たけじいの気まぐれブログ

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藤沢周平著 「漆黒の霧の中で・彫師伊之助捕物覚え」

2019年02月05日 11時17分47秒 | 読書記

図書館から借りていた 藤沢周平著「漆黒の霧の中で・彫師伊之助捕物覚え」(新潮文庫)を 読み終えた。
先日読んだ「消えた女・彫師伊之助捕物覚え」に次ぐ 「彫師伊之助捕物覚えシリーズ」の第2弾である。

「漆黒の霧の中で・彫師伊之助捕物覚え」

前作と同様、主人公は 元凄腕の岡っ引きで 版木彫師の伊之助
早出して仕事を片付けるつもりだった伊之助が 前日仕事仲間峰吉と遅くまで飲み 二日酔い気味で 仕事場彫藤へ向かったのは かなり日が高く昇ってからになってしまったが その途中 堅川で 不審な水死体を見かけるところから物語が始まっている。
仕事場彫藤に かって手札を受けていた同心半沢の同僚で、南町奉行所同心石塚が訪ねてきて 伊之助は 水死体の身元を調べて欲しいと依頼され 引き受ける。彫師の仕事をしながらの掛け持ち探索、元岡っ引きであることを隠している伊之助とそれを知らない彫藤の親方とは 遅刻、早退 抜け出しで 毎度揉めるが 緊張の連続の物語の随所に有って その掛け合いは なんとも息抜きになっている。
わずかな情報から丹念に歩き廻る伊之助、それでもなかなか 殺された七蔵、実は七之助の素性がはっきりしなかったが やがて七蔵の妻おさきの行方が鍵になり 次第に深みにはまっていく。
伊之助が探索を続ける間にも、第2、第3の殺人が起こり 伊之助も襲われる。
大店の主人や寺僧、大奥の奥女中等も絡み 最後には 謎の殺人鬼との立ち回りが有る等、大江戸の下町を舞台にしたハードボイルドタッチの捕物小説。長編だが やはり 引き込まれて 一気に読んでしまった。

「彫師伊之助捕物覚えシリーズ」には 第3弾(最終作) 「ささやく河・彫師伊之助捕物覚え」が有る。
続いて 読んでみようと思っている。

 

 

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マイク眞木と「バラが咲いた」

2019年02月05日 08時33分47秒 | 懐かしいあの曲

昨日 配布された地元ミニコミ紙の一面に たまたま目が止まった。
マイク眞木氏の記事である。
マイク眞木氏は 日本のフォークソングの黎明期、1966年(昭和41年)に 「バラが咲いた」を発表、
「バラが咲いた」は 30万枚を超える大ヒット、
それが契機となって 日本のフォークソングブームが広がっていったような気がしている。、
マイク眞木氏のその後の音楽活動、幅広く活躍は知られているところだが、
74歳の現在も尚 多彩な趣味を楽しんでおられるという記事の内容である。

でもやはり マイク眞木と言えば 「バラが咲いた」。
浜口庫之助作詞・作曲の「バラが咲いた」は 誰でも直ぐ口ずさめるやさしいメロディーと歌詞、
4つ~5つのギターコードさえ覚えれば 楽譜を読めない人間でも ギター伴奏で 歌える曲だった。
当時 買ったと思われる 色褪せてボロボロになっている 「ギターコードブック」、「若者が歌うフォークソングの世界」等というのが 未だに本棚に押し込められていて 久し振りに引っ張り出してみた。
フォークギターでは無いが 古いギターも有り 早速 チューニング、
ボロローン・・、
指が届かない、押さえられない、コード進行付いていけない、声が出ない、
「ダメダ!コリャ!」

  

「バラが咲いた」 マイク眞木
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