飯島淳秀・訳
1923年に書かれた27歳のときのお作品。
この作品はフィッツジェラルドが12歳のと
きに感じたであろう神への罪を綴ったもの。
そののと、酒に溺れ、神のなんたるかも分か
らなくなってしまう予兆を孕んでいる。
偉大なるギャッツビーの布石にもなる作品
らしく丁寧な描写で12歳の心を清らかに
鮮烈に描き切っている。
告解室で初めてウソを吐いたことが、苦い
想いとなって描き出される。
これは今でいう二世問題も孕んでいると思う
んだが、そこいら辺は当然として、受け流さ
れていたようだ。
(読了日 2024年2・14(水)0:04)
(鶴岡 卓哉)
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