当地 今日は 朝の内から29℃もあり 最高気温 35℃超の猛暑日になりそうです。
湿度も高く じっとしていても 汗が噴き出してきます。
要熱中症注意。不要不急の出歩きは しない方が良さそう。
扇風機の風に 当たりながら 本でも読むしかないか・・・、
先日 図書館から借りてきた本の内の一冊です。
佐藤愛子著 「老い力(おいぢから)」、
この本も、何の気無しに目に止まった本ですが、かれこれ11年前の2007年10月に、海竜社から発行された、佐藤愛子のエッセイ集、作者が、50代、60代、70代、80代に書いてきた、老いや死についてのエッセイを、年代順に纏めた書です。
幅広い交遊関係や身辺での出来事、失敗談を織り交ぜたエッセイですが、作者独特の歯に衣着せぬ 痛快な物言いや笑える話に、思わず、吹き出してしまったり、頷いてしまいます。
年をとってもいつまでも元気で若々しく生きることが望ましいという考え方に対しても、老い、病気、死は 確実にやってくるもの、現実を静かに受け入れて生きる方が良いと考える作者、前書き「備えあれば憂いなし」で、「出来るだけジタバタせずに、つつがなく人生を全うしたい」と、記しています。
各章の各エッセイから、一貫した作者の生き方、考え方が感じられます。
(目次)
前書き 「備えあれば憂いなし」
50代 「本当の年寄り」になる前に覚悟を決める、
1章 毅然と生きたい、2章 伝えたい暮らしへの愛情、
3章 美しい中年はあるか、
60代 孤独に耐えて立つ老人になりたい、
4章 老年は人生最後の修行の時、5章 女はバカで結構、
6章 ボケるものは怖れずボケる、
70代 それでも仕事をするのは一番楽しい、
7章 老女の底力、8章 強気老人の気概、
9章 こんなふうに死にたい、
80代 自然に逆らわず時の流れに沿って、
10章 時は音もなく過ぎていく、