昭和30年代、40年代頃だったろうか。
梅雨が明ける頃になると 地方の都市でも デパートの屋上等がビヤーガーデンとなり、夜遅くまで賑わっていた一時代が有ったような気がしている。。
街の通りから見上げると こうこうとした照明が溢れ、音楽が漏れ聞こえてきて、つい誘われてしまうようだった。
まだ学生だったり、就職後の薄給の頃で、娯楽と言えば、せいぜい 時々 映画館に足を運ぶ位しか出来なかった時代だった。現在のような格安、開放的な、若者向けの居酒屋等も無く、バー等、飲み屋にもとても行けず、夏になると 同僚等とつるんで、ビヤーガーデンで盛り上がるのが 夏の楽しみの一つでも有ったように思う。
ビヤーガーデンでは たいがい 大音響の音楽が流されていて、隣りの人でも大声で話さないと聞こえない程だったが、なかには ハワイアン等の優しい音楽が流れ ムードのあるビヤーガーデンも有ったような気がする。
ほとんど記憶は曖昧になってしまっているが、毎年この時期になると なんとなく 屋上ビヤーガーデンとスチール・ギターの音色が懐かしくなり、古いレコードやCD、YouTube等で ハワイアンを聴いてしまう爺さんなのである。
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