麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

幾つかの再会

2021年11月24日 | 制作公演関連

 

『面と向かって』全日程を今月14日に終えた俳優座だが、

そのクラウドファンディングが20日に成立。

ありがとうございました。

 

その本番において、個人的に多くの再会があった。

 

そこにはCOVID-19禍の落ち着きが底流にある。

例えば『首のないカマキリ』で大いにお世話になった

骨髄バンクの皆様に暫く声掛けを控えていた。

 

今回は、お誘いというよりもご無沙汰の間の

近況報告をメールにて。

結果、多忙のなか、ご来場いただいた。

遡れば、昔在籍していた劇団時代の

『マーヴィンの部屋』という作品がバンクとの出会い。

骨髄移植が舞台の横糸になっていた。

 

その東演の、別舞台『そして、あなたに逢えた』に

当時まだ学生だった「航」が出演したのが2000年。

彼は役者の道には進まなかったが、この業界には入り、

次に会ったのは2012年。航は重役になった名刺を僕にくれた。

肩書だけで言えば、こちらも代表取締役社長だったが、

実際は、社員のいないフリーの演劇制作者で、

かたや航は業界でも有名な会社の役員。

 

それから10年弱。

航は独立して、業界全体の前進に寄与する法人代表に。

学生時代の同期生が『面と~』に出演していたので予約をし、

紀伊國屋サザンシアターから四半世紀六本木での再会となった。

 

東演の活字を組んでいた草陽さんとも15年ぶりに会った。

今やデータ入稿で印刷という時代だが、、、

当時、原稿を作って印刷に掛ける前にヒトテマがあった。

さすがに活字を拾いはしなかったが、

機械化したもので版を作って、その版を持って印刷屋へ。

嗚呼なつかしい。

 

そんな風な関係の積み重ねで、今がある。

改めて支えてくれている人々に感謝を・・・

今回のように会うことは容易ではないけれど、

できれば〈面と向かって〉ありがとうと言いたいものだ。

 

そうそう。

伊那からリンゴが、数日前に届いた。

『血のように真っ赤な夕陽』のお礼だという。

むしろこちらが感謝を述べなければならないのに。

 

とても甘くて美味しい林檎だ

 

 


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