新潮社 昭和54年
6章に分けて、古今東西の文豪たちの美食についての文章を網羅する。
ボクが敬愛して止まない、檀一雄氏、開高健氏の文章も載っている。
確かにぬかりはないようである。
その他にも、池波正太郎氏、森茉莉氏、獅子文六氏、辻静雄氏と美食
と一言で括ってはいるが、幅広い、それに、海外文学までカヴァーし
ている。
G・ガルシア・マルケスの百年の孤独っていうのまでひろっている。
その中で、伝説のマドレーヌの香りで過去が紡ぎ出されるという、マル
セル・プルーストの「失われた時を求めて」から「マドレーヌの思い出」
なんてのまである。これはここだけ読んでも面白い。いや、このサイズ
だからこそ、面白く感じられるんだと思う。
サーヴィス精神満点の一冊でした。
(鶴岡卓哉)
6章に分けて、古今東西の文豪たちの美食についての文章を網羅する。
ボクが敬愛して止まない、檀一雄氏、開高健氏の文章も載っている。
確かにぬかりはないようである。
その他にも、池波正太郎氏、森茉莉氏、獅子文六氏、辻静雄氏と美食
と一言で括ってはいるが、幅広い、それに、海外文学までカヴァーし
ている。
G・ガルシア・マルケスの百年の孤独っていうのまでひろっている。
その中で、伝説のマドレーヌの香りで過去が紡ぎ出されるという、マル
セル・プルーストの「失われた時を求めて」から「マドレーヌの思い出」
なんてのまである。これはここだけ読んでも面白い。いや、このサイズ
だからこそ、面白く感じられるんだと思う。
サーヴィス精神満点の一冊でした。
(鶴岡卓哉)