将・清水邦広、
さらには深津英臣という、
日の丸の正セッターでもある男と
同じユニフォームに袖を通す。

川口能活が、あえて松永成立のいる
マリノスを選んだように……。

ただ177cmという身長がネック。
女子同様、大型セッターを待望しながら
まだ全日本で成功した者がない。

188の金子聖輝が四年後の東京に
果たして間に合うのか……
サンダース入団を機に本格的に
セッターに取り組むわけだが、
キャッチャー同様経験がものをいう。

四の五の言っても2020年は
開催国として出場「せざるを得ない」。
最も厳しい闘いは、もう始まっている。

コメント
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