麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

H&M

2008年09月15日 | 東演
 スウェーデン生まれのカジュアルブランド。
 「ヘネス&モーリッツ」通称「エイチ&エム」の日本上陸が話題です!

 レディース、メンズ、ティーンにキッズ。オリジナルアイテムをスピーディーかつ手頃な価格で提供し、現在、世界各地に1600店舗を構えるブランドに成長した「H&M」。売上高世界3位を誇る衣料品専門店の日本第1号店が、連休を狙った13日、銀座にオープン。徹夜組を含めた3000人以上の行列ができる盛況をみせたそうだ。
「H&M」は、この後も11月に原宿、来秋には渋谷に出店し、その後、全国展開を計画している。
さて、我々『空ゆく風のこいのぼり』のH&Mも負けてはいません。

 まず、Hiroki&Masahiro。

 南保大樹と星野真広は、1999年と2000年入団の期の近いライバルだ。
 今回も、兄が大きくした地元スーパーのレジ係と町役場の広報課で働く年の近い、いわば幼なじみを演じている。

 あるいは、Harano&Mizoguchi。

 原野寛之と溝口順子は、ここでは詳しく書けないけれどタイトルとも関係する、感動のシーンをお目にかけます。

 てなわけで。只今稽古真っ最中



 上の写真は、稽古冒頭に行っているウォーミングアップ・ゲームの模様。
 二人組になって、ある言葉を一人が絵で伝え、他の一人が答えるもの。発想-表現-連想によるコミュニケートの強化を図っています。
 コンビを変えながら、座組のアンサンブル度を増していきます

 中央。緑のTシャツが演出の磯村純氏。

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藪の中から龍之介

2008年09月13日 | 鑑賞
 芥川龍之介の死から始まる青年劇場第97回公演『藪の中から龍之介』(作/篠原久美子、演出/原田一樹)が、昨夜幕をあけました。

 文豪・芥川龍之介の死をラジオが告げるところから始まります。
 「死んでるよな?」「死んでますね」
 龍之介の小説の登場人物。。。『杜子春』の杜子春の父や『羅生門』の下人など。。。11人が彼の亡骸を前に言います。

 作者の死は、自分たちが消えることを意味すると思う登場人物たちは、
 「死んで、ねえよな?」「死んでまへんな」
 と自分たちの存在を確認します。

 この登場人物たちが。。。『歯車』のレエン・コオト男が龍之介に、『地獄変』の猿は龍之介に社会主義思想を説いた久板卯之助に、等。。。実在の人物になり“芥川の死”の真相を探る旅へ・・・舞台は大きく転がっていきます。

 その中の一人、レエン・コオト男の北直樹が、かなり「アクタガワ」入ってました。ここに真実味があったことで舞台全体のリアリティが増しました。

 龍之介の妻・文に扮した『奉教人の死』の、ろおれんぞが、一瞬にして、長崎のキリスト教寺院の少年ろおれんぞに戻って龍之介に訴えるなどの多重構造にも切れ味があって、とても演劇的でした。

 それらは膨大な資料に当たった上で書かれており、とても骨太。少々難解な部分もありましたが、当日全員に配られた副読本のような簡易パンフに細かい解説があり、助かりました。

 例えば。。。
 未完の作品も登場し、その一編『美しい村』は千葉県八街で実際に起きた小作争議をモデルにしていて、小説の中では「浅井村」という設定だと。

 さて「浅井」といえば、事故米事件で、メタミドホス検出のもち米を転売した会社の一つです。

 事件は被害拡大の一途。
 今、起きた話ではなく、随分過去にまで遡る根の深い事件だと解ってきました。

 輸入米を、国内の米価に影響しないよう倉庫に保管し、2~3年後に販売されていること、その保管中にカビが生えたり異臭が発生したりして食用に適さないと判断されたものが「事故米」だということ、その量は年間2千トン程度だということ、どれもこの事件が起きるまで知りませんでした。
 
 食を輸入に頼る日本。狂牛病、鳥インフルエンザ、今回の「毒入米」。。。食の不安は増すばかりです。

 話が逸れました。

 そういえば、青年劇場は「食」をテーマにした『菜の花ラプソディ』という好作品をレパートリーに持っている劇団でもあります。

 『藪の中から龍之介』は紀伊國屋サザンシアターで9月12日~21日。その後、府中の森芸術劇場ふるさとホール(22日)、かめありリリオホール(25日)にて巡演。
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青は藍より出でて藍より青し

