たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

コムラサキ(小紫)とムラサキシキブ(紫式部)

2022年09月05日 21時18分37秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

これまで、散歩・ウオーキングの途中や山歩き、畑地や我が家の猫額庭等で、やたら、コンデジで、カシャ、カシャ撮ってきた花の写真が、外付けHDに大量に溜まっており、時々、その気になって、不要、無用写真を大胆に削除しながら、散歩、旅行、山行・・・等のファイルに仕訳分類整理をしているところだが、懐かしい写真を見掛けると手が止まってしまったりもする。そんな古い花の写真の中から目に止まった花の写真を引っ張り出して、ブログ・カテゴリー「爺さんの備忘録的花図鑑」に、書き留め置くことにしている。草花に詳しい人からは、「なーんだ、そんな花も知らなかったの?」と笑われそうだが、爺さんにとっては、新情報、新知識、後日、また忘れてしまった時等に、確認したりするのに役に立つ存在になっている。


昨日、散歩・ウオーキングの途中で撮ってきた写真の中に、「コムラサキ」が有った。これまでも、あちこちで見掛けている花であり、多分、誰でも知っている花だと思われるが、草木にまるで疎く、記憶力減退爺さん、見掛けても咄嗟に花名が出て来ず、毎度のこと、帰ってきてから、妻に確認している始末。一度や二度、教えてもらっても、自分で調べても、そのそばから忘れてしまう老脳、また思い出せなくなる前に、書き留め置くことにする。

2018年10月13日、散歩・ウオーキングの途中で撮っていた「コムラサキ」

 

2019年9月2日、散歩・ウオーキングの途中で撮っていた「コムラサキ」

2021年8月23日に、散歩・ウオーキングの途中で撮っていた「コムラサキ」

昨日、2022年9月4日、散歩・ウオーキングの途中で撮っていた「コムラサキ」

 

 


コムラサキ(小紫)とムラサキシキブ(紫式部)

クマツヅラ科、ムラサキシキブ属、落葉低木
    「コムラサキ(小紫)」と「ムラサキシキブ(紫式部)」は、
    よく似ていて、一見、見分けが付かないが、別種。
    「ムラサキシキブ(紫式部)」は、日本に古来から自生している落葉低木、
    「コムラサキ(小紫)」は、園芸品種。
    別名「コムラサキシキブ(小紫式部)」「コシキブ(小式部)」
原産地・分布 日本、中国、台湾、朝鮮半島 
樹高 「コムラサキ(小紫)」 1m~2m
   樹高が「ムラサキシキブ」に比べ低く、枝が垂れ下がって伸び、こんもり
   半球形状の樹形になり、実が沢山付く。
   葉の縁のギザギザが、先端半分にしか付いていない。
   「ムラサキシキブ(紫式部)」 2m~3m、
   樹高は、「コムラサキ(小紫)」に比べ高く、枝が直立や横に伸び、
   実の付き方が、「コムラサキ」に比べ、まばら。
   葉の縁のギザギザは、葉全体に付いている。
花色 薄紫色(ピンク色)、
   直径2mm~3mmの小さな花を咲かせるが余り目立たない。  
開花時期 6月頃~8月頃  
     花後、9月頃~12月には、緑色の実が出来、次第に、宝石のように
     美しい紫色の実になる。
     「コムラサキ(小紫)」「ムラサキシキブ(紫式部)」共、花よりも、
     実の方が、鑑賞価値が高い。
花言葉 「気品」「知性」「聡明」


 

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古い写真から蘇る思い出の山旅・その23(1)

2022年09月05日 06時25分51秒 | 山歩記

長男、次男がまだ保育園、小学生だった頃は、夫婦共働きで、時間的余裕も、精神的余裕も、経済的余裕も無い自営業を続けていた時代ではあったが、せめて子供達の思い出になれば・・・との思いが有って、春、秋の行楽シーズン等の休日には、忙中敢えて閑を作り、強引に?、家族で周辺の低山を、よく歩き回っていたものだった。その後、次男が小学生になった頃からは、「せめて毎年1回、夏休みには、家族で登山しよう」と決め込んで、尾瀬や八ヶ岳や白馬岳、乗鞍岳、木曽駒ケ岳、仙丈岳等に出掛けたものだったが、それまで、登山の経験等ほとんど無く、体力にも自信が無く、山の知識情報にも疎かった人間が、よくもまあ思い切って出掛けたものだと、後年になってからつくづく思ったものだった。息子達が巣立ってからも、その延長線で、夫婦で細々、山歩きを続けてはいたが、数年前に完全に仕事をやめてからは、時間が出来たものの、今度は気力体力が減退、あの山もこの山も、今や、遠い思い出の山となってしまっている。今となっては、あの頃、思い切って、登山を敢行していたことを、本当に良かったと思うようになっている。ブログを始めてからのこと、そんな山歩きの思い出を、備忘録、懐古録として、ブログ・カテゴリー「山歩記」に書き込んだり、古い写真を「デジブック」にし、ブログに貼っていたものだが、その「デジブック」が終了したことで写真が消えてしまったこともあり、改めて、古い写真を引っ張り出して、過去の記事をコピペ、リメイク(再編集)してみようと思っているところだ。昔のことを懐かしがるのは、老人の最も老人たるところだと自嘲しながら・・・・。


古い写真から蘇る思い出の山旅・その23
「五竜岳から唐松岳」(再)


