古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

鬼女の面      倉橋由美子

2022-03-25 17:54:14 | 小説の紹介

cyaputer10

 

家宝ともいうべき鬼女の面。怪しからぬその面は婚約者を食らう。

 

つまり、「私」はその誘惑に抗えず、その面をすやすや眠っている

 

K子につける。すると、つややかなエロティックな踊りを舞うで

 

はないか。その魅力に取りつかれた私は次々に、女をつらまえて

 

は、その妖しい踊りを舞わせるのであった。という話である。

 

イメージとしては、凡一であるが、その描き方はなかなか面白い。

 

これはなかなかに怪奇といえるのではないか。......合掌。

コメント
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