3年前の2018年3月に、当時まだ、介護施設に入所していた高齢の義母に、恐らく最後の面会になるかも知れないとの思いが有って、義姉と三人で、静岡県浜松市まで車で出掛けたことが有った。若い頃は、息子達を連れて、1年に1度、2年に1度は、正月休みや夏休みに、浜松の妻の実家を訪れ、数日間過ごすということも有ったものだが、高齢ドライバーとなってからは、長距離運転の無理も出来なくなり、しばらく振り、「最後の長距離運転」と決め込んで、慎重に、往復途中に2泊を入れ、ゆっくり小旅行を兼ねて、出掛けたものだった。
3日目の帰途、新居から浜名湖畔を回り、三ヶ日瀬戸橋附近の売店で、妻がたまたま見掛けて買ってきた鉢植えの花が有ったが、それは「フリージア」だった。それまでずっと、忘れていたような花だったが、「フリージア」という花名からは、いくつかの記憶が炙り出されてきて、懐かしくなり買ったものだった。帰宅した後に撮った写真が有り、外付けHDから引っ張り出してみた。
フリージア
アヤメ科、フリージア属、球根、
別名 アサギスイセン(浅黄水仙)、コウセツラン(香雪蘭)
原産地 南アフリカ(ケープ地方)
日本には 明治時代後期に導入され、
大正時代に栽培されるようになったが
第二次大戦後に、急速に栽培が盛んになった花。
草丈 20cm~50cm
花色 白色、赤色、黄色、ピンク色、オレンジ色、紫色、褐色等、
開花期 2月~4月頃
花言葉 全体「期待」
白色「あどけなさ」、赤色「純潔」、黄色「無邪気」、紫色「憧れ」
「フリージア」という花名の響きから、炙り出されてくる記憶とは、
昭和46年4月に わずか3日間の新婚旅行で訪れた
「八丈島」、「黄八丈」、「YS11」、「レンタカー」・・・
生まれ初めて乗った飛行機がYS11、プロペラ機だ。
離陸、着陸、極度に緊張したものだった。
機影が写っている唯一の写真、
紙焼き写真をスキャナーで取り込んでみた。
戦後唯一の国産旅客機YS11
(ネットから拝借画像)
八丈島島内を レンタカーで1周。
レンタカーを借りたのも 初めてだった。
案内書を見ながら、名所旧跡に立ち寄ったが、ほとんど記憶曖昧、
「黄八丈」「八丈太鼓」「八丈富士」「流人の島」・・・等が
かすかに思い浮かんでくる。
黄八丈
(ネットから拝借画像)
当時 八丈島では フリージアの栽培が盛んに行われており、全国で7割、フリージアの一大生産地だったようだ。島内のあちらこちらにフリージア栽培風景が見られ、「八丈島」=「フリージア」のイメージが出来上がってしまったものだ。
今更になってネットを参照してみた。
ヒストリー「八丈島フリージアまつり公式WEB」 → こちら