『面と向かって』全日程を今月14日に終えた俳優座だが、
そのクラウドファンディングが20日に成立。
ありがとうございました。
その本番において、個人的に多くの再会があった。
そこにはCOVID-19禍の落ち着きが底流にある。
例えば『首のないカマキリ』で大いにお世話になった
骨髄バンクの皆様に暫く声掛けを控えていた。
今回は、お誘いというよりもご無沙汰の間の
近況報告をメールにて。
結果、多忙のなか、ご来場いただいた。
遡れば、昔在籍していた劇団時代の
『マーヴィンの部屋』という作品がバンクとの出会い。
骨髄移植が舞台の横糸になっていた。
その東演の、別舞台『そして、あなたに逢えた』に
当時まだ学生だった「航」が出演したのが2000年。
彼は役者の道には進まなかったが、この業界には入り、
次に会ったのは2012年。航は重役になった名刺を僕にくれた。
肩書だけで言えば、こちらも代表取締役社長だったが、
実際は、社員のいないフリーの演劇制作者で、
かたや航は業界でも有名な会社の役員。
それから10年弱。
航は独立して、業界全体の前進に寄与する法人代表に。
学生時代の同期生が『面と~』に出演していたので予約をし、
紀伊國屋サザンシアターから四半世紀六本木での再会となった。
東演の活字を組んでいた草陽さんとも15年ぶりに会った。
今やデータ入稿で印刷という時代だが、、、
当時、原稿を作って印刷に掛ける前にヒトテマがあった。
さすがに活字を拾いはしなかったが、
機械化したもので版を作って、その版を持って印刷屋へ。
嗚呼なつかしい。
そんな風な関係の積み重ねで、今がある。
改めて支えてくれている人々に感謝を・・・
今回のように会うことは容易ではないけれど、
できれば〈面と向かって〉ありがとうと言いたいものだ。
そうそう。
伊那からリンゴが、数日前に届いた。
『血のように真っ赤な夕陽』のお礼だという。
むしろこちらが感謝を述べなければならないのに。
とても甘くて美味しい林檎だ
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