幻冬舎文庫 1996年
古書というのはハマると奥深いらしい。僕の蔵書はザッと
二千冊くらいか。全部現代文学ばかり、古書といえるよう
なものはほとんど、というか、まったくない。
僕の興味が、現代文学に集中しているからだが、古い本は
渋いのであまり興味がわかない、ふるくても、安部公房、
開高健、三島由紀夫あたりまでだ。
荒俣宏さんなんかは一食だけでインスタントラーメンのみの
生活をし、お金を貯め、古書に費やしたというからパねえ。
うちのハハは、子供のころ、貸本屋にある一冊十円の漫画本を
全部読破したという強者だ。
僕の場合、残りの人生で読める本は七千冊くらい、いや、もっと
少ないだろうなあ………………合掌。
(鶴岡 卓哉)
古書というのはハマると奥深いらしい。僕の蔵書はザッと
二千冊くらいか。全部現代文学ばかり、古書といえるよう
なものはほとんど、というか、まったくない。
僕の興味が、現代文学に集中しているからだが、古い本は
渋いのであまり興味がわかない、ふるくても、安部公房、
開高健、三島由紀夫あたりまでだ。
荒俣宏さんなんかは一食だけでインスタントラーメンのみの
生活をし、お金を貯め、古書に費やしたというからパねえ。
うちのハハは、子供のころ、貸本屋にある一冊十円の漫画本を
全部読破したという強者だ。
僕の場合、残りの人生で読める本は七千冊くらい、いや、もっと
少ないだろうなあ………………合掌。
(鶴岡 卓哉)