麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

豆で鮪を釣る

2022年01月21日 | 身辺雑記

三州屋は劇団に近い居酒屋で定食屋も兼ねている。

普通、ランチは14:00あたりで終わる。

が、三州屋は休憩せずに暖簾を出しているので

仕事が建て込み気づけば15時を過ぎ、

超腹が減ってしょーがないって時など有難い。

 

世界的美術家・草間彌生にそっくりなお母さんと、

お手伝いのおばちゃんが居たり居なかったり。

時間によっては二人で遅い昼食中だったりもする。

 

そんな昭和風情の店での、とある日のこと。

「お兄ちゃんは●●食べられる?」

文字として出すのも大嫌いな豆を発酵させた

「な」で始まる食品名を提示されたので

速攻「駄目です」と答えてテーブルについた。

頼んだのは「鯵の開き定食」でしたが、

小鉢に大きめに切った鮪が7~8冊も乗ってきた。

かなり得した気分に

ま、常連ですからね。

エビで鯛を釣るならぬ、、、であった。

 

ルール上、飲酒しても良いのだが

夜は随分と行けていない。行けていないうちに

酒を飲めない体になってしまった

加えて、COVID-19禍も・・・

 

 

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きょうはなかおあわせでした。

2022年01月20日 | 俳優座

【今日はな、顔合わせでした】

 

 

劇団俳優座、2022年の第二弾にして、

21年度としては掉尾を飾る作品となる

LABO公演vol.38『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』は

田中千禾夫の小品二本立て公演。

 

その稽古初日が本日。

通常はスタッフも勢ぞろいして気運を高める

……のだけれどCOVID-19禍は、ままならず。

 

となって随分となるわけである。

ちょうど二年前は『雉はじめて鳴く』を19日に終え、

その返し物などをしていた1月20日。

コロナを認識はしていたが公演への影響はさほどなかった。

が。

次の『マクベスの悲劇』は本番が3月で完全な渦中に。

 

年は経たが、まだまだCOVID-19との戦いは続く。

そんな稽古場で、読み合わせ。

それからドラマトゥルクのみなもとごろう氏から話を聞いた。

 

私が面白く聞いたのは、三島由紀夫との比較論。

田中も三島も文学座に縁があった演劇人だが、

後者は、皆様もご存じのように美しい文体を持っていて、

徹頭徹尾「論理的」に展開されている。

かたや、前者も優れた文学性を有していながら、

演劇的な「肉体性」に富んでいるという分析。

 

乱暴に謂うと・・・

三島は読むと完璧なのだが立体化した時するとつまらない。

田中は演劇として立ち上げて初めて完成されるように創られている。

・・・という、みなもとさんの解説。なるほどである。

 

田中千禾夫はまた、時代ごとに常にスタイルを変えた作家で、

作品もまた圧倒的に前衛的だったと。

 

そんな田中の戯曲二題に我々は挑んでいく。

3月の本番に向けて。

 

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通勤電車

2022年01月19日 | 身辺雑記

通勤電車では本を読む(担当が決まった作品や

次年度以降のレパ候補の戯曲が多い)か

スマホをいじっているか、人間観察か、

或いは寝ているかだ。

 

その人は、革の茶の鞄を網棚に載せ、

コートを脱いでその上に重ねてから座り、

眼鏡を外すと、ネルのシャツとセーターの間に

片側のテンプル(つるの方が解るかな)を差す。

 

Vネックのセーターの頂点にちょうど収まって、

こちらにアンダーブローが向く。

(下側だけにフレームがある眼鏡のこと)

 

までの一連の動作が滑らかで思わず見入った。

動作といえば、私の老化速度がパンパない。

 

自分ちの玄関で、鍵とマフラーと手袋を持って、

そのあとにバッグから何かを出そうと思う。

以前なら、鍵束を咥えて、手袋を持った方の肘に

マフラーを引っ掛けて、片手を空け、

バッグは一度床に置いて目的を果たすという流れを

考えるまでもなく自然とこなせたのに。

出る時間が迫って焦ったせいもあったが、

頭がこんぐらがって、全部を一度放り出して、

床に散らした自分自身に驚いた。

閑話休題

 

さて薄紫のアンダーブローの御仁は、

白髪混じりの短髪でスマホカバーが虎ってことは

阪神ファンか、寅年か・・・であれば還暦、

はたまた(僕が無類のキリン好きなように)

虎をこよなく愛する男のどれかだ。

 

いずれにしろ眼鏡なしでスマホを扱いはじめた。

嗚呼、僕も電車では目がを外して、

胸ポケットマネーがあれば仕舞うし、

ない時はももに置くかする……なるほど

シャツとセーターのはざまという選択肢ね。

 

とある通勤観察の一例でした。

ついでに。

【こんぐらがる】と書いたけれども、

個人的には【こんがらがる】派である。

あえて前者を使ってみた。

【こんがらかる】もあるみたいだ。

正誤はないのだろうが、地域性とかあるのかな?

