古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

古書商・頑冥堂主人   開高健

2024-12-30 03:11:38 | 開高健

「素敵な活字中毒者」所収。 昭和三十九年

 

「週刊・朝日」に発表後、「ずばり東京」(昭和四十九年)

 

に収録。ぼくも読んだはずであるが、全く失念していた内容

 

でした。

 

若き日の大兄の文章であると思うが、若書きでもなく、古書世

 

界がイキイキと赤裸々に描かれて行く。

 

古本屋が神田界隈にざっと百軒近くあったらしい、と今もあるかも

 

しれない。

 

思えば、日本は識字率はほぼ百パーセントだから、皆、本は

 

読めるわけであり、万人共通の趣味たり得るのだろう。

 

和本の扱いについて、言及していて、反町氏と云う人がその

 

和本界のシーザーと云うことだ。なんか、すごく日本的な

 

しきたりがあったりしそうで、面白いと思った。

 

(読了日 2024年12・2(月)2:42)

               (鶴岡 卓哉)

 

 

 


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