2008年09月12日 | 東演
 東洋大学中国哲学文学科卒業の敏腕Pです
表題は、皆様ご存知のように『「荀子」勧学篇』の一節。その前後は。。。

  学は、もって已むべからず。
  青は藍より出でて藍より青く、
  氷は、水これを為して、水よりも寒し

。。。であります。
「(前段略)学問は途中でやめてしまってはいけない。青は藍の葉から作られるが、その青さは原料の藍よりももっと青い。氷は水から作られるが、その冷たさは水よりもさらに強い」
。。。みたいな意味である。

 このことから、弟子が先生よりすぐれていることの譬えとして用いられる言葉であることは、ここで言うまでもないだろう。

 さて。確かに、藍草から精製される青は、原料の藍よりも青くなるけれど、そのためには、職人が複雑な工程を経て初めて染料になるプロセスがあったればこそ、である。
 藤井さんの宮崎の工房にもお邪魔させていただいたが、本当に手間をかけて作品を作っていらっしゃった。
(工房の写真をブログのお尻に載せました)

 それは『空ゆく風のこいのぼり』の戯曲にも良く顕れています。

 このところ繰り返し書いているけれど、来年、東演は創立五十周年を迎えます。創立者の故八田元夫、故下村正夫を失って三十有余年、そしてその遺志を継いだ先達が築いた伝統の上に「今」があることを噛み締めた上で、その歴史を凌駕する・・・つまり、弟子が先生を越える作品を産むために、我々は「芝居」を育て紡ぎ舞台にかける努力を続けなければならない・・・。

 そんな当たり前の、と同時に行うは難しな行為に気持ちを向ける、藤井戯曲には力があります。

 そんな“宝物の地図”みたいな戯曲を手に歩いていきます。
 本番に向けて・・・《藍より青し》の実現に向けて!


藤井さんのアトリエの外観です。

その表札です。
「楡の木工房」と言います。

藤井貴里彦さんが今月18日~東京・本郷のギャラリー「愚怜/グレイ」にて個展を開催します。
 本郷三丁目下車、東大赤門そばです
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空ゆく藍染めのこいのぼり

2008年09月11日 | 東演


 すっかり秋めいた空を泳ぐこいのぼりは、弊団の、百三十本目の本公演となる『空ゆく風のこいのぼり』の作者、藤井貴里彦さんの染めたものです。

 チラシに使われた藍染も、東演公式HPトップページの藍染も、彼の作品です。

 さて、その『空ゆく~』の稽古が今日から再開です。

 演出の磯村純氏が他の公演の本番を抱えていたり、猪志田篤役の星野が外部出演中だったりで、顔合わせ後少し時間を置いての、本格稽古開始である。

 4日の顔合わせでは、いきなりトップスピードで入ってきた能登(深海継道役)がいたかと思えば、ゆっくりドライブに入れて静かにブレーキを外す体で臨んだ南保(深海栄一郎役)や古田(岡野ひとえ役)がいて、それぞれの『こいのぼり』を見ることができた。
 さすがにベテランの笹山(日高孝吉役)、山田(岡野鈴子役)、溝口(日高加代役)には余裕があって、世界観を的確に掴む貫禄を感じたし、東演では二作目となる藤井作品の、前作『浄瑠璃の庭』を経験している酒田(薗田カスミ役)、小池(チーサオ)、原野(ひろとし)は、独特の藤井ワールドの“空気感”が自然と身についているように思われた。

 まあ、ゴルフと一緒で「あがってなんぼ」
 顔合わせは、あくまで顔合わせだ。

 藍染めの色が、生活の中で少しずつ色を変えていくように、稽古を重ねて、役それぞれの“青”を本番の舞台で輝かせてくれることを信じています。



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ダンス、グスタフ、アソウとバセキで四題噺

2008年09月09日 | 東演

 大変わかりずらい画像ですが、昨日行われたダンスレッスンの一場面です(舞台に座ってストレッチをしています)。
 東演俳優陣のブラッシュアップのひとつで、鹿野裕子先生の指導のもと「部活」みたいな盛り上がりをみせています・・・。
 