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カミノヒダリテ シャシンカン

2022年01月16日 | 俳優座

 

オミクロンが猛烈に背後から迫り来て、

週末は当日にキャンセルされる方もいらした

劇団俳優座No.349『カミノヒダリテ』

(作/ロバート・アスキンス

翻訳・演出/田中壮太郎)

キャンセル待ちのお客様もいらしたので

結果、何とか観劇を希望された方にはお入りいただけた

劇団俳優座No.349『カミノヒダリテ』

(時/2022年1月7日~16日

於/劇団俳優座5階稽古場)は

無事に千秋楽を迎えることができました。

 

以下5人の出演者たちです(撮影/小林万里)

 

グレッグ(教会の牧師)・・・渡辺聡

マージェリー(パペット教室の先生)・・・福原まゆみ

 

ジェイソン(その息子。教室の生徒)・・・森山智寛

 

ジェシカ(教室の生徒)・・・後藤佑里奈

 

ティモシー(教室の生徒)・・・小泉将臣

 

14日のアフターイベントでも語られたが、

俳優座での上演が憚られるレパートリーだったが、

観る側の懐が深く、野心作は客席にしっかり届きました。

 

そのあたりを大変見事にまとめていただいた文章を以下拝借↓↓

俳優座『カミノヒダリテ』、タイロン君を愛おしく感じてしまった話|中本千晶|note

↑↑文筆家・中本千晶さんのnoteです。

 

御来場いただいた方々、応援いただいた方々に

改めて御礼申し上げます。

・・・劇中は「汚い言葉」の嵐でしたがブログでは継承せずに。

 

18,19日は『戦争とは……2021』

20日からは次回作の稽古初日。

 

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カミノヒダリテ カンバイオンレイ

2022年01月14日 | 俳優座

 

〈米国南部の伝統的な宗教観・道徳観を

「これでもカッ!」という程、おちょくった怪作〉

〈俳優座の俳優の層の厚さには改めて感心した。〉

〈大変な迫力と、人間の振幅の大きさに揺さぶられる舞台〉

ネット上から拾い集めた・・・

劇団俳優座No.349『カミノヒダリテ』の感想です。

 

非常にトガッた作品なので不安もあったのですが、

大変面白がっていただいて、ホッと胸をなでおろしています。

そのバロメーターともいえるチケット

全席完売となりました。二日前のこと・・・。

ご報告が遅くなりました。

 

いよいよ今日ふくめて3日3ステージ、ラストスパート!

そして16日千秋楽。一日準備の時間を設けて、

18日、19日は劇団俳優座特別公演『戦争とは・・・2021』

(演出・構成/菅田華絵)

谷川俊太郎、茨木のり子、伊東柱の詩を中心に。

 

 

こちらも完売御礼(18日15時、19日14時)!!

追加公演を19日11時にもうけました。

ご興味ある方は、上の回でお願いいたします。

 

 

まだ定員にいたっていないのは

俳優座演劇研究所。

装いも新たに、今年4月から開校予定です。

詳しくは下記参照くださいませ。

https://haiyuza.net/laboratory-3/

 

ほぼ連絡のみ。

こーゆーこともある。

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年末年始北京五輪

2022年01月12日 | 身辺雑記

大晦日のスーパーマーケット「サミット」。

片手にメモを持ったお父さん

(仕事を終えて束の間のお正月休み、

でも簡単には休めません)や、

若い夫婦と長子、彼が押すベビーカーには第二子

(性別不明)等々で大いに混雑していた。

 

 

お節やら、お節に飽きた用の料理に混ざり、

一蘭のカップ麺が500円弱もして吃驚。

……というのは、世情にうとい私の感想だが、

今年二月に発売され、夏には400万食超えの

大ヒット商品だと、ググったら判明した。

 

記入式オーダーシステム、味集中カウンター

などでおなじみの「とんこつラーメン」。

全国展開にとどまらず抜群の発信力で

捕まえたのはインバウンド!

