古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

散歩とカツ丼   日本エッセイスト・クラブ編

2019-06-11 21:18:05 | 小説の紹介
文春文庫     2009年


この世の中に優れているにもかかわらず、人の目に触れることなく


終わる文章ってどれだけあるのだろう?


また、逆に、オチに「?」しかつかない、不思議ちゃんに遭遇した


かのようなエッセイもある。



回りくどいものもあったり、外国人の言葉遣いの稚拙なものもあった。



でも、どれも楽しく読めた。悪いところは悪いところなりに、咀嚼して


読んであげれば良いのだ。


「散歩とカツ丼」というカツ丼は永井荷風の散歩の途中で食べていた


「カツ丼」のこと。この店、今もあるのだろうか、他の人の文章でも


読んだことがある。いや、TVで見たのだったか。


おカネをたんまり貯金したまま、布団から這い出したまま死んでいたと


いう荷風さん。


10年版ベスト・エッセイ集。51人のプロ・アマの書き手の競演でした。


                         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする