新潮文庫 1994年
ロジックだけってひとはあんまりおもしろくない。
これに、笑いのセンスだったり、ユーモアが加味され
ると、なんともいえないいいものができる、この本が
そうだ。
ともいえ、牛への道とは、よんでも分からなかったの
だが、ボクが住んでいるのは牛田なので、道案内で
もしてしんぜようか? などとほざいてみよう。
笑い、というのはむずかしい。ボクはいつも、洒落を
いわれても、しばらく考えて、あぁ、そうか、そういう
ことか、と思って、へへへ、と笑ってみたりする。たぶん、
ボクは自分がばかなんじゃあないか、と思う。いや、自
分でばかというとほんとにばかみたいだが。
これは古本カフェに買ったはいいが、売りに出していて、
ふとまた手に取って読んでみると、ううう、おもしろし、と
いって、一日で読んでしまった。なんにでもツッコミをい
れたくなってくるが、その気持ちに引っ込みがつかなく
なってちょっと困っている……合掌。