外国人が長蛇の列を作るのを

COVID-19禍の前にはよく目にした。

 

今のかたちの一蘭になったのは1993年。

ブランディングに、学ぶところ多大!!

買物カートを押しながら思った

・・・のは2021年歳末。

 

 

あっという間に寅年になって

No.349『カミノヒダリテ』も開幕して5日。

演劇的にいうと丁度真ん中の中日を迎えた。

雪が降ったり、コロナ第六波がきたり、

2022年も残すところ三百五十余日となった。

で。

こないだ夏が終わったばかりなのだが、

冬季五輪まで、あと23日。

史上最多109種目が行われるらしいが、

中国の首都・北京だけに煩悩の数108でも良かっ……

あ、中国=仏教ってのも短絡に過ぎるか?

てか日本には中国から伝わったけれど、

言うまでももなくインドの釈迦が開祖である。

 

仏教はそうでも、ラーメンの祖国は中国だ。

いや、拉麺や切麺をもとに日本独自の発展を遂げた

「ラーメン」は日本食という説も今や強かったりするぞ

・・・と、でもこれは本題ではない。

 

2022年【おひつじ座A型】は一番運勢が良いそうだ。

なぜ星座+血液型なのかは、ひとまず置いて。

ふだん占い等を気にしちゃいないアタシだが、

たまさか仕入れた情報、しかも一等善いのなら

その気になってみるのも良いのじゃないかしらん。

でも。

ボーッとしてるうちに早二週間弱

こりゃいかん。もっと有意義にせにゃ。

 

そうそう一蘭に限らず、成功例を研究して

幸運な年を、より有意義にしたいっす!!

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カミノヒダリテ ヒョウイトビョーキ

2022年01月10日 | 俳優座

 

劇団俳優座No.349『カミノヒダリテ』

お蔭様で好評裡に全12ステージの3分の1を終えました。

昨日(9日)は、アフタートーク第二弾があり、

医療法人社団雄仁会理事長・五十嵐良雄氏と

本作の翻訳・演出の田中壮太郎、

聞き手として毎日新聞文芸部・諭説委員の濱田元子氏

という三名によるクロストーク

 

精神科・心療内科が専門の五十嵐さんに

「憑依は病気だと控室で先生がおっしゃたのが興味深い」

と田中が問うと

「健康か病気かでいえば、治療の対象なので病気」

「ああ! では憑依は、ある」

「あります。多重人格も含めて」

 

・・・ほんの一部分。

芝居が深まる濃厚な20分となりました。

 

写真左から森山智寛、福原まゆみ、渡辺聡、小泉将臣(手前)、後藤佑里奈

 

冒頭のモノクロのパペットは「タイロン」。

風呂や水泳の時以外はジェイソン(演:森山)の

左手にいて、彼の唯一の友人でもある。

二人は同化しているのか、あるいは憑依しているのか。

そんな舞台とのつながりからの、問いであった。

 

米テキサス。いわゆるバイブル・ベルト

(キリスト教、特に福音派プロテスタントを

熱心に新興する地域)の教会で展開するので、

背景には我々には解りづらい宗教観があるのだけれど、

それを置いても楽しめる仕上がりです。

 

残り4分3。ただGPなど含め、

ほぼほぼ一日に2回まわしの日が続いたので

やっと土曜のマチネのみで一山超えた感。

ギアを入れ替えて、8ステージに挑みます。

 

さて本日は成人の日

『カミノヒダリテ』に登場するジェイソン以下

ティモシー(演:小泉)とジェシカ(演:後藤)は

二十歳の3分の2ちょいあたりの年齢。

 

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雪とオミクロン

2022年01月08日 | 身辺雑記

一昨日降った雪は夜半には止んで、

まもなく氷状に成りアスファルトなどにへばりついた。

近くの公園で頬紅く喜んだ子供らの、

一転今朝は通学路で足をすくって泣かせた。

その声と救急車のサイレンが重なる。

向かう先は転んで尾骶骨を打ったもとへか、

それとも新種の病原に冒された者へか。

 

*****

 

「先輩、うちの賞も来るところまで来ましたね。

応募が3桁っすよ、3桁」

「数より質だろ。ミレニアムの頃も1000割ったけど

スポーツ小説だの青春小説だの、割と面白いのあった」

「野球の書いた彼はのちに警察モノでブレイクしましたね。

あ、たまたまでしょうけど二人とも北関東出身だ」

 

 

