古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

四畳半神話大系   森見登美彦

2025-02-01 07:28:13 | 小説の紹介

角川文庫   2005年

 

一度、森見氏の本を読書体験したくて、横川で

 

新刊本で買ってみた。

 

四畳半と云うのは真四角で、ぼくが小三から高校三年生

 

までが違う部屋だったが、四畳半だった。とても個の部屋

 

としては狭さが気に入っていた。高校からは、ベッドもあ

 

ったが机とでキチキチ、と云う感じ。そこにデスクトップの

 

パソコンとコンポ(ステレオ)があった。春日部のいいことが

 

全くなかった、イヤな思い出ばかりの部屋だが、愛着はあった。

 

今の部屋は十一畳だが、実質的には六畳ほどだ。

 

あぁ、この本は読んだ方も多いだろうし、中身については、

 

各自他で調べてください、と云うことだ。

 

ぼくは森見氏の文章はツボで、こういう文章が読みたかった

 

んだ、と云った感じでした。並行世界を描いたもので、

 

SFになるのかな、と思うが、ぜんぜんSF感はない。

 

長編第二作と云うことで、初々しさがあるのではなかろうか。

 

ただ、問題なのは、コピーペーストしているんで、作家は

 

ラクに行数を稼げるからいいが、読まされる方は飽きるし、

 

もういいか、ってなる。森見ファンは多いが、ぼくは、もう

 

いいかな。表現を一部変えてみる、とか、もっとコピーペースト

 

するにしても、同じ世界はふたつとない、と云うことを表現する

 

意味でも工夫が必要だったんじゃないかな、と思ってしまった。

 

(読了日 2024年12月23日(月)0:35)

                 (鶴岡 卓哉)

              

 

 

 

 


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