gooブログの「アクセス解析」の「アクセスされたページ」欄を、時々覗くことがあるが、随分前に書き込んだ古い記事で、すっかり忘れてしまっているような記事に、アクセスが有ったりする。「エッ?」と驚くと同時に、「そう言えば・・・・」、記憶が蘇り、なんとなく、嬉し、懐かしくなってしまい、つい、自分もクリックし、改めて読み返してみたりすることもある。6年前に書き込んでいた記事「東京のバスガール」にも、再三アクセスが有ることに気が付き、改めて、YouTubeでも聴いてしまった。そんな古い記事を、コピペ、リメイク(再編集)出来るのも、ブログのメリット。従来の紙ベースの日記、日誌、備忘録、懐古録、雑記録の類では、絶対考えられないことであり、ブログを始める前までは、想像も出来なかったことである。今、出来ることは、やってみる・・、長生きした分、その時代を少しでも享受したいものだ等と、つぶやきながら・・・。
昭和30年代の話である。M男が通っていた、北陸の山村の中学校では、当時、修学旅行の行く先は、「花の東京」と、決まっていた。
M男自身は、祖母と弟の3人で、1度、親戚を頼って上京した経験があったが、他のほとんどのクラスメートは、「生まれて初めての東京」であり、出発までの数ヶ月は、緊張と興奮、準備で、浮き足立っていたような気がする。
1学年1クラスの小さな中学校とて、付き添いの教師等を含めても、総勢40人程度のこじんまりした修学旅行ではあったが、学校としては、大きな行事の一つだったに違いない。
記憶は定かではないが、朝早く、最寄の駅に集合し、家族に見送られ、国鉄北陸本線、信越本線、高崎本線の普通列車で、東京に向かったと思う。
何時間掛かったのだろうか。東京上野駅に着く頃は、夕暮れが迫っており、行き交う電車と街並みを、車窓からボーっと眺めていたものだ。どのように移動したかの記憶は無いが、本郷の木造の旅館に到着したのは、日没後だったような気がする。
一夜明けて、旅館の2階の窓から、雁首並べて、東京の街の様子を、ものめずらしそうに眺めたM男達、早朝の通りから、納豆売り、だか、豆腐売りだかの売り声、ラッパが聞えてきて、朝から 活気が感じられる情景に、これが東京なんだと、感じ入った記憶が有る。
見学先は、当時の修学旅行定番の「上野公園動物園」、「皇居前」、「国会議事堂」、「鎌倉、江ノ島」等々だったが、何枚か残っているセピア色の写真で、うっすら思い出す程度で、どんな見学内容だったか等は、まるで記憶が無い。
ただ、後年になっても、鮮明に覚えているシーンのひとつに、観光バスのバスガール(当時は、そう呼んでいた)が、移動中に歌ってくれた、歌謡曲「東京のバスガール」と、バスガール嬢の印象がある。
身なり、言葉使い、行動、田舎丸出し、世間知らず、初心な M男達に対して、洗練された制服姿で、流れるように話す 綺麗なバスガール嬢に、男の子は、イカレていたのかもしれない。
後年になって、あのバスガール嬢だって、もしかしたら、地方から就職し、懸命に頑張っていたのかも知れない等と思ったこともあったが・・・。井の中の蛙・・のこと、別世界の女性に見えたのだろう。
「東京のバスガール」は、初代コロンビア・ローズの歌った流行歌で、昭和32年10月に、日本コロンビアから発売されたものだということも後年になって知ったことだが、彼女は、発売早々の新曲を練習して歌ったのだろうか。もちろん、カラオケ無しの時代だった。
見学先各所で撮った集合写真の内の1枚に、たまたま(?)、M男が、バスガール嬢と並んで写っている写真が有って、後日、クラスメートから、田舎人独特の野卑な冷やかされ方をされたものだが、それも、懐かしい思い出となっている。
当時の習慣で、餞別をもらった、近所隣りや親戚の家には、子供なりの土産を買って帰り、お返しをしたものだが、そんな、ささやかな土産を、大人達は、大げさに喜んで受け取ってくれ、思い出話を聞いてくれた時代でもあった。
M男の土産は、「ネオンまたたく銀座や勝鬨橋等観光名所の写真絵葉書」、「雷おこし」、「鎌倉大仏像(ミニ)」等 だったような気がする。
隔世の感有りだ。
「東京のバスガール」・初代コロムビア・ローズ (YouTubeから共有)
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一仕事終えた夜は、のんびり、コメントでもしたくなる。いやいや、明日は己素の講座でした。
勝手に忙しくしているだけですが・・・
6月は臨時の仕事で、3ケ月分稼いだ?ので日帰りの旅にでも行きたいのですが。
いったつもりで、皆さんのブログで山も海も畑も芸術も・・楽しみます。
コメントいただき有難うございます。
その高崎在住でした。
当時の集団就職は学生服でした。
上野駅から各々の就職先の社長さんが出迎えたのです。
寂しくってもみんな頑張りました。
かわいくて初々しく頬っぺたがあかい少年少女たちです。
もう年寄りになりましたが夢の欠片がポッケに入っているはずです。
・余命です100から今の歳を引く
ぬまづ文芸での拙句です。
「余命です100から今の歳を引く」、
共通する、心境だと思います。
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老体に青春気分を括り付け
今日も鬱陶しい梅雨空ですが、気分だけでも、青春気分で・・・、
お過ごし下さい。