ちょうど22年前の今日と明日2000年9月5日~6日に、妻と次男(当時、大学生)と三人で、「五竜岳から唐松岳」を訪ねたことが有った。「ブログ内検索」してみたら、5年前にも、ブログ・カテゴリー「山歩記」に書き込んでいたことが分かったが、なんとなく懐かしくなってしまい、改めて、コピペ・リメイクしてみた。
当時はまだ、バカチョンカメラ(小型フィルムカメラ)しか持っていなかった頃で、後年になって、アルバムに貼って有った紙焼き写真をスキャナーで取り込んだ写真が外付けHDに残っており、引っ張り出してみた。記憶はどんどん曖昧になってきているが、写真や、当時の記録・メモ等を見ると、あの日、あの場所の情景までが蘇ってくるから不思議なことだと思う。


深田久弥著 「日本百名山」
   「五竜岳(ごりゅうだけ)」  
(一部抜粋)

北安曇から後立山連峰を眺めると、高さは特別ではないが、山容雄偉、岩稜峻癘、根張りのどっしりした山が目につく。それこそ大地から生えたようにガッチリしていて、ビクとも動かないと言った感じである。これが五竜岳だ。北は大黒の岩峰を経て唐松岳へ続き、南は八峰キレットの嶮によって鹿島槍岳へ連なり、昔は後立山縦走中の難関であった。
(中略)
後立山連峰という呼び方は、北アルプスが一般登山者に開かれてから通用しだしたものである。藩政時代の絵図にも後立山という名はあった。しかしそれは立山(りゅうざん)から見て黒部川の対岸の山を後立山(ごりゅうざん)と称したのである。
(中略)
後立がいずれの山を指すかについては、初期「山岳」誌上で盛んな論争があったが、ゴリュウが五竜に通じる点から、今の五竜岳であろうという説が勝を占めた。しかしその後いろいろ検討の末、昔の後立は今の鹿島槍に相当することが確定的となった。
信州側では、戦国時代この地方が武田信玄の勢力範囲だったので、山の残雪の形が武田菱に似ているところから、御菱(ごりょう)と呼んだ。それがゴリュウに転訛したという説があるが、確かな文献はない。山麓の人々は割菱ノ頭と呼んでいた。
ゴリョウに五竜という宛字をしたのは、この山に最も早く登った三枝威之介で、明治四十一年(1908年)七月のことだった。それ以後五竜は確固として動かなかったが、この軽佻なところの少しもないガッチリした山に、五竜という重厚な名は全く打ってつけだと思う。
(後略)


山行コース・歩程等

(1日目)テレキャビン山頂駅(アルプス平駅)→地蔵ノ頭→(遠見尾根)→見返りノ坂→
     一ノ背髪→二ノ背髪→小遠見山山頂→中遠見山山頂→池・広場→
     大遠見山山頂(巻き道)→西遠見山山頂(巻き道)→白岳山頂→五竜山荘(泊)
 
     (標準歩行所要時間=約5時間40分)

(2日目)五竜山荘→五竜岳山頂(往復)→五竜山荘→大黒岳(巻き道)→唐松岳頂上小屋→
     唐松岳山頂(往復)→唐松岳頂上小屋→丸山ケルン→(八方尾根)→上ノ樺→下ノ樺→
     八方池・第3ケルン→八方池山荘・第1ケルン 
     (標準歩行所要時間=約7時間30分)

(朝日新聞社の「週刊・日本百名山」から拝借)


(1日目)

やはり、前日、早めに仕事を切り上げて、仮眠し、真夜中に、自宅を出発、
朝8時頃に、五竜とおみスキー場テレキャビン駐車場に到着したようだ。
8時30分頃のテレキャビンに乗り、約10分で、
標高1,515mのテレキャビン山頂駅(アルプス平駅)に到着。
8時45分頃、スタートしたようだ。

最初は、お花畑となっているスキー場のゲレンデを登っていく感じだったと思う。
約30分で、ケルンの有る、地蔵ノ頭(標高1,676m)に着く。

次第にガスがたちこめてきて、展望が無くなってしまった。

小遠見山山頂(標高2,007m)            中遠見山山頂(標高2,037m)

 

展望無く、足元の高山植物に励まされながら、ひたすら登るのみ・・・、
当時は、高山植物の花名も知らず分からずで、
後年になって、花名同定してみたが、ピンボケ写真で、不明も多しだ。

シモツケソウ

オヤマリンドウ?                  ミヤマウツボグサ?

 

ミヤマシシウド?

ミヤマコゴメグサ?                ミヤマノギク?

 

大遠見山山頂(標高2,106.3m)は、南側を巻いて通過、
池塘有り、濃いガス覆われ幻想的?、
ここで、早目の昼食にしたようだ。

コバイケイソウ?                タテヤマリンドウ?

 

気温上昇、湿気が強く、汗だくになり・・・

イブキジャコウソウ?                     ウメバチソウ?

 

オオヒョウタンボク?

チングルマの花柱           ツリガネニンジン?

 

ウサギギク?                     ?

 

イワショウブ?                    カライトソウ?

 

西遠見山山頂(標高2,265m)も、山頂を巻いて通過、
左側からシラタケ沢の沢音が聞こえて来る辺りから、次第に岩場の急登となり
14時頃、白岳山頂(標高2,541m)に到着、
富山県側には、ガスが掛かっておらず、
濃いガスの中、長い遠見尾根をひたすら登ってきた者には、
稜線上の涼風と展望は、なによりのご褒美。
ヤッホー!

14時30分頃、五竜山荘に到着したようだ。
宿泊者少数のため、個室状態。

雨濡れではなかったが、湿気と汗の衣類を乾燥室で乾かす。
夕方、五竜岳や夕焼けを見にぞろぞろ・・、

期待した程の景観にはならなかったが・・・、

夕食は、17時30分からだったようだが、冷え込みが厳しく、
翌日の好天を期待しながら、20時頃には、布団に潜り込んだようだ。

(つづく)