 「部活」といえば、日曜日の昼下がり、練習を終えたのであろう高校生が三人、山手線に乗ってきた。
【今日も文中敬称略で】
 アディダスの白のポロシャツに紺のジャージ(膝下までたくしあげ仕様)、それにバッグ。なぜかオソロな格好の三人の中の、一人は日系のイケメン。
 その彼が「グスタフ、グスタフって、うちのおじいちゃんの名前だから参ったよぉ~」
 アメリカを襲ったハリケーンが、テレビのニュースからではなく、こんなシチュエーションで聞こえてくると、よりダイレクトに伝わってくるから不思議だ。演劇と同じ“生”の力か…。

 「名前」つながりでもう一席。
 僕が長く住んでいた、そして今も両親や弟夫婦が暮らしている神奈川県川崎市の、麻生区の区役所が取材を受けていた。
 今までもろもろの書類の記入例として『麻生太郎(あさおたろう)』と表記していたものを、今回の自民党総裁選や、その先に予想される選挙を鑑み、『○○太郎』に変更したという、下らないといえばクダラナイ、サンジャポらしい企画だった。

 区の担当もあえて強調していたが麻生区は「あさおく」であって、「あそうく」ではない。

 けれどもジモティーとして言わせていただければ「上麻生」「下麻生」などの町名は「かみあそう」「しもあそう」と発音する。
 ・・・偶然だが、国会同様“ねじれ現象”を起こしているのダ。

 「一席」というと落語みたいだが、NHK『ちりとてりん』、ちょいと前になりますが『タイガー&ドラゴン』などテレビドラマでもヒット!
 最近上げ潮な落語界
 昨年は『しゃべれどもしゃべれども』、今年は『落語娘』と、映画でも話題作が続いている。
 
 前者は第11回山本周五郎賞の候補作にもなった小説が原作で、ラジオドラマ化、漫画化もされている。
 後者はただいま上映中のミムラ主演作品
 原作は永田俊也の小説で、奇しくも僕とファーストネームが一緒だが、縁はそればかりではない。

 スタッフの、落語監修三人の中に「隅田川馬石」の名前が

 昨年、四代目を襲名して真打ちになった「師匠」を、僕は今でも「佐助」とつい呼んでしまう。
 もともと俳優志望だった彼は、そのレッスンのひとつで落語に出会い、転進。93年五街道雲助師匠の門を叩いて、僕と出会った頃は二つ目の「五街道佐助」だった。

 東演に入る前、僕が制作で関わっていた作品に「役者」として出演していた頃からのつきあいで、東演の養成所に講師で来て貰ったり、地元の法人会の総会に「東演さんの役者さんの朗読やかくし芸※もいいのですが、ちょいと色合いの違うのないでしょうか?」との依頼に応えて、佐助に一席お願いしたこともあった。
(加えて若手も二人ほど来ていただきました

 つまりお世話になってばかりの「馬石師匠」が関わっている映画。
 是非、ご覧いただきたいと思います
 つか、まずは俺が観なきゃな。

 お後がよろしいようで。

 ※かくし芸=東演の芸達者な俳優たちによる「南京たますだれ」「がまの油売り」「居合抜き」「かっぽれ」等。
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130周年と50周年と。

2008年09月08日 | 東演
 日曜日だったが、劇団へ。
 正確に言うと、劇団の真ん前の喫茶店「邪宗門」へ。

 話が横道に逸れるけれど…。
 9/6(土)のテレビ朝日系列『裸の少年』で、三軒茶屋の名店のひとつとして紹介された「邪宗門」の“コーヒーあんみつ”。
 
 まだまだテレビの力はすごくて、オンエアー翌日の昨日、訪れる人が後を絶たずアッという間に売り切れてしまったらしい。
 僕が行った時、店の前で記念撮影してた人もいた
 (ブログにアップしたりするんだろうか?)

 『裸の少年』のナレーションは、東演の前代表の近石真介氏。スタジオで音録りのVTRをみて、さぞや懐かしかったことでしょう。。。

 さて。休日出勤したのは、東演に程近い「ある小学校」が来年130周年を迎えるにあたり、その記念行事の一環として、何か生徒達に観せて欲しいと…。
 PTA会長さんからのありがたい申し入れで、その打ち合わせとなったわけである。
 その小学校は、昔、坂口安吾が先生をしていた歴史があり、その記念碑を建てたり、地域に根ざす文化人(萩原朔太郎や森茉莉など多数)の足跡を訪ねる地元の団体『北沢川文化遺産保存の会』の方を招いて講演会を開くなど、文化的な活動が活発な学校なのである。

