「切羽詰まる」という言葉が有り、ブログでもよく使ってきたような気がするが、改めて、国語辞書を引いて見てみると、「物事が差し迫って、どうにもならなくなること、全く窮すること、最後の土壇場になること、追い詰められて、身動きがとれなくなること」等々の意味の言葉である。「切羽」とは、刀の鍔(つば)の両面についている薄い金具のことで、この部分が詰まると、刀身を鞘(さや)から抜くことが出来なくなることから出来た言葉なのだそうだ。
上記は、図書館から借りている本を返却する日付が記されて紙片だが、
毎度のこと、この返却期限が近づくと、慌てて借りている本を読み出す、根っから、「何事にも切羽詰まらないと重い腰が上がらぬ性分」の爺さんである。
逆に、この返却期限が有るからこそ、これまで、借りた本を読んでこれたのかも知れないと思っている。性分からして、返却期限等無かったら、多分、そのまま放置、いつまで経っても読み終わらないことになると思われるからだ。
図書館の本の返却期限に限らず、各種の提出期限、申し込み締切日、支払い期限、等々も然り、あらかじめカレンダー等に書き込んで置いても、結局は、ギリギリ、セーフを繰り返している始末だ。
自営の仕事を続けていた数年前までは、日々の予定をギッシリ書き込んだ手帳は手放せず、手帳が無いと、その日の行動が出来ない位であったが、完全に仕事を辞めた年に「手帳」と「腕時計」とは、完全に「おさらば」した。それでも、暮らしの中には、重要な、各種の期限、締切日、支払日等々は有り、「何事も切羽詰まらないと重い腰が上がらぬ性分」には、ヒヤヒヤものである。
「先手必勝」・・・、世の中には、何事も、早目、早目に手を打つタイプの方々が多いのではないかと思うが、毎度、「後手」に回っている爺さんである。性分だから、仕方ない?・・・か。