先日、古いレコード盤を引っ張り出して聴いていて、その中に有った「トゥナイト」から、映画「ウエスト・サイド物語」の中で流れていたいくつかの曲が、懐かしく思い出されてしまった。
「ウエスト・サイド物語」で、「ブログ内検索」してみたところ、5年前にも、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に、書き込んでいたことが分かったが、改めて、コピペ、リメイクすることにした。
映画「ウエスト・サイド物語(West Side Story)」は、ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンズ監督、ナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー、ジョージ・チャキリス、リタ・モレノ等出演で製作され、1961年(昭和36年)に公開されたアメリカミュージカル映画だった。日本でも同年に公開されたようだが、この映画も、多分、数年後に地方のリバイバル映画館で観たような気がしている。当時はまだ、映画に、ミュージカル映画等というジャンルが有ることさえ、念頭に無かった類で、台詞の代わりに歌い出すシーン等には、いささか不自然さや違和感を感じたりさえした気がしている。ただ、いかにもアメリカン、衝撃的なダンス、多彩な音楽性、映画館の大スクリーンで繰り広げられシーンに圧倒され、それまで観ていた映画とはまるで違う映画の世界に魅せられ、感動したものだった。映画の中で、歌われたり、流れていた数多の曲の内のいくつかは、そのシーンと共に脳裏に焼きついているが、随分後年になってから、そのほとんどが吹き替えであり、別人が歌っていたことを知った。「トゥナイト」、「アメリカ」、「マンボ」、「クール」、「マリア」等々、魅力的な曲、わんさかのサウンドトラック・アルバムは、空前の売り上げとなったのだそうだ。その多くは、世界中の数多の歌手や楽団等にもカバされて、大ヒットしていた。今回、懐かしい挿入曲のいくつかを、書き留め置くことにした。
(ネットから拝借画像)
その2 「クール(Cool)」
記憶曖昧だが、ポーランド系アメリカ人少年の非行グループジェット団のリーダー、リフ(ラス・タンブリン)とプエルトリコ系アメリカ人非行グループシャーク団のリーダー、ベルナルド(ジョージ・チャキリス)の死という悲惨な結果を招いた決闘の後、リーダーのリフを殺され興奮し、今にも暴走しかねない少年たちを、新たにリーダーとなったアイス(タッカー・スミス)が、「早死にしたくなければ、頭を冷やせ!」と言ってなだめるシーンの曲だったと思う。
映画を観た当時の日本では、まだ見たこともなかったような激しいダンス(振り付け)に、日本とアメリカの映画やミュージカルの違いを見せつけられたような気がしたものだ。
映画「ウエスト・サイド物語」・「クール」 (YouTubeから共有)
(つづく)