 奇しくも来年は、弊団の創立50周年でもあり、また、ここ下北沢に移って30年以上、地域の皆様にはお世話になってばかりなので、もっともっと地元に恩返ししたいと強く願っている。
 これから話を詰めていきたい。

 まあ、まず昨日は御挨拶程度

 つまり小一時間で終了。せっかくだから事務所に上がって、ちょいと溜まった仕事を減らしておこうか、と思ったら

 

 なんだかとてつもない荒天になり、完全に足止めをくらってしまった。
 お陰で仕事がはかどりました
 嬉しいのやら、哀しいのやら
 
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製権交代

2008年09月07日 | 身辺雑記
 タイトルは、政権交代の変換間違いではありません

 昨日「日本新劇製作者協会」の総会がありました。
 僕は出席できず、夕刻からの交流会にのみ参加したのですが、ニューフェイスが多数出席しておりました。


 なんつっても歴史のある「新劇」。制作者の世界は、力のあるベテランがぐいぐいと牽引してくれています。
 気が付けば、東演に入って12年。
 この業界でも「若手」をそろそろ卒業する時期かな、と思っていたのですが、それをまざまざと“視覚的に”納得させられた一夜でした。

 12年。。。干支のひとまわり
 まだ20世紀だった頃、後に「若手制作人会議(仮)」※を結成する面々が、わさわさと新劇界に身を投じたのがちょうど1997~98年あたりだった。

 時を経て2008年。「日本新劇製作者協会」の事務局長も「若手~」で中心的役割を担った太田昭が今は務めている。また、17名の理事に7名を送り込んでもいる。

             

 さて。政治の世界でも今まさに「政権交代」の時を迎えるやもしれないのだが・・・我々「新劇界」も、新しい力を得て、これから「製権再編」「製権交代」を迎えるのかもしれません。

 若手の手本となるよう、益々精進して頑張らねばと思いながら、紹興酒に酔いしれた一夜であった。

           

※先輩達も若い時期に作った横繋がりの任意の組織。
 先人たちは勉強会的要素が強かったのに対し、ほぼただの呑み会。
 シャレで、幹事長・委員長・書記長など役職をそれぞれ担ったが、役職なんてそうそうあるものでもないので、チーママ・魔王などニックネーム化する。
 ちなみに僕は「征夷大将軍」でした。
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こいのぼり、あげましょ。

2008年09月05日 | 東演
 昨日、こいのぼりをあげました。
 天高く。
 少々時期はずれで、時折雨も落ちる曇天でしたが・・・

 劇団東演第130回公演『空ゆく風のこいのぼり』の稽古がスタートしたのです。

 オンキャスト12名は勿論、今回は裏で支えるオフキャストの劇団員、演出の磯村純さん、プランナー陣は美術の小池れいさん、照明の沖野隆一さん、音響の井出比呂之さん、総勢30数名が階稽古場に集まり、来月の本番に向け、思いを一つにしました。



 上の写真は、東演のNo.122『浄瑠璃の庭』の1シーン。

 『空ゆく風~』の作者・藤井貴里彦さんの東演での最初の作品で、その時のスタッフに今回もお集まりいただいた。磯村さん、小池さん、沖野さん、井出さん・・・一度通して読んで、昨日の稽古は終え、そのあと早速スタッフ会議となった!
 次々にアイデアが飛び出して、早くも素晴らしい舞台の出来上がる予感…いや、確信が持てました。

 これから、産みの苦しみは一山二山あると思いますが、きっとお客様に喜んでいただける舞台になることでしょう…。

 本格的な稽古は11日から。
 “役者ブログ”も活発になることでしょう…。そちらも楽しみにしてください。
 もちろん、このブログでも稽古の様子を随時お知らせしたいと思います。

 こいのぼりが空を泳ぐさまを。。。
 おっと、13時から劇団総会
 今日は、このへんで。 
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家政婦「を」見た