上の写真は、1月6日の六本木の路地。

そしてCOVID-19新規感染者急増のニュース。

この日は前週の約10倍の645人、と数字は東京。

そして今日、雪はほとんど解けて消えたけれど

新型ウイルスは1000人超え。

 

もちろん数に踊らされることなく冷静に恐れたい。

 

滑る道路を冷静に恐れて、置いていかれたバイク。

これも6日の写真。

 

話が行ったり来たりしたけれど。

冒頭は『雪とオミクロン』というタイトルの小説で、

老舗の文芸賞に投稿されるも、編集者にはまるで響かず

後輩が愚痴っている・・・の図。すべてフィクション。

 

ここからは本当の話になる。

昔は、もっと沢山振雪が降ったものだ。

子供の長靴の丈以上に積もって、

中に入り込んでくるほどだった。

なので、雪だるまも十分大きいのが作れた。

・・・恐るべし、温暖化

それから時のうつろいも怖かったりする。

 

小説の応募数にも似て、演劇界における

新劇というジャンルを目指す若人も

残念ながら減少の一途。かたや声優志望者は、

って思えば20年くらい前から言っている気がする。

頑張ろう

 

*****

 

ふだんは気がつかない日向と日陰を雪は明確にする。

表情がツルツルの、氷状になるのは日陰だ。

私はヒナタのリードを少し緩めた。

彼女はいつもと同じ道のいつもと違う質感を喜び、

走り出した。意思は前方なはずだが、四肢は斜めに滑る。

ヒナタは懸命に、懸命に足掻いている。

サイレン。

十日前まで働いていた工場のそれと知っているのに、

音に反応して振り返った。

六本の煙突に一文字ずつ、社名が刻まれている

「尾・身・ク・ロ・ー・ン」

 

 

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カミノヒダリテ ザンセキジョウキョウ ホカ

2022年01月05日 | 俳優座

 

劇団俳優座第349回公演『カミノヒダリテ』

1月7日(初日・金)夜、

9日(日)、10日(月)、12日(水)すべて昼

以上4ステージが完売となっております。

また8日(土)昼・夜の両回も残席は僅かです。

 

 

パペットが、いや、パペットが「も」活躍する舞台。

下の一葉も、その一人。……ひとり?

で、彼が持っているのは、パンフレット

とフォトブック。モノクロームの逸品です。

わかりやすくカラーの写真にしてみました。

 

 

1月3日より稽古再開(お正月休み12/31~1/2)。

4日、照明仕込。この日より劇団も業務開始。

本日は場当たり。無事終了。

その後収録した開演前と終演後のアナウンス。

ここにも演出・田中壮太郎のこだわりが詰まっております。

そしてスタッフは仕上げの作業へ……。

 

さて今回は、全12ステージを10日で駆け抜けます。

上演時間も1時間20分とスピーディー。

・・・準備万端。開幕を待つのみ。

 

 

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22年も箱根を書かずにはいられない《復路》

2022年01月03日 | スポーツ

第二位 東洋大学

 

昨日の私の願いのとおり、

鉄紺は思いをひとつに箱根大手町間を快走し、

じわりじわりと順位を上げ、復路は二番手、

総合でも四位と「らしさ」をみせ、

22年新春の激戦を終えました。

スーパールーキー石田洸介を使えないなか

十二分の結果と言えるでしょう。

 

昨日は「往路一区の独壇場」から筆を始めたが、

今日は「青学の独壇場」の一言に尽きる。

まさに圧勝

二位に10分以上差をつける総合新

&復路新。言い方は悪いが、やりたい放題な強さ。

いわゆる「大砲」不在ながら、復路にも

韋駄天を多く配置できる層の厚さをみせた。

 

と、フレッシュグリーンの新緑から「深緑」へ、

さらに「進緑」に進化すると、足の運び以上に

口滑らかな原監督率いる青山学院の件は一度置いて。

 

我が東洋、逆襲の復路について振り返れば。

まずは八区蝦夷森章太の区間4位が効いた!

二年時七区6位以来、三大駅伝で出番のなかった

苦労人の21.4kmに、鉄紺サポーターは感無量

その襷を受けた、当日オーダー変更の

前田義弘(区間5位)、清野太雅(区間2位)が

八区9位を鶴見では7位、アンカーで4位。

23年に繋げる走りをみせた!!

 

**********

 

と書いて、アップしたつもりが下書き保存のまま。

投稿日時3日のまま、ポチっとします。

新年早々、おはずかし~。

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