「素敵な活字中毒者」所収。 昭和三十九年
「週刊・朝日」に発表後、「ずばり東京」(昭和四十九年)
に収録。ぼくも読んだはずであるが、全く失念していた内容
でした。
若き日の大兄の文章であると思うが、若書きでもなく、古書世
界がイキイキと赤裸々に描かれて行く。
古本屋が神田界隈にざっと百軒近くあったらしい、と今もあるかも
しれない。
思えば、日本は識字率はほぼ百パーセントだから、皆、本は
読めるわけであり、万人共通の趣味たり得るのだろう。
和本の扱いについて、言及していて、反町氏と云う人がその
和本界のシーザーと云うことだ。なんか、すごく日本的な
しきたりがあったりしそうで、面白いと思った。
(読了日 2024年12・2(月)2:42)
(鶴岡 卓哉)
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