昨日書いたように、三島由紀夫の
『近代能楽集』の一篇である
「卒塔婆小町」の顔合わせを昨夜。
七月、山梨県山中湖町で上演し、
秋には東京にて凱旋公演(?)を敢行。
とはいえ、とても短い作品なので、
新宿にある近江楽堂での上演では、
同じく『近代~』の中から
「葵上」をピックアップして
二本立てでのお届けとなる。
まぁそれは少し先の話。
話題を『卒塔婆~』に戻そう。
主演の老婆役に神保麻奈、
巡査に田辺誠二(他役も)、
男には高岩明良、望野哲也、
女に戸田梨恵、福永奈津美
と、J-Theaterお馴染みの顔が揃った。
やすだまこと(能管演奏)も
すっかり常連組の一員である。
そこに初参戦するのが高谷恭平。
演出の小林拓生とは旧知ながら
J-Theaterへの出演は初めて。
老婆の相手役・詩人を担う。
さて。
「じぇいじぇい」言ってますが、
山梨での上演はJ-Theaterの公演ではなく、
三島由紀夫文学館及び
山中湖町教育委員会の主催事業。
昨今流行りのアウトリーチってわけ。
アウトリーチは「出前公演」とも。
つまり劇場や音楽堂、博物館等が、
当該施設ではなく、学校など
外部で展開する企画を指す。
ワークショップ形式も多く、
本企画では川口典成
(ピーチャム・カンパニー)
のレクチャーが盛り込まれている。
主な観客は中学生になり、
まず三島作品についてのガイダンスを受け、
それからお芝居を見る流れだ。
実はその間にパフォーマンス側は
リハーサルを行ったりしている。
蛇足ながら・・・
元は能の作品。七小町の一曲で、
乞食の老女に、僧が説教を始めるが、
逆に反駁にあい、しかも彼女こそ
かつての才色兼備・小野小町だと知る。
そして、彼女に憧れ、通いつめながら
ついに願いを果たせなかった
四位少将の霊にとりつかれているという。
・・・まあ、ざっとそんな作品を
三島が新しい戯曲として1956年発表。
まずは「卒塔婆小町」を含む五作品。
次いで、68年「道成寺」など三曲。
海外でも広く読まれている。
と、今日はアウトロダクションをば。
『近代能楽集』の一篇である
「卒塔婆小町」の顔合わせを昨夜。
七月、山梨県山中湖町で上演し、
秋には東京にて凱旋公演(?)を敢行。
とはいえ、とても短い作品なので、
新宿にある近江楽堂での上演では、
同じく『近代~』の中から
「葵上」をピックアップして
二本立てでのお届けとなる。
まぁそれは少し先の話。
話題を『卒塔婆~』に戻そう。
主演の老婆役に神保麻奈、
巡査に田辺誠二(他役も)、
男には高岩明良、望野哲也、
女に戸田梨恵、福永奈津美
と、J-Theaterお馴染みの顔が揃った。
やすだまこと(能管演奏)も
すっかり常連組の一員である。
そこに初参戦するのが高谷恭平。
演出の小林拓生とは旧知ながら
J-Theaterへの出演は初めて。
老婆の相手役・詩人を担う。
さて。
「じぇいじぇい」言ってますが、
山梨での上演はJ-Theaterの公演ではなく、
三島由紀夫文学館及び
山中湖町教育委員会の主催事業。
昨今流行りのアウトリーチってわけ。
アウトリーチは「出前公演」とも。
つまり劇場や音楽堂、博物館等が、
当該施設ではなく、学校など
外部で展開する企画を指す。
ワークショップ形式も多く、
本企画では川口典成
(ピーチャム・カンパニー)
のレクチャーが盛り込まれている。
主な観客は中学生になり、
まず三島作品についてのガイダンスを受け、
それからお芝居を見る流れだ。
実はその間にパフォーマンス側は
リハーサルを行ったりしている。
蛇足ながら・・・
元は能の作品。七小町の一曲で、
乞食の老女に、僧が説教を始めるが、
逆に反駁にあい、しかも彼女こそ
かつての才色兼備・小野小町だと知る。
そして、彼女に憧れ、通いつめながら
ついに願いを果たせなかった
四位少将の霊にとりつかれているという。
・・・まあ、ざっとそんな作品を
三島が新しい戯曲として1956年発表。
まずは「卒塔婆小町」を含む五作品。
次いで、68年「道成寺」など三曲。
海外でも広く読まれている。
と、今日はアウトロダクションをば。