2008年09月03日 | 東演
 昨朝、福田首相の電撃辞任発表で揺れるワイドショーが並ぶ中、TBS系の『はなまるマーケット』を見た方はどれほどいたかしら。
その名物コーナー「はなまるカフェ」のゲストは女優の市原悦子さん。
 飄々とした語り口に和やかムードで写真は次々めくられて行き、最新の仕事として間もなく開幕する演劇企画集団THE・ガジラの『ゆらゆら』((作・演出/鐘下辰男、9/15~28、ベニサンピット)が紹介され、その稽古風景が映し出されました。
あれはパラータでございます。
 東演が公演を打ち、また日々の研鑽も積む場として用いる拠点は、空いている際には外部のカンパニーに貸し出されもします。
 そんな中のひとつがテレビに映し出されました。

 つまり一昨日までの8日間、『ゆらゆら』の面々。。。作演出の鐘下さん以下、文学座所属で幅広く活躍されている小林勝也さんや天井桟敷出身の若松武史さん、桟敷童子の看板・池下重大さん等。。。がパラータに通って来ていたわけです。
 そして、ザ・家政婦(?)こと、市原さんも。

「東演パラータ」は、弊団の舞台以外にも、多くの芸術作品を生む場所なのです。

 さて冒頭、自分で“電撃”と書いておきながら、こーゆーインパクトのある言葉が似合わない人だったなあ…と、元首相の顔を思い浮かべました。
 やはり人には適材適所ってのがあって、福田さんはNo.2で支えているのが“今”の時代には合っていたのでしょう…。某K泉さんほどの強引さは御免ですが、一国のトップたる者リーダーシップがないとなぁ。。。
政治や宗教は出来るだけ論じないよーに心掛けてはいるのだけれど…。けれども、まったくトホホな我が国・・・嗚呼。


 ガジラのタイトルじゃ~ないが、もう国民も“ゆらゆら”している場合じゃない!
 家政婦は見た、よろしく他人の家の不幸を覗き見している場合じゃない!
 自分の家のこととして、今まで以上に真剣に考える時です。
                                 
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ひゃくはち(後編)

2008年09月02日 | 鑑賞
 昨日の続き
 【文中敬称略】

 後編になって、今更の感もありますが、映画『ひゃくはち』のストーリーは。。。

 神奈川県にある甲子園常連の名門・京浜高校※の補欠部員、青野雅人(斎藤嘉樹)と小林伸広(中村蒼)は、プロからも注目を集めるスラッガー・佐々木純平(高良健吾)やキャプテンの星野健太郎(北条隆博)などと一緒に血の滲む猛練習に耐える日々を送っていた。
 そんな新チームで親友同士の二人は19と20、地区大会のベンチ入りギリギリの背番号を手に入れる。
 が、監督のサンダー(竹内力)は『お前達を試合に使うつもりはない』と名言する。追い打ちをかけるように、超有望新入生が来春入部してくることがわかる。マサトとノブは高校最後の夏のベンチ入りを巡って争うことになる。

。。。公式HPのストーリーを参考に僕なりにアレンジしてみました。

 ※ちなみに京浜高校は、ユニフォームの見事な似具合などから、松坂や涌井、古くは愛甲を輩出している名門・横浜高校ってことは明らか! ちなみに決勝を争う相手校は、デザインは東海大相模、名前は藤嶺と・・・県央地区をイメージさせる懲りようはお見事。
 
 さて、前編ではマサト役の斎藤嘉樹や脚本・監督・編集の森義隆の魅力に触れましたが、僕が一番気に入ったのは橋本一郎でした。
 新チームでベンチ入りが叶わなかったのを機に退部し、弁護士になる夢へと突き進むことをライバルチームの偵察中に突然語る「コブー」と呼ばれる役を、若干やりすぎ気味に演じた彼は、要注目だ

 あと、前述した4番サードの淳平を演じた高良健吾は、週刊少年マガジンで連載中の『ハートのA』に登場する青道高校のエースピッチャー丹波 光一郎に、帽子を被った顔がソックリで驚いた。

           

 驚いたといえば・・・この映画を見た日、映画館で弊団長老の笹山栄一とバッタリ。数あまたある映画の中、しかも複数回上映される中のバッタリにはビックリした
 笹山は、新聞の評が良かったのでフラリと来たらしい。

 僕はかみさんが筋金入りの高校野球ファンで、つきあいで観に行ったのだが・・・タイトルの『ひゃくはち』に惹かれたって部分もあった。

 実は僕が2歳から20歳くらいまで、まさにこの映画の描く青春時代を過ごした神奈川県K市にある王禅寺にあった家の、番地が「108」だったのだ。
いつかはその土地を買って老後を過ごしたいと思うほど思い入れのある所